石川遼に自信、池田は悲壮感 カシオOPが26日開幕
男子ゴルフツアーのカシオ・ワールドオープンが26日、高知県Kochi黒潮CCで開幕する。
今季国内ツアーは残り2試合。ともに史上最年少の賞金王を争う18歳の石川遼と
23歳の池田勇太は開幕前日の25日、プロアマ戦で最終調整を行った。
賞金ランキング2位の池田に約700万円差をつけてトップに立つ石川は
本番を翌日に控えても落ち着いた様子だった。
前週はドライバーの不調が響いて22位。
それでも
「この2週間、苦しいラウンドが続いたが、今週は明るい兆しが
来るんじゃないかという期待感の方がある」と話す表情に自信がうかがえた。
今大会では石川が優勝し、池田が7位以下の場合、最終戦を待たずに賞金王が決まる。
池田が右手と腰に不安を抱え、石川は優位な状況にあるが
「1ホール1ホールが賞金王争いで重要」と
気を引き締め、ラウンド終了後も短い距離のパット練習を繰り返した。
追う池田はラウンド中こそ笑顔も見られたが、満身創痍の状態。
右手は「良くなっている」と言うが、腰の状態は「しゃがんだり何かを拾ったりするのはつらい」という。
「1日でいいから気持ちのいいゴルフをしたいなというのはある」と話す口ぶりには悲壮感すら漂う。
マラソンのQちゃんが石川遼に3度目の対面
国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の開幕を翌日に控えた水曜日、会場となる
Kochi黒潮カントリークラブにシドニーオリンピックのマラソンで金メダルを
獲得した高橋尚子が姿を見せた。
TBS「総力報道!THE NEWS」でスポーツキャスターを務める高橋は、今年4月には
「マスターズ」が行なわれた米国のオーガスタナショナルGCで、石川遼を取材した。
そして6月にも取材を行い、自らの選手活動時と照らし合わせながら石川を見てきた。
今回が3回目の取材となるが、インタビューを終えた高橋は「石川選手の活躍や成績は
もちろん凄いと思いますが、私が感じたのは彼と最初にお話をしたときから8ヶ月間での成長振りですね。
マスターズ以降も初めての経験をたくさんして、考え方も凄く深くなってきているので
凄いと思いました」と目を輝かせて応えてくれた。
石川のゴルフはテレビを通じても観戦している高橋だが、自身ではまだゴルフをしていない。
「お誘いはいただいていますが、まだ挑戦はしていません。まずはグッズから集めようかと
思いまして、マスターズでクリップマーカーなど、いろんな小物を購入しました。
いつかは挑戦したいと思っています」と言う。
高橋のインタビューはTBSの「総力報道!THE NEWS」で
11月27日(金)の18時40分から19時50分の中で放映される予定だ。
そして、今週の試合も中継するTBSでは急遽放送日程を追加することを決定。
27日(金)の14時55分から15時50分まで、予選第2ラウンドを中継することになった。
今田プロと藤田プロが日本代表で戦うオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップの放送が明日あります
この大会は、国・地域別対抗戦で28の国と地域から世界のトッププレーヤーが出場します。
通常のトーナメントとは異なり、ペアで戦うチーム戦で行われます。
最多優勝はアメリカで23回。
ディフェンディング・チャンピオンはスウェーデンです。日本の優勝は2回。
(’57の中村寅吉・小野光一組と’02の丸山茂樹・伊澤利光組)
今年は今田竜二選手と藤田寛之選手のペアが日本代表で出場し、3回目の優勝を狙います。
チャンネル :BS1 ミッションヒルズ ワールドカップ「1日目」
放送日 :2009年11月26日(木)
放送時間 :午後4:10~午後6:00(110分)
いよいよ明日からカシオワールドOPが開幕します
スイング調整中のようですが遼君は優勝を狙っているでしょう
前回はボギー発進が目立ってしまって観てる方も苛立ちを感じて苦しい展開でした
今回は気持ちのいいスタートを切ってくれることを願ってますよ~
カシオの模様は2日目から流してくれます
カシオTV-OA
昨年のカシオOPのつぶやき・成績・ファッション
今日の紙面から
遼プロスポーツ最年少2億円へ「頑張る」
賞金ランク1位の石川遼(18=パナソニック)が24日、プロスポーツ最年少の
賞金2億円突破に意欲を見せた。
26日開幕のカシオワールドオープン(高知・Kochi黒潮CC)へ向け
この日はコースでハーフを回った。
今季の獲得賞金は1億6174万5759円。
あと3825万4241円で2億円になる。
優勝賞金は各4000万円の残り2大会を前に
「今後の人生はどうなるかわからない。
今年しかチャンスがないかもしれないので頑張る」と初めて大台超えに言及した。
