5月20日〔土)13時30分~「新老人の会」鹿児島支部の5月例会及び映画鑑賞会が鹿児島市福祉プラザ(5階大会議室)で開催されました。5月例会では、次回7月22日の例会でノルディックウオーキングの講習が予定されているので、ノルディックウオーキング用のスティックを購入している人は持参すること、新老人の会会長の日野原先生の体調が回復に向かっている等の連絡の後に、会員以外の一般の人も参加して映画鑑賞会に入りました。
代表世話人の開会の挨拶の中で、新老人の会会長「日野原先生」と映画製作者の公益社団法人「難病の子どもとその家族への愛を」代表の「大往力」氏との関係について話があり、映画鑑賞に入りました。
映画の題名・・「ギブン」~いま、ここ、にある、しあわせ~・・しあわせってどこにあるんだろうか?・・これは、想いもよらない「現実」と向き合った、3組の家族の日々の物語り。
3組の家族の物語の前に、公益社団法人「難病の子どもとその家族への愛を」の活動内容と新老人の会会長「日野原先生」との関係について、映像で紹介された後に、物語が始まりました。
●塩川フアミリー・・横紋筋肉腫(悪性の腫瘍)が顔の奥にできた塩川家の長男は、25時間に及ぶ大手術で、眼球と顔の約半分を切除する。けれど、その絶望をスタートに、家族みんなで、明るいほうに動きだす。・・失ったものを嘆くより、現実をありのままに受け入れて、明るく生きる塩川家の日常。その圧倒的な前向きさに勇気をもらう。
●志藤フアミリー・・結婚5年目にして、ようやく授かった我が子。けれど、「ほかの子どもとちょっと違う?」。成長とともに感じはじめた両親は、やがて娘が難病を患っていることを知る。
ムコ多糖症(代謝物質「ムコ多糖」がからだに溜まっていく進行性の病気、幼児期に知的発達の遅れなどの症状が現れ、年齢とともに言語、歩行など様々な機能が退行する)・・今できていることが、やがてできなくなってしまう病気。時と共に歩けなくなり、喋れなくなり、笑顔が消え、その声までも・・成人になれるかわからない、クスリも治療法もない。・・「誕生日は嬉しくないんです。このまま時が止まってくれたら」そう願いながらも、両親は現実から決して目をそむけない。・・志藤家の日々は〈いま〉の大切さ、愛おしさを教えてくれる。
●米田フアミリー・・18トリソミー(第18染色体の過剰により、精神遅滞や重度の心疾患をはじめ、多くの発達異常が見られる。生後1年まで生存する確率は10%未満といわれる)という、先天性疾患をもって生まれてきた米田家の二女。手をかけなければ死んでしまう我が子。「亡くなった二男に手をかけられなかった分、この子に手をかけなさいということ」そう覚悟して、娘のゆっくり流れる時間に向き合う母。その明るさに導かれて、家族全員が心をひとつにする。
やがて・・・。「長く生きられない」と言われた二女は4歳になった。母は引きこもっていた家を出て、病気の娘を外に連れ出す。すると、二女のもとにたくさんの人が集まってきた。・・小さな病気の娘が、家族の世界を広げていく。
※難病は原因が分らず、治療法が見つからない病気のことで、現在確認されている難病の数は4000~5000ともいわれていて、日本では20万人以上の子どもが難病を患っているといわれている。
今回の映画を鑑賞して、難病に対する理解を深めると共に、今回の映画に出てきた3組の家族の生き方を通して、現実を受け入れて、前向きに生きることの大切なことを学ぶことが出来たので、今後の人生に活かしていきたいと思います。
映画鑑賞会が終わったあと、閉会の挨拶で散会しましが、5月例会及び映画鑑賞会の様子を写真で紹介し、もらった資料をスキャンして添付します。
会場全景
事務局長から説明
開会挨拶
映画製作者の公益社団法人「難病の子どもとその家族への愛を」代表「大往力」氏の説明
新老人の会会長「日野原先生」との関係を映像で紹介
公益社団法人「難病の子どもとその家族への愛を」の活動内容の一部
「ギブン」のタイトル
塩川フアミリー・・横紋筋肉腫(悪性の腫瘍)が顔の奥にできた塩川家の長男の手術完了
塩川フアミリー・・母親が子供がいじめにあわないように学校で説明するシーン
志藤フアミリー・・ムコ多糖症と診断される
志藤フアミリー・・成長とともに病気が進行し、歩行困難のためリハビリをしているシーン
米田フアミリー・・18トリソミーと診断される
志藤フアミリー・・ガールスカウトに入り・・小さな病気の娘が、家族の世界を広げていく
映画のエンディング
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