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平成26年度 加治木ゆずり葉学級開講式・・・姶良市加治木総合支所(多目的ホール)

2014-05-22 15:33:46 | 高齢者学級

平成26年度「加治木ゆずり葉学級」の開講式及び講話が5月22日、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。

ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されました。(加治木ゆずり葉学級には35名が参加)

開講式では社会教育課長(代理・課長補佐)あいさつの後に、高齢者学級について今年度計画の概要や、加治木ゆずり葉学級の進め方などの説明がありました。

講話は「人権意識の高揚をめざして」の表題で、講師の藤崎正輝先生から約1時間20分間にわたり、役に立つ話がありましたので、その概要を紹介します。

講師の藤崎先生は元県教育庁人権同和教育課長・西田小学校長を歴任された後に、姶良市の「スターランドAIR」館長として7年間仕事をされた人で、宇宙についても勉強されており、今回の講話の前半ではプロジェクターを使って宇宙の話をしてから、人権問題について話をされたので、講話の一部を紹介します。

○宇宙の話はスペースシャトルの話から始まり、宇宙には1000億個の小宇宙があり、太陽系がある銀河系も小宇宙の一つであり、太陽のように光を出す星が2000億個ある。生命を育む地球のような星は確認されていないが、宇宙全体で数パーセントはあるのではといわれている。

○地球規模で環境問題を考えると、地球の温暖化は化石燃料を人類が沢山使うため、二酸化炭素が発生して温暖化が進んでおり、電力の大半を化石燃料で発電している現状では電力消費を抑制するか、化石燃料以外の発電に切り替えることが地球温暖化防止につながることをもっと認識すべきである。と前置きして、今回のテーマである人権意識の高揚について話をされました。

○人権問題を考えるときに、差別には「実態的差別」(生活環境)と「心理的差別」(頭の中の意識)の二つに分類されるが、頭の中の意識(偏見)を取り除くことが最も大切な問題である。

○社会は ジグソーパズルのように複雑な仕組みになっていて、個人・能力・仕事・その他が絡み合って成り立っているので、仕事への偏見などを取り除くことが大切である。

○差別には、奴隷制度に代表される所有の差別と 同和問題に代表されるのように排除の差別があり、法的には解決されていても、頭の中の差別が無くならないと、根本的な解決にはならない。

○障がい者への偏見の事例をいくつか説明された中で、障害者の「害」文字はよい意味でつかわれないので、「ひらがな」で書くようになってきている。また、「めくら送別会」は、目が不自由なの人への配慮が足らないなど、障がい者を傷つける言葉や態度を改めるようになってきているなど、人権意識について改めて認識する講演の内容でした。

講演会が終わってから班単位に集まって班長を決め、班長の中から学級長が決まり、今後の連絡方法を確認しました。

来年2月19日までの間に8回の講座が計画されているので、できるだけ全ての講座に参加できるように努力したいと思っています。

開講式と講演の様子を写真で紹介します。

会場全景

 開式のことば

社会教育課長(代理・課長補佐)あいさつ

(挨拶に代えてアコーデオンを演奏しながら「365歩のマーチ」を歌って、歌詞の内容を解説)

講話・「人権意識の高揚をめざして」

※写真をクリックすると拡大し、左上の←をクリックすると戻ります。

  

    

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