国会図書館で週刊誌を読むのが楽しみなんだけど, 単に"国会図書館でマンガ読んでます!"と言ってもなかなか楽しさを理解してもらえないのがもどかしい.
なので, 国会図書館で本(週刊誌)を読む良い点を書いてみたいと思います.
週刊誌なら発売された週でないと後からは基本的に購入できない. 特に週刊漫画などはバックナンバーを入手しようとしても難しい.
その点で, 出版された雑誌を読める国会図書館はとても素晴らしい施設だと思う.
特に個人的に好きな『ブラック・ジャック』や『姫ちゃんのリボン』は, 雑誌掲載時と単行本で内容がちょこちょこと(時にはストーリー自体が)変わっている作品なので今となっては簡単に読むことが出来ないページもある.
そんな訳で好きな漫画がある人は国会図書館で掲載された当初の話を読んでみて欲しいと思ってます.
国会図書館で読んで良かったこと
1. 単行本で変更された元のストーリーを読むことが出来る
単行本では未収録の話があったり, ストーリーが変更されていたりする.
単行本には載っていないので基本的に読むことが出来ないストーリーを読むことが出来る.
ブラック・ジャックの場合は初期の単行本には掲載されてたりするみたい.
2.単行本ではセリフが変更されている
例えば『ブラック・ジャック』では差別用語ということでセリフが変更されていて, 単行本では意味が良く分からないセリフがあったりする.
『姫ちゃんのリボン』では, おまけセリフ的なもの(「読者の皆さん2か月ぶり」みたいな)が無くされてたり.
3.本編では見られないカットがある
広告ページに登場人物が出てたり, 休載前の挿絵など
% ブラック・ジャックが自転車に乗ってる所なんて珍しすぎる
4.他の漫画とコラボしていたことを知ることが出来る
一緒に連載されている漫画の登場人物が出てきてたりするのが分かる.
単行本だけでは出てきた理由が全く分からなかったりするけど, 連載されいる雑誌を通してみると同時に連載されていたことが分かったりして, より面白く読むことが出来る.
5.絵が大きい、カラーページが有ったりする
週刊誌なので単行本と比べて絵が大きい!
単行本には無いカラーページが有る!
『姫ちゃんのリボン』では白黒ページでもグラデーションを使ってることを初めて知った. (それがとても綺麗というか上手な使い方)
6.連載当時を知ることが出来る
『ブラック・ジャック』と同時に連載されている漫画が今のコメンテータが見ると発狂するんじゃないか?というくらい「エロ・グロ・ナンセンス」の塊だったりする.
アイドル紹介ページに今はタレントとして出てる人がいたり, 松田聖子に「まつだしょうこ」と振り仮名が振ってあった(多分間違い)りして見ていて面白い.
7.作者や編集者、読者のコメント、登場人物紹介が読める
漫画の外枠に書かれていたりする一言コメントや感想は単行本には乗らない.
8.タダ!
図書館なので使用料は無料です.
難点
1.日曜日や祝日は休館日なので行けるタイミングが限られること.
2.隣は国会議事堂で周辺に飲食ができるお店がほとんど無い. 個人的には 館内の食堂で食べるお昼ご飯が楽しみではあります,
個人的には好きな本や漫画は何度も繰り返して読む質で, 細かいセリフも覚えてしまっています.
そんなこともあり, 国会図書館で改めて読んでみると間違い探しをしているような感じて楽しみながら読むことが出来ます.
ぜひ国会図書館へ!
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国立国会図書館―National Diet Library
国会図書館へ行く前に読みたい作品が掲載されている号数等を調べておいた方がスムーズです
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メディア芸術データベース