25期石神井バスケの広場

都立石神井高校バスケットボール部25期OBが開設したブログです。近況、思い出などを、お気軽にご投稿ください。

まだ色づかない銀杏の葉・・伏兵現る 2023(令和5)年度東京都男子バスケットボール新人戦第4支部4回戦観戦報告

2023-11-07 17:55:18 | 日記
   紅葉の見頃の話題が多くなっているが、東京は連日の夏日、街路樹の銀杏の葉の緑が秋空に良く映えている。

接戦の前試合を終えて中1日の間隔で4回戦。公式戦の連続、選手も疲労していることだろう。
今日の試合は明らかに消耗戦となる。選手の体力の回復状態が気にかかる。
今日の会場は専修大学付属高校。会場玄関口のフロアーの床は見事に磨きあげられていた。
今日の対戦相手の豊島学院は近年安定した力をつけ、実力を向上してきたチーム。昨年のチームの成績は新人第4支部で準優勝、関東大会予選BEST32、インターハイ予選BEST32。石神井を上回る成績。
今年のチームはオールコートプレス気味の強度あるディフェンスからの速攻、ドライブイン。No.7のスーパースリーポイントシューターが強みのチーム。
ディフェンスの網に掛からず、スーパースリーポイントシューターをいかに押さえ込むか。
分があるリバウンド戦で優位にたち速攻、セットオフェンスで確実にスコアー出来るか。勝敗の分かれ目。
1P
石神井16:17豊島学院
双方3回戦のスタメンと同じ布陣。
お互いマンツーマンディフェンス。
豊島学院エーススリーポイントシュターNo.7を石神井No.6がフェイスディフェンス気味につく。
豊島もピック&ロールでNo.7にシュートチャンスを作るがNo.7シュートをことごとく外す。
石神井ディフェンス功を奏すも豊島学院No.4、5の強引なドライブイン、センターNo.2のポストプレーでスコアー。
石神井リバウンドからの速攻、セットフェンスからカットイン、リバウンドホローアップで得点重ねるもイジーミスから多くのターンオーバーを重ねる。終了間際スローインからサインプレーを決められ逆転1点差。
石神井ディフェンスの戦術がはまり優位にたつもターンオーバーが多くリズムに乗れない。

2P
石神井17:20豊島学院

1Pと違い両チーム展開が大きくなってきた。
石神井No.7、ディフェンスがずれが生まれた時、ノーモーション
スリーポイントシュートを2本決める。さすが。
石神井もキャプテンNo.4の2本のスリーポイント、No.9も1本スリーを決める。
キャプテンNo.4はきついフロントコートからのマークを受けながらボール運びを一手に担い得点迄決めてくる。体力も気力も抜群、大活躍。

豊島学院No.7、石神井No.6の厳しいマークに外郭のシュートを捨てドライブイン、ポストプレーでスコアーするも1Pからのマンマークに疲労感が滲む。ベンチヘ一時下がる。
石神井リバウンドから速攻が決まるもリズムに乗れそうな時に不注意からのターンオーバー。
石神井のメンバーも
集中力が欠ける場面が増える。

3P
石神井11:18豊島学院

石神井冒頭よりツースリーのゾーンディフェンスに切り替え。
選手の疲労度の考慮の判断か、戦術の変更。
ディフェンスの隙をつき豊島学院No.9、スリーポイントシュート、ドライブイン、と立て続けにスコアー。豊島学院ベンチ盛り上がる。痩身のバネある身体で躍動する。大活躍。ラッキーボーイ的存在に。スタメンだったのかベンチメンバーなのか前試合でも全くノーマークの伏兵出現。

