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島津義弘公没後400年記念講演会「義弘公のお膝元で戦国を語る」(2019)・・・姶良市姶良公民館

2019-03-10 07:20:01 | 日記

3月9日18時~姶良市姶良公民館において三州同盟(日置市・えびの市・湧水町・姶良市)主催の島津義弘公没後400年記念講演会「義弘公のお膝元で戦国を語る」が開催されました。

開会・三州同盟会長(姶良市長)あいさつ・三州同盟会議概要説明及び講師紹介の後に講演会が始まりましたのでその一部を紹介します。

【演題】「SATUMAISM~島津義弘公の生き様に学ぶ~」【講師】詳矛神社 宮司 島津 義秀 氏(加治木島津家第13代)

自己紹介のなかで東京で生まれ大学まで東京に住んでいたが、母が加治木島津家の子孫でありながら、全く島津家のことは話さなかった。薩摩に興味を持ったのは、小説で幕末の中村半次郎を知り、示現流に興味を持つようになって、鹿児島を訪れ、伝統文化に興味を持ち鹿児島に居住して就職し現在に至っている。歴史について正式に勉強したことはないので、そのつもりで聞いてほしいと前置きして講演が始まりました。

〇義弘の時代背景・・1535年 誕生・・1543年 鉄砲伝来(8歳)・・1549年 フランシスコ・ザビエル来鹿(14歳)・・1588年 桶狭間の戦い(23歳)・・1573年 室町幕府崩壊(38歳)・・1575年 長篠の合戦(40歳)・・1582年 本能寺の変 信長没(47歳)・・1582年 キリスト教禁制(52歳)・・秀吉,天下統一(55歳)・・1591年 千利休没(56歳)・・1598年 秀吉没(63歳)・・1600年 関ヶ原合戦(65歳)・・1603年 家康、征夷大将軍となる(68歳)・・1616年家康没(81歳)・・1619年 義弘公没(84歳)・・・①登場した人物の中で最も長生きしたのが義弘公 ②鉄砲が種子島に2丁伝わり1丁は大坂で分解してネジを開発して鉄砲が普及し始め1549年の黒川崎の戦いで初めて鉄砲が実戦に初陣使われたといわれている・・この時期に島津貴久がフランシスコ・ザビエルと謁見

〇戦国島津家の系譜・・日新(忠良)-貴久(15代)-義久(16代)ー義弘(17代)-家久(18代)・・※祖父、日新斎が義弘に対して評した言葉・・「雄武英略をもって他に傑出する」・・・

〇初陣から関ヶ原合戦までの義弘公の戦いの変遷(義弘公の日記より)・・岩剣合戦(初陣)~松坂城分捕りの始め~蒲生北村の纏頭の合戦~飫肥城の護衛~横川の急襲~三山城の攻略~菱刈合戦の攻防~桶平の陣の奇襲~木崎原合戦~都於郡へ進撃~耳川合戦~肥後平定~豊後府内入城~朝鮮遠征(文禄・慶長の役)~関ヶ原合戦

〇エピソード・・義弘公は「智・仁・勇の三徳を備えたる武将也」と称されました・・エピソート1~7まで及び和歌が紹介されました(内容は省略・・添付資料参照)・・・(休憩後に薩摩琵琶の演奏)

〇薩摩琵琶の演奏・・小敦盛(初段)・・島津兵庫(義弘公)作・・時間の関係で一部演奏・・演奏が終わって大きな拍手が送らてました。

〇閉会・・講師へのお礼の言葉と島津義弘公没後400年記念事業の募金への協力のお願い、パネル展示が10日まで行われているとの連絡があり散会しました。

島津家初代は源頼朝の側室の子供として生まれ、正室の迫害から逃れて出産した時に狐の加護があったということで、甲の上には狐の飾りがあること、義弘公の時代はすでに初代から400年経過し、義弘公からさらに400年経過しているので800年の歴史と伝統がSATUMAISMだと感じました。

講演会の様子を写真で紹介し、資料の一部をスキャンして添付します。

開会前の会場全景

開会

三州同盟会長(姶良市長)あいさつ

講師あいさつ・自己紹介

講演中の講師

講演の途中で天吹の披露

休憩時間・・会場の様子

休憩時間・・甲の飾りの狐を撮影

薩摩琵琶の構造を説明する講師

バチについて説明する講師

薩摩琵琶の演奏

閉会

※写真をクリックすると拡大し左上の←をクリックすると戻ります

      

     

   

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2 コメント

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義弘公没後四百年 (nakamura)
2019-03-10 15:56:10
精矛神社の宮司で加治木島津家13代、島津義秀氏のご講演、すばらしかったですね。特に薩摩琵琶や天吹にちなむ話題は演奏とともにとても興味深く、帰宅後は美少年平敦盛と青葉の笛について調べてみました。
それにしても早速ブログ紹介、いつもすごいですね!
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Unknown (藤井)
2019-03-10 16:32:01
私も久し振りに講演を楽しく拝聴し、満たされた気持ちになりました。母親側から、加治木島津家の血統を受け継いでいるということで、暗黙の裡に敬意と信望を禁じえませんが、島津家の伝統を引き継ぐという本人の覚悟の一端を感じることができました。有難うございました。
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