まだ色づかない銀杏の葉・・伏兵現る 2023年度東京高校男子バスケ新人戦第4支部4回戦観戦報告

   紅葉の見頃の話題が多くなっているが、東京は連日の夏日、街路樹の銀杏の葉の緑が秋空に良く映えている。

接戦の前試合を終えて中1日の間隔で4回戦。公式戦の連続、選手も疲労していることだろう。

今日の試合は明らかに消耗戦となる。選手の体力の回復状態が気にかかる。

今日の会場は専修大学付属高校。会場玄関口のフロアーの床は見事に磨きあげられていた。

今日の対戦相手の豊島学院は近年安定した力をつけ、実力を向上してきたチーム。昨年のチームの成績は新人第4支部で準優勝、関東大会予選BEST32、インターハイ予選BEST32。石神井を上回る成績。

今年のチームはオールコートプレス気味の強度あるディフェンスからの速攻、ドライブイン。No.７のスーパースリーポイントシューターが強みのチーム。

ディフェンスの網に掛からず、スーパースリーポイントシューターをいかに押さえ込むか。

分があるリバウンド戦で優位にたち速攻、セットオフェンスで確実にスコアー出来るか。勝敗の分かれ目。

1P

石神井16:17豊島学院

双方3回戦のスタメンと同じ布陣。

お互いマンツーマンディフェンス。

豊島学院エーススリーポイントシュターNo.7を石神井No.6がフェイスディフェンス気味につく。

豊島もピック&ロールでNo.7にシュートチャンスを作るがNo.7シュートをことごとく外す。

石神井ディフェンス功を奏すも豊島学院No.4、5の強引なドライブイン、センターNo.2のポストプレーでスコアー。

石神井リバウンドからの速攻、セットフェンスからカットイン、リバウンドホローアップで得点重ねるもイジーミスから多くのターンオーバーを重ねる。終了間際スローインからサインプレーを決められ逆転1点差。

石神井ディフェンスの戦術がはまり優位にたつもターンオーバーが多くリズムに乗れない。

2P

石神井17:20豊島学院

1Pと違い両チーム展開が大きくなってきた。

石神井No.7、ディフェンスがずれが生まれた時、ノーモーション

スリーポイントシュートを2本決める。さすが。

石神井もキャプテンNo.4の2本のスリーポイント、No.9も1本スリーを決める。

キャプテンNo.4はきついフロントコートからのマークを受けながらボール運びを一手に担い得点迄決めてくる。体力も気力も抜群、大活躍。

豊島学院No.7、石神井No.6の厳しいマークに外郭のシュートを捨てドライブイン、ポストプレーでスコアーするも1Pからのマンマークに疲労感が滲む。ベンチヘ一時下がる。

石神井リバウンドから速攻が決まるもリズムに乗れそうな時に不注意からのターンオーバー。

石神井のメンバーも

集中力が欠ける場面が増える。

3P

石神井11:18豊島学院

石神井冒頭よりツースリーのゾーンディフェンスに切り替え。

選手の疲労度の考慮の判断か、戦術の変更。

ディフェンスの隙をつき豊島学院No.9、スリーポイントシュート、ドライブイン、と立て続けにスコアー。豊島学院ベンチ盛り上がる。痩身のバネある身体で躍動する。大活躍。ラッキーボーイ的存在に。スタメンだったのかベンチメンバーなのか前試合でも全くノーマークの伏兵出現。

