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遼君ANAホスト大会で予選突破!

2009-09-18 23:51:54 | 遼君
石川遼、自分に勝ったホスト大会で初の予選突破


国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」に出場している石川遼は18歳の誕生日と
なる初日を4アンダーの7位タイで終え2日目を迎えた。
石川の脳裏によぎるものそれは昨年自身がホストを務める4試合全てで予選落ちを喫したこと。
その悪夢が繰り返されるのではないかと不安な状態は2日目のホールアウトまで引きずっていた。

「スポンサーの方々には本当にお世話になってばかりで昨年は予選落ちしても気に
しなくて良いとか、いつもどおりの気持ちで試合に挑むよう話していただいたり・・・」
昨年のこの大会から3試合連続で予選落ちした時には単に自分の実力不足と感じていた石川だが
「マイナビABCチャンピオンシップ」で優勝した直後に出場した
「The Championship by Lexus」でも予選落ちした時には
「目には見えない何かがある!」と思ってしまった。

そして今年もホスト大会が始まったが初戦で予選落ちする訳にはいかないと石川は自分自身に
プレッシャーをかけていた。
「初日はイーグルが取れたので良かったですがあれがなかったら予選カットラインが
気になっていたかもしれません」。
石川が心の中で安心したのは2日目の最終18番でパーパットを決めた瞬間だった。
「バーディパットは外しましたがパーで終われたとき心の中で大きなガッツポーズをしました」と
ラウンド後に笑顔で本音を漏らす。

「このコースで6アンダーは十分すぎる出来です。
明日からは、さらに風が強くなるかも知れませんがそれでも耐えるゴルフで優勝争いに加わりたいです」。
昨年予選落ちに終わったときにテレビのインタビューに
「来年は優勝争いが出来るようにここに戻ってきます」と宣言したとおり
2日目を終えて首位とは4打差の6位タイ。
予選落ちの呪縛から逃れられた今、石川の頭にはさらなる上位進出しかない。


ホストプロが6位タイで大会初の決勝ラウンド進出へ




矢野東「石川遼対策本気で考えなきゃ


国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の予選ラウンド2日間石川遼と同じ組で
ラウンドしたのは昨年の賞金ランキング2位の矢野東と同4位の谷原秀人の2人。
初日に6アンダーをマークし首位タイの好発進を見せた矢野は2日目は1ストロークしか
伸ばせず7アンダーの3位タイに後退してしまった。

「今日は集中力が切れちゃいました・・・」。
矢野は前半から得意のパッティングが決まらずイライラモード。
そこに石川のプレーを観戦に訪れた多くのギャラリーの動きが視界に入りイライラに拍車がかかってしまった。
「プレーに入ります!」キャディが声をかけても自分のことではないとばかりに次のホールへと急ぐギャラリー。
見かねた矢野は「どうぞ、気にしないで行っちゃってください」とギャラリーに向かって大きな声を発した。
これにはギャラリーもびっくりしその場で足を止め矢野のバーディパットが終了するまで微動だにしなかった。

「昨日みたいに集中していれば気にならないのに調子が乗らないとすごく気になっちゃうんだよね。
自分の集中力が足りないのはわかっているけどなんとか対策を練らないとね。
別に遼が悪いわけじゃないしアメリカでもタイガーが現れてから同じようにギャラリーが
増えすぎて困った選手がいたらしいですし。
回りの選手が慣れなきゃいけないんだよね。
でも、いままでバーディパットに時に目の前を動かれた経験がないんだよね(苦笑)」。
ラウンド後に矢野は自身の心境を語った。

ゴルフの観戦をする際、ルールやマナーを熟知しなければ来場してはいけない、という決まりはない。
スポーツ観戦は人それぞれに楽しみ方があって良いはず。
しかし、他の競技者の邪魔になることはご法度。
石川組には多くのボランティアが付き「お静かに!」のプレートを掲げ「プレーに入ります」と
ギャラリーを制しているが中にはプレーに見入ってしまい仕事半分の人も見受ける。

我先に、という考えは人数が増えれば増えるほど広がることだろう。
ならば、ゴルフ観戦に慣れたギャラリーも率先してギャラリーの動きを制しても良いのではなかろうか。
プレートを持たずとも「打ちます!」と一言発するだけで注意を促すことが出来るからだ。
筆者もこの日は5回ほど右手を挙げて制してみたが足を止めてくれたのは10人程度だった。
一人ひとりの意識が高まれば選手がプレーに集中できる環境が作れるのではないだろうか。


矢野プロのブログ



また北海道のギャラリーの観戦マナーの悪さを指摘された
遼君だけしか関心ないのかな
矢野プロのプレーなんかは見たいけどな~

しかし遼君のプレーが変ったな~
その変化を考えていたらブログの更新も遅くなってしまった
遼君今日は赤で決めてきた
凄く緊張するといっていたし赤を着てきた遼君の気持ちがわかる

明日は更なる上位を目指してホストプロで優勝して欲しいです



2日目のスコア

2日目の画像








今日の紙面から






遼ノーボギー笑顔18歳誕生日


石川遼が18歳の誕生日にノーボギーの好スタートを切った。
1イーグル2バーディーでツアー4度目のノーボギーで終えて
4アンダーの68で首位と2打差の7位につけた。
前半は3度も大きなピンチに陥ったが冷静な判断と技術で切り抜け後半の
5番パー5でイーグルを奪った。
昨季4大会すべて予選落ちしているホスト大会で成長ぶりを見せつけた。
連覇を狙う矢野東(32)ら3人が、6アンダーで首位に並んだ。

自分の急成長に石川自身が驚いた。
「今日は不思議なくらい、いいパーセーブができた。
こんなラウンドは今年初めてかも」。
18歳で迎えた初ラウンドはパーオン率61・11%(98位)と苦しんだはずが
終わってみれば今季4度目のノーボギーだった。

前半は大きなピンチが3度あった
バンカーにつかまった11番パー3はバックスピンで1メートルに寄せた。
林に入れた14番パー4では第2打で上空10メートル付近の枝の間の
1メートル四方の空間を抜いてパーセーブ。
17番パー5では林からの第2打を木に当てて10ヤード後方に戻されたが
残り260ヤードからの第3打を花道へ運びパーを拾った。

 




我慢の後に大きな見せ場がきた。
右ドッグレッグの520ヤードの5番パー5。
残り216ヤードから、3番アイアンを低く打ち出すと打ち上げの斜面を
這うようなフェードでピン前3メートルへ。
狙い通り今季8度目のイーグル。
18ホールを通じて、技術と判断力で大進歩している姿を見せつけた。

 





精神面でも成長していた。
昨年のホスト大会は重圧につぶされて4試合すべて予選落ちだった。
しかし今大会はアドバンテージを最大限に生かせるようになった。
クラブハウスでの朝食ではサラダ大盛り、目玉焼き、白米の「遼セット」を特別に作ってもらった
周囲の大きな期待にも「僕に有利。気楽に臨める」と言い切った。

初日は決して好調ではなかった
「いまはやるべきことが見えているので不安要素がない」と強気。
「優勝争いできるように」。
昨年と同じ目標を口にしても今の石川の言葉には現実味がこもっていた

 


 

18歳の誕生日に石川遼がみせた成長の跡





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