髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
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節分と恵方巻

2021年02月02日 | 徒然草
今日は節分です。

話によると、124年ぶりに2月2日の節分だそうです。

暦のズレを修正する為に、本来なら2月4日の「立春」とその前日である「節分」となるのですが、今年は立春が2月3日になり、その前日の2月2日が節分になるのだそうです。

皆さん、豆まきはしましたか?

全国の渡辺さん以外は、みんな豆をまいて、鬼退治しましたか?

まさか、今時にならって、「全集中! 豆の呼吸、二ノ型 豆時雨!」とか叫んじゃったりはしてないですよね?(もちろん、僕もそんなことはしてません)

「渡辺さん以外」?

と思われた方、ご説明いたします。(かなりドヤってますので、ご注意ください)

まぁ、簡単に言うと…

その昔、鬼を退治して、鬼の腕を切り落とした武将が「渡辺綱」という人で、それ以来、鬼は「渡辺」という名前の人に近付かない

といういわれによるものだそうです。

という事は、「鬼滅の刃」に「渡辺さん」が出ていたら、お話が成立しなくなったのかも知れませんね~!(笑)

さて、恵方巻に話題を変えましょう。

ここ最近、節分に恵方巻を食べるという習慣が全国に広がりました。

元々は大阪の花街で始まった風習だそうです。

「商売繁盛」の願いを込めて、「七福神」に因んで7つの具材を巻いた、いわゆる「太巻き」を食べたのが始まりという説があるそうです。

その後、コンビニエンスチェーンが広島県で太巻きを売り出すときに、商品に付けた名前が「恵方巻」

これが、大ヒットして、今の恵方巻ブームに至っているのだそうです。

つまり、「恵方巻」というのは、それほど歴史のある文化ではなく、少なくとも「コンビニエンスストア」が生まれた「昭和」以後の文化であって、「恵方を向いて」とか「話をせずに、一気に食べる」というルールは、もしかしたら「そういうルールがあった方が、御利益がありそうな感じがする」といった、コンビニエンスストア側の戦略だったのかも知れません。

バレンタインデーが近付いているので、ここでもう一つ

バレンタインデーにチョコレートをプレゼントって決まっているのは、おそらく日本だけでしょう。

そもそも、「女の子が男の子に告白する日」ではなく、「1年に一度、好きな人に自分の気持ちを伝えてもよいとされる日」だったと思います。

チョコレートの文化も、「可愛い女の子がバレンタインにチョコを送ったら恋が実った」というドラマ仕立てのCMから、出来上がった企業戦略文化だと思います。

また、その時にCMの主人公は「可愛い女の子」だったので、「女の子が男の子に告白する日」=「バレンタインデー」そして、「バレンタインデー」=「チョコレート」という日本独自の文化になったのだと思います。

「節分の恵方巻」にしても、「バレンタインデーノチョコレート」も乗せられてるって言えばそれまでですが、今やかなりの経済効果を生んでいるという点では、素晴らしい文化と呼べるのかも知れませんね。

(フードロスの事もある事は否めませんが…)

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