一方で現在の生涯獲得賞金は2億6806万3925円で、今季2億円を突破すれば
必然的に生涯獲得賞金も3億円を突破することになる。
もちろん、こちらも最年少記録。
もっとも
「最高のぜいたくは服を買うこと。
でも1万円を超えるとお母さんに怒られると思ってしまう」と
石川の金銭感覚は普通の高校生と変わらない。
23日に約40センチのカンパチを釣り上げたことで疲労感も消えた。
「大物を釣ったから、試合でも大物を。
大物が何かは想像にお任せします」と
早くも全開モードに入ってきた。
現役高校生が2億円を稼げば、日本のプロスポーツ界初めてのことだ。
「僕のぜいたくって、服を買うくらい。
きょうはお母さんに怒られるかな、ってぐらい買って、1万円かな」という
金銭感覚で、金額にはピンときていない様子だった。
「億というのは、宝くじで億万長者が200何人というCMを見ても、
どういう数字か分からないし、かといって事業仕分けで、なんで何百億も削れるのかとも思うし」と
“時事ネタ”も交えて説明。
1年前に比べ、ゴルフ=仕事の意識は強くなったという。
「自分で自分のお金を使っている実感は出てきているし、お父さん(勝美氏)も
『遼の稼いだ賞金は遼のものだから使わない』と言ってくれている。
ゴルフという仕事で稼いでいる自覚が出てきた」。
職業はプロゴルファー。
2億円への意欲を口にし、ファンの関心を引きつけるのもプロ意識だろう。
一方で、賞金王争いの大事な時期に、1Wのスイング改良に乗り出した。
ウッズのような低い弾道による飛距離増を目指し、インパクト後のフォローを長く取るよう
この日から本格的に取り組んだ。
最大の目標「マスターズ優勝」を見据えるから、思い切った挑戦もする。
常に進化を求める姿勢が、快挙を生む原動力だ。
遼、松坂超え
最年少18歳2か月で受賞
2009報知プロスポーツ大賞 石川 遼(男子ゴルフ=パナソニック)
報知新聞社制定「2009報知プロスポーツ大賞」の受賞者が24日決定し
男子プロゴルフの石川遼ら5人が栄冠に輝いた。
18歳2か月の受賞は1999年のプロ野球・松坂大輔(当時西武)の
19歳3か月を1歳1か月更新する最年少記録。
断トツの得票だった。
26日開幕の男子ツアー、カシオワールドオープンに出場する石川は会場の
高知・Kochi黒潮CCで喜びを語り、また初賞金王戴冠へも意欲を見せた。
表彰式は12月8日に都内ホテルで行われる
今年で34回目を迎える報知プロスポーツ大賞。
佳境を迎えた賞金王レースのさなか、初の受賞を伝え聞いた石川は
「びっくりしました。ありがとうございます。これからも精進します」
と、喜びの言葉を並べた。
2月のノーザントラストオープンで米ツアーデビューを果たし、夢のマスターズ出場を果たした2009年。
日本ツアーでは6月のミズノオープンよみうりクラシック(報知新聞社主催)から通算4勝。
快進撃はとどまるところを知らず、24日時点で賞金ランキングトップに立ち
2試合を残して史上最年少賞金王への道をばく進中だ。
数々の「最年少記録」を打ち立ててきた石川だが、この「報知プロスポーツ大賞」でもその記録を更新。
99年冬、プロ入り1年目の松坂大輔が樹立した19歳3か月の記録を新たに
1年以上も塗り替えたことになる。
12月8日に行われる表彰式では、今年7月のエビアンマスターズで悲願の米女子ツアー初優勝を
果たした宮里藍(24)=サントリー=とも対面。
公の場では2度目となるが
「藍さんはすごく話しやすく、明るい方。
以前お会いした時に緊張している僕にいろいろ話しかけてくれた。
またお会いできるのを楽しみにしてます」と心を躍らせた。
この日は今週のカシオワールドオープン会場のKochi黒潮CCで9ホールの練習ラウンドを敢行。
得意のドライバーを中心に打ち込み
「やっていることのレベルがだいぶ高くなってきた」と好感触を得た。
現在までに1億6174万5759円を獲得しランキングトップに立つ石川は
約700万円差で同2位につける池田勇太とともに激しい賞金王レースを繰り広げている。
今大会と次週の最終戦、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)の優勝賞金はいずれも
国内ツアー最高額の4000万円。年間獲得賞金2億円に到達する可能性を秘めている。
2億円という数字には
「(政府の)事業仕分けのニュースを見ていると
もっとすごい額が飛び交っていてよく分からない」と、ピンとこない表情だが
達成すればゴルフ界では尾崎将司、伊澤利光に次ぐ3人目。
日本プロスポーツ界では最年少となり
「今年しかチャンスがないかもしれない」と
歴史的な大台突破にも意欲。
12月の授賞式には数え切れないほどの勲章を抱えて、大きな拍手を浴びる。
過去の年少受賞者 今までの最年少は1999年松坂大輔の19歳3か月。
