石神井高校バスケ部女子の奮闘が著しい。
コロナ禍の中で部員が激減し、大会出場が危ぶまれる危機的状況を何とか乗り越えてきた。
長いパンデミックの最中、様々な制約や困難を女子バスケット部の為に尽力いただいた前任の顧問や、OB外部コーチを担ったY君には頭が下がる。
2年前の投稿「ユニホームがボロボロ」の中にもあるが、
新顧問からの新ユニホームの為の援助要請があったのはコロナ禍がようやく落ち着いた2022年のOB会忘年会席上であった。コロナ明けの3年ぶり開催で参加者も少なく十分ではないがいくばくかの援助費をOB会長から渡すことができた。
新調のユニホームは、2023年7月末の大泉高校との交流戦、山下杯でお披露目となり優勝に花を添えた。
今年2024年の4月、新一年生が10名以上が入部して現在女子部は1、2年生のみだが、20名を越す大所帯となった。
今年のメンバーは、経緯を経て1.2年のだけとなり、各大会3年生が中心の対戦チームとはハンデはあるが、実践経験を積むことをチャンスと思い、経験と力を蓄積して欲しい。
関東大会予選の結果
■2024(令和6)年度関東大会予選
一回戦 会場:石神井高校
○石神井91:38●山脇学園
二回戦 会場:東京電機大高校
○石神井93:13●都園芸
三回戦 会場:石神井高校
●石神井50:73○東海大高輪台
戦評:どの試合も観戦ならなかったが、
スコアーから推測すると1,2回戦は90点以上の得点を記録している。
得点の優劣で争う競技で多くの得点を獲得できるチームの特徴は良い資質を備えているチームに見える。
ディフェンス力は、大会Best32に入った3年生中心の東海大高輪台に70点台の得点に抑えたことは、ディフェンス力も備えているように見える。
■2024(令和6)年度インターハイ予選の結果
一回戦 会場:石神井高校
○石神井69:54●目白研心
二回戦 会場:石神井高校
○石神井79:36●跡見学園
三回戦 会場:都飛鳥高校
●石神井67:82○都飛鳥
評
インターハイ予選の三試合を観戦した。決してサイズのあるチームではないが、オールコートゾーンプレスをスタートメンバー、ベンチメンバーを交互に繰り出し仕掛ける。一二年生のみのチームの為、その成熟度は、強度はまだまだないがチームの理解度は高いものがある。得点の七割程度がターンオーバーから素早いトランジションの得点。
特定のシューターはいないが、スリーポイントシュートをスターターほとんどが打てる。セットオフェンスはからの攻撃は単純で攻め手を欠きショットクロックオーバーを犯す場面が散見された。チームプレーの向上はこれから取り組む課題である。
インターハイ予選の1回戦を観戦して、ゾーンプレスが機能して勝利したが、まだ体力面、特に上体の力特に腕力が無く、保持したボールに腕を差し込まれ奪取されることが多くあり不安になったが、2回戦、3回戦と勝ち上がるごとに相手をボディコントロールでかわしボールをキープしプレーを停滞させない。チームにリズムとテンポが生まれる。勝ち上がる毎に目を見張る進歩を見せチームの安定感が増していくのがわかった。
勢いを前面に出しどのプレーにも全力で挑む姿勢を全プレーヤーが自然に身に着けている好感が持てるチームだ。
これからは、基礎体力の強化によって、サイズは無いが攻守ともにアジェリティーに富んだスピードがある躍動するチームが生まれそうで楽しみである。
若いメンバーのチーム作りを、部員全員が携われるオールコートゾーンディフェンスの組織化から始めるプロセスは良い方向に進んでいる。
戦略眼に富む新コーチ陣の指導の下、新調したユニホームが各選手にフィットするのは夏に鍛えた結果が実を結ぶ半年後11月の新人戦である。
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