豊島学院8点連続得点。

石神井開始2分でマンツーマンに戻す。

その後一進一退の攻防も冒頭の点差は縮まらない。

4P

石神井10:23豊島学院

石神井ツースリーの強度を上げたゾーンディフェンスに。しかし、豊島学院No.9、他豊富なベンチメンバーも繰り出し勢い衰えず。。

石神井に疲労感、外郭のシュートが安定しない。

残り5分オールコートプレス仕掛ける。全員懸命のディフェンス。

石神井ポイントゲッターNo.5インサイドステップイン、ペイントエリアジャンパーで奮闘するも流れ変わらず。石神井敗退。

令和5年(2023)年度東京都高校男子バスケットボール新人戦第4支部

４回戦

観戦者

OB，OG　6人

父母多数

　●石神井:○豊島学院

　　　52　　　76

1P　　14　　　15

2P　　17　　　20

3P　　11　　　18

4P　　10　　　23

ベンチメンバーも含め総合力の差が出た。

4回戦敗退となり新人戦本大会出場は叶わなかった。

石神井は相手チームエースを抑えたが、最後にはディフェンスの足が止まり相手チーム選手層の前に敗北を喫した。

他の4回戦突破の数チームを観戦したがどのチームも体力、個人プレーに頼りがちな稚拙な部分が垣間見えた。石神井も技術的な面でそのような点はあるものの、相手の強味を排除し、前試合の反省を修正しチームで共有する。戦略と戦術を生かした良いバスケットボールをしていた。

次回公式戦は来年4月からの関東大会予選。

年末から来春まで研鑽を積み更に個々の技術、スピード、体力の強化、連携を深めて競技力向上に努めて欲しい。

昨年も新人戦本大会出場が成らなかった実力校が関東大会予選、インターハイ予戦BEST32、BEST16に勝ち上がっている。まだまだこれかから。

高温が続く特異な今年の秋。やがて黄金に輝く銀杏の葉もまだまだ緑いろ。

石神井も成熟の照準を先に定め、次大会では円熟のチームに変貌した姿を見せて欲しい。

暑い秋の祝いの日 2023年度東京高校男子バスケ新人戦第4支部3回戦観戦記

三連休の初日、ニュースは季節外れの高い気温の話題で持ちきり。選手達とってはウオームアップが楽な好環境でアップ不足の懸念が少なく出足が鈍いチームにとっては好材料になるなと思い試合会場の練馬高校へ向かった。

今日は3回戦

対井草高校戦。

対戦相手の井草高校は均整のとれた体格とフィジカルを攻守共に前面に押し出して戦うチーム。

フィジカルと闘争心に負けず冷静に対応しファウルトラブルにならず、井草高校に対してアドバンスのある身長差で制空権を奪いリバウンド戦で勝利し確実にフィールドゴールを決めるような展開になれば楽勝はないが確実に勝利出来ると予想し観戦席に着いた。

井草高校の2回戦を観戦し感想は監督へ伝えた。

1P

石神井14:14井草

石神井スタメン

No.4、5、6、9、10

井草スタメン

No.8、19、24、55、91

井草、前試合には無かったNo.55をスタメンに起用。

短躯であるが脚力、スタミナ抜群のスーパーディフェンダーだNo.55のスタメン起用は予測していた。

両チームマンツーマンディフェンス。

強度は井草の方に利がある。

石神井はNo.5、10の高さのサイズでリバウンドを獲得、速攻出すも井草素早い戻りでミスを誘われる。

両チーム外郭のシュート入らずペイントエリア内の攻防。

井草センターエースのNo.91のポストプレー石神井リバウンドフォローアップシュート。

石神井、ペイントエリアへ侵入され、ファウルが多くなる。無理な体勢からのシュートブロックがことごとくファウルとなる。

2P

石神井34(20):24(10)井草

　　

石神井のリバウンド獲得が安定し始め石神井のペースに傾き始める。キャプテンNo.4、No.6のスリーポイントシュートが決まり点差が開くが終盤、フリーで打つスリーポイントが思い通り決まらず不安げなげな表情。

井草粘りのゴール下タフショットを決めて対抗。

3P

石神井51(17) : 37(13)

井草ペイントエリア内アタック、強度のディフェンスは変わらず。

石神井速攻、カットイン、多彩なプレイでスコアするもチームの攻守の要、No.5が残り5分で4ファウルとなる。

4P

石神井68(17):57(20)

ファウルはするな、ノーファウルの声援。

石神井のポストプレーに対するディフェンスが機能し始める。井草のミスからのターンオーバー石神井の反転速攻、石神井No.4スリーポイントシュート17点差にするも20点差以上までにはなかなか開かない。井草も必死の攻防。

