6月17日、姶良市加治木福祉センターにおいて「くも合戦大会」が開催されました。
「くも合戦」の由来は文禄・慶長の役において薩摩の殿様、島津義弘公も加治木から多くの兵士を連れて参戦し、その陣中で義弘公が兵士を元気づけ、励ますために、こがねぐも(メス)を集めて戦わせたのが、始まりであると伝えられています。
8時から「優良ぐも」の受付、その後「開会式」が始まり、国歌斉唱、優勝旗返還、絵画、書道コンクール表彰、会長あいさつ、来賓祝辞、ルール説明で、開会式が終わりました。
9時10分から「優良ぐもの部」の審査が舞台上で行われ31匹エントリーした中から審査員による厳正な審査の結果、1位~3位までが決まりました。
9時30分から「合戦の部」が開始され、「大人の部」2箇所と「子供の部」1箇所に分かれて、参加者は一人3匹づつ、117人、計351匹を、棒の上で戦わせ、審査員が勝敗を決めました。
3勝したら次のクモと交代して3匹エントリーしたクモの勝ち点の合計で順位が決まりました。
13時30分からは「王将戦の部」が開始され、3勝したクモだけをトーナメント方式で戦わせて優勝が決まりました。
15時10分から「閉会式」が始まり、成績発表と表彰式がありましたが、「大人の部」で出水から参加した人が「優良ぐもの部」と「合戦の部」で優勝し、「王将戦の部」でもベスト4まで勝ち進んだので、3冠が期待されましたが、おしくも3冠は達成できませんでした。
優勝者には賞状、優勝旗、トロフイーと多くの賞品が授与されていました。
受付で配布された抽選券による「お楽しみ抽選会」が最後に行われ、特賞は自転車が2台あり、いずれも子供が当たって「くも合戦大会」の全ての行事が終了しました。
あいにく雨が降っていましたが、県内各地及び和歌山県等からも多くの参加者があり、「くも合戦大会」を盛り上げていました。
福祉センターの1階には「絵画」「書道」作品の展示と共に「くも合戦」の由来、クモに関する資料などが展示され、昼食時間に多くの人が訪れていました。
私は開会式から抽選会まで参加し、関係者の人たちと対話したことで、くも合戦の魅力が理解できるようになったので、来年も参加したいと思っています。
開会式(絵画、作文コンクール表彰など)
優良ぐも部の成績発表
合戦の部の始まり
合戦の部の成績表(一部)
王将戦の部(決勝戦)
王将戦の部(決勝までの成績)
表彰式(王将戦の部の優勝者)
抽選会(特賞に自転車2台)
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「くも」に気合いを入れるのに焼酎を吹きかけていましたが、今でもありますか?
「くも」に気合を入れるために焼酎を吹きかけることは、現在は行われていないようです。
「クモ」の上から砂のようなものをかけて、気合を入れているようです。
(ブログ作成者)
大会前 くも取に山に行き大きくて強そうなくもを見つけ はえ等の餌を与え 更に大きくして大会に備え大会に持って行ってました。60年も前の小学生の頃でした。
まだまだ続いているのですから たいしたものですね~子供達よガンバレ!ガンバレ!ですね。