姶良市がんセミナーが9月3日午後から姶良公民館で開催されましたが、セミナーは第一部「胃がん体験者の話」、第二部「肺がんのはなし」の二部構成になっていて患者の立場と医師の立場からがんに対する知識を深めることができました。
第一部「胃がん体験者の話」では講師:上水流 政美さん(NPO法人がんサポートかごしま副理事長)から自身の体験について話がありましたが、54歳で胃がんと診断され、胃を全て摘出して1年後に再発して抗がん剤治療を続けて副作用に苦しみながらも、生きているうちに人生の総決算をしようと決意して取り組んだ話を聞いて感銘を受けました。
特に手術して3年目の誕生日には治療を受けながら同窓生のサポートをもらい富士山の登山に挑戦して見事に成功し、その後定年退職を迎えて現在は「NPO法人がんサポートかごしま」でがん患者のサポートの仕事に取り組んでいる話を聞いて、がんになった場合も前向きに生きることがいかに大切であるかを改めて理解することができました。
第二部「肺がんのはなし」では講師:国立病院機構 南九州病院 呼吸器科部長 是枝快房先生により、肺がん患者を見てきた立場から、肺がんの原因、肺がんの種類、タバコの有害性、喫煙開始年齢と死亡率などをプロジェクターを使って説明がありましたがと特に非喫煙者と喫煙者の肺の写真を見て喫煙者の肺の汚いことに驚きました。
また、喫煙者の近くに居て煙を吸う受動喫煙の健康被害の大きい事を改めて知り、分煙の大切な事を改めて感じました。
第1部 講師:上水流 政美さんにより「胃がん体験者の話」
第2部 講師:是枝快房 先生による「肺がんのはなし」
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