3月10日に放送された「BS世界のドキュメンタリー「ミヤンマー民主化の内側で~アウンサンスーチーの真実~」・・2019年に製作されたもの・・録画しておいたものを4月2日に再度見ました。
2007年10月、軍出身のテインセインが大統領に就任して政治体制を改革し、2008年5月新憲法が国民投票を経て成立し、2010年11月総選挙実施。
アウンサンスーチー氏は自宅軟禁を解除される・・2011年3月、アウンサンスーチー氏率いるNLDは政党として再登録
2015年11月の総選挙でアウンサンスーチー氏率いるNLDが圧勝・・憲法でアウンサンスーチーは大統領に就任できないので、アウンサンスーチー氏は国家顧問に就任・・54年ぶりに文民出身の大統領が誕生
憲法で議席の1/4は軍に割り当てられ、憲法改正は軍の賛成が無ければできない仕組みになっており、また軍は政府の指示を受けず独自に行動できる体制なので、ロヒンギャン迫害問題も軍の行動を政府が制御できないために起った問題。
アウンサンスーチー氏はロヒンギャン迫害問題で国際社会から非難され窮地に立ち、国連安全保障理事会でも非難される。・・ドキュメンタリーはここで終わっているが、アウンサンスーチー氏は軍が制定した憲法を変え軍の権限を政府がコントロールしなければ本当の民主国家にはなれないと考えていたようである。
2020年11月アウンサンスーチー氏率いるNLDが圧勝・・その後・・2021年2月の国軍クーデターで再び軍が政権を掌握して、アウンサンスーチー氏は拘束されデモ隊を軍が弾圧している様子をテレビで見て今後の成り行きを心配しています。
BS世界のドキュメンタリーの画面を撮ったものを一部紹介します。
2011年、軍出身のテインセインが大統領に就任
2011年3月、アウンサンスーチー氏率いるNLDは政党として再登録・・補欠選挙で議員に選出される
軍事政権時代のトップ・ダンシュエ氏は退任後も黒幕として大きな影響力を行使
選挙の日程を占星術で決めるなど僧侶や占星術師が大きな影響力を持っている
2015年11月の総選挙でアウンサンスーチー氏率いるNLDが圧勝
新人議員たちが議事堂へ
ロヒンギャ迫害問題で国際社会から非難され弁明するアウンサンスーチー氏
国連安全保障理事会で弁明するミヤンマー国連大使