風の画家 中島潔が描く「生命の無常と輝き」展が鹿児島県歴史資料センター「黎明館」で7月20日~8月25日まで開催されていますが、私は8月24日に見てきました。
佐賀県出身の中島潔氏は5年かけて襖絵46枚を描き京都の清水寺に奉納しましたが、今回は襖絵を中心に、多くの作品が展示されていました。
また、ビデオが放映されていて、中島潔氏の生い立ちから画家としての活動の様子などが分るようになっていました。
京都清水寺の貫主のメッセージによると、中島潔氏の襖絵は「真実を見つめ愛する心」「清く澄んだ心」「他人の苦しみを自分の苦しみとして共感する心」「人は皆同じという平等の心」「楽しみを共に楽しめる心」・・・観音様の教えが描かれているので清水寺の襖絵としてふさわしいと書いてありました。
また、「金子みすず」の詩に影響を受けて多くの作品が描かれている中で、「大漁」の鰯の絵と共に、「海の中では何万の鰯の弔いするのだろう」・・・「金子みすず」の詩が印象に残りました。
今回の特別展を見て風の画家「中島潔氏」の人生観を感じることができ、見に行ってよかったと思っています。
特別展の入り口
ポスター