以下91年貴花田光司の19歳4か月、04年宮里藍の19歳5か月
87年の桑田真澄の19歳8か月、87年井岡弘樹の19歳11か月
94年イチローの21歳2か月と続いている。
欧米でも「RYO」着々と広がる知名度
1991年9月、石川遼の父・勝美さんは、石川家に誕生した長男の命名に頭を悩ませていた。
さまざまな本を読んだが、最終的に「遼」の字を見つけたのは漢和辞典。
「遼遠」という言葉に由来する「空のはるか彼方へ突き進んでいく」という願いを込めて命名した。
周囲からは「遼イチ」や「遼タ」といった名前を薦める意見もあったそうだが、漢字で「石川」の
下に並べたときの“おさまりの良さ”とともに「外国でもすぐに覚えられるように
呼びやすい名前にしよう」という両親の意見を通し“1文字”になった。
ところが、この思惑は今年初旬、思わぬ方向へ。
石川が米ツアーデビューを果たすと、英語圏では「RYO」は発音しづらいことが分かった。
外国人選手や記者から「リオ」「ヨウ」「ロウ」とさまざまな名前で呼ばれ、石川は公式会見で
「Repeat after me! RYO!」と現地記者に発音レッスンまで行った。
それでも今季の飛躍によって、「RYO」の名前は確実に欧米でも広まっている。
18年前に描いた両親の願いは、そう遠くない未来にかなう気がしている。
小田孔明「連覇は難しいけど、あれ(宝くじ)は欲しいな~」
国内男子ツアー「カシオワールドオープン」に、大会連覇を狙って出場する小田孔明。
連覇の意気込みを聞くと「無理です」と一言。
さらに「この大会は1回しか予選通ったことが無いんですよ。
たまたま予選を通ったのが去年で、それが優勝だっただけですから。
あんまり期待しないでくださいね」と少々弱気。
それでも、優勝を意識せずに戦う小田は「最終18番にかけられたイーグル賞だけは狙いたい」と言う。
530ヤードのパー5で、決勝ラウンド2日間でイーグルを達成すると3000枚(90万円相当)の
年末ジャンボ宝くじが進呈される。
達成者が複数の場合は均等割りになるが、昨年は該当者が1人も現れなかった。
小田は個人的にも年末ジャンボ宝くじだけは購入している。
その額は2桁万円にもおよぶことがあるが、未だに1万円以上当選したことがない。
「3000枚あったら1等とは言わないけど高額が入っているでしょう」と看板を見つめ思わずにやける。
小田の飛距離ならば2オンしてのイーグルの可能性もありそうだが
「今は飛距離が出ないんですよね…。
筋肉が落ちちゃったというか、全然飛んでないんですよ」とゴルフの話になるとトーンが下がる。
2オンしなくてもチップインイーグルということも考えられるが
今年は該当者が現れるのだろうか。
ツアープレーヤーたちの話題の的・・年末ジャンボ宝くじ(08.12)
先週のカシオワールドオープンでちょっとした話題になっていたのが
18番パー5にかけられていたイーグル賞のこと。
全国都道府県及び17指定都市提供の「年末ジャンボ宝くじ3000」枚は
片山晋呉も賞金レースそっちのけで興味津々。
グリーン横の看板を目にするたびに、気になって仕方ない。
まず小さく書かれた注釈文。
「該当者が複数の場合均等割」とは、いったいどういうことなのか。
「枚数を割るのか。その場合、番号はどのように分けるのか。
もしくは、3000枚の当たった分を改めて分けるのか?」と、首をひねるのだ。
もし枚数で分けるとしたら、当たった人は他の受賞者にも公表するのか。
また、お金を分け合うのか・・・。
「いろいろ考え出したら止らなくなっちゃって」と、笑った。
そして「僕ならもし当たっても“当たってなかった”というと思う。
で、そう言いながらもつい、顔が笑っちゃうと思う」と、その瞬間に思いを巡らせた。
結局、該当者が複数の場合は枚数で割ることが判明したが、興味は尽きない。
3000枚には、いったいどのくらいの当りがあるのか。
それは、大会2日目にある程度の目安が出来た。
というのも同組で回っていた手嶋多一がツアー初優勝をあげた98年のファンケル沖縄オープンで
やはり宝くじの副賞を受け取っていたことが分ったのだ。
そのときは、なんと5000枚を独り占め。
年末の当選発表は「どきどきしながら待っていた」というが、何しろ枚数が枚数だけに
とても一人では見きれない。
地元の銀行に持っていって、照会に丸1時間もかかったが結局、当たったのは
60万円くらいだったそうで、「5000枚でもそんなものなんだね」という話で
ラウンドは大いに盛り上がったという。
しかも、手嶋いわく「自分で勝った宝くじには税金がかかる」そうで結局
ほとんど手元には残らなかったそうだ。
というわけで、何かと注目の的だったイーグル賞。
誰がゲットしたかといえば……・。
実は、誰ひとり取れないまま終ってしまった。
まさに“夢”と消えた特別賞であった。