豊島学院8点連続得点。

石神井開始2分でマンツーマンに戻す。
その後一進一退の攻防も冒頭の点差は縮まらない。

4P
石神井10:23豊島学院

石神井ツースリーの強度を上げたゾーンディフェンスに。しかし、豊島学院No.9、他豊富なベンチメンバーも繰り出し勢い衰えず。。
石神井に疲労感、外郭のシュートが安定しない。
残り5分オールコートプレス仕掛ける。全員懸命のディフェンス。
石神井ポイントゲッターNo.5インサイドステップイン、ペイントエリアジャンパーで奮闘するも流れ変わらず。石神井敗退。


令和5年(2023)年度東京都高校男子バスケットボール新人戦第4支部
4回戦
観戦者
OB,OG 6人
父母多数

 ●石神井:○豊島学院
   52   76
1P  14   15
2P  17   20
3P  11   18
4P  10   23

ベンチメンバーも含め総合力の差が出た。
4回戦敗退となり新人戦本大会出場は叶わなかった。
石神井は相手チームエースを抑えたが、最後にはディフェンスの足が止まり相手チーム選手層の前に敗北を喫した。課題は克服できたもの、まだまだなものがあるが前進している。

他の4回戦突破の数チームを観戦したがどのチームも体力、個人プレーに頼りがちな稚拙な部分が垣間見えた。石神井も技術的な面でそのような点はあるものの、相手の強味を排除し、前試合の反省を修正しチームで共有する。戦略と戦術を生かした良いバスケットボールをしていた。

次回公式戦は来年4月からの関東大会予選。
年末から来春まで研鑽を積み更に個々の技術、スピード、体力の強化、連携を深めて競技力向上に努めて欲しい。

昨年も新人戦本大会出場が成らなかった実力校が関東大会予選、インターハイ予戦BEST32、BEST16に勝ち上がっている。まだまだこれかから。

高温が続く特異な今年の秋。やがて黄金に輝く銀杏の葉もまだまだ緑いろ。
石神井も成熟の照準を先に定め、次大会では円熟のチームに変貌した姿を見せて欲しい。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
中から外から (EN)
2023-11-07 19:44:48
今回も臨場感あふれるレポート、ありがとうございます。1.2クォーター、善戦しただけに残念です。基礎体力の向上により、克服できる部分もあるのでしょうか。得点の様子を見ると、やはりシュート率が上がらなかったのでしょう。シュートは自分のリズムで打たないと入りません。そのリズムを崩すのがディフェンスの力であり、ディフェンス力を上回るタイミングを、自分のリズムとするよう、日ごろの練習に励むのがよいと思います。私たちの頃はなかった、ステップバックによる外からのシュートを体得することも、大きな力になる気がします。外からのシュートが入らなければ、中だけ守ればよくなり、中を攻めにくくなります。中が攻められなければ、外だけを守ればいいから、外からのシュートが狙いにくくなるでしょう。この相互関係の基本は、バスケットの攻守の永遠のテーマです。外からのシュートは才能ではありません。体軸の安定を保つための体幹の強化と、体幹のブレを防ぐための脚力の強化が、シュート率の向上につながります。上体のシュートフォームは、長年バスケットをやってきた人は、よくもわるくもある程度固まっています。手先、指先の感覚を養うより、土台となるからだのブレを、どんなときにも、どれだけ安定的に保てるかが、シュートのすべてといってもいいでしう。シュート動作のリピート、何本シュート練習をしたかも、もちろん重要ですが、それ以上に、足腰、体軸の鍛錬と、自分のリズムの高度化(強力なディフェンス力を上回るすばやいタイミングで打てるようになねること)が重要だと信じます。トップリーグの選手たちのシュートを見ていても、やはり自分のリズムで打てないとき、体力を消耗して体軸がブレたままシュートするとき、必然的にシュート率は低下します。
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Unknown (HH)
2023-11-07 21:47:55
早速のコメントありがとう。
新人戦4回戦までみる限り優秀なシューターは皆無と言っていいほどの印象を持った。
BEST8迄行かないと存在しないのではないかな。
世代的にコロナの影響が大きいのか。
体幹強化、ボールを打つまでのクイックネス練習方法等を確立できれば頭一つ抜きん出るチームができる。
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