残り6分17点差

石神井No.5ファイブファール退場。

井草のディフェンスの強度が上がる。

フロントコートからのプレスデイフェンスが功を奏す。

残り5分11点差。

残り2分6点差。

石神井センターNo.10インサイドで積極的にシュート、追い上げをかわす。

大歓声のなか試合了。石神井の勝利。

令和5年(2023)年度東京都高校男子バスケットボール新人戦

第4支部3回戦

観戦者

OB，OG　6人

父母多数

現役3年男子部員5名

現役女子部員9名

　○石神井　:　●井草

　　　68　　　　57

1P　　14　　　　14

2P　　20　　　　10

3P　　17　　　　13

4P　　17　　　　20

　

8月の石神井大泉交流戦以来の石神井チーム観戦であったが、チームプレー、リバウンド、ディフェンス。まだまだ課題は多い。特にファウルの取られ方が悪い。真剣勝負を重ね経験を積んで欲しい。その為にも次は重要な一戦になる。

次戦11月5日は支部ベスト32決めの豊島学院戦。

この試合の勝者が年明けの新人戦本大会出場決定になる。石神井は過去12年連続して本大会に出場しているが、今回も出場できる保証はない。

勝ち進んで公式戦の厳しさを体感してほしい。

豊島学院は井草高校に一人優秀なシューターが入ったようなチーム。

フィジカルが強く、マンツーマンプレスディフェンス、高身長のスリーポイントシューター、豊富なベンチメンバー。強敵である。

このシューターを押さえ込み制空権を奪う試合を期待したい。

今日は、石神井高校会場ではないのに関わらず多くのOB、OG、父母、男子バスケ部3年生、女子部員が応援に駆けつけていたことに驚き素直に嬉しい気分になった。パンデミックが終わり、空前のバスケブームの影響もあるのか、石神井の応援席は立ち見席まで満杯であった。

応援団の気持ちに応えるこの勝利を祝いたいと思った。

次試合

11月5日日曜日

会場　　:専大付属高校

時刻　　:AM9:00

対戦相手:豊島学院高校

秋晴れの朝に 2023年度東京高校男子バスケ新人戦第4支部2回戦報告

　素晴らしい秋晴れが続き清々しい気分で最寄りの駅に向かい乗車して暫くしてじっとり汗ばんで来たことに気づいた。

紫陽花の頃から半年、新チームの公式戦がいよいよ始まる。久しぶりの公式戦観戦期待の為少し早歩きになってしまったのか、季節外れの気候のせいなのか。

2023年度東京都男子バスケットボール新人戦第4支部大会

石神井高校は2回戦から登場。

対創価高校戦。

石神井勝利の可能性は高いとのことで、本日は武蔵関駅ではなく上井草駅で下車。

石神井の3回戦の対戦相手、視察の為、井草高校vs国立東大付属中等校の試合を観戦しに井草高校へ向かう。勝者が石神井の次対戦相手。

改札口を出ると190cmを超える体躯を有する姿も見えるジャージ姿の集団に出会った。国立東大付属中等校のメンバーであった。

一団となって静かに歩いて行く。

国立東大付属中等校の対戦結果は井草高校の圧勝であった。実力差はあったものの終始懸命なプレーに徹した好チームであった。

井草高校はメンバーの殆どが均整のとれた体格と高い運動能力を有する粘り強いマンツーマンディフェンスと速攻を武器とするフィジカルの強いチームであった。

石神井との対戦は好勝負になると思われる。

同日行われた石神井高校新チームの公式戦初戦の結果は以下の通り

令和5年(2023)年度東京都高校男子バスケットボール新人戦４支部　2回戦

会場：石神井高校

観戦者

OB，OG　5人

父兄多数

　○石神井95：57●創価

　1P　18　　　　18

　2P　24　　　　3

　3P　36　　　　21

　4P　17　　　　15

　

井草会場のどのチームも新チーム初戦となりチームプレーがぎこちなく、シュートも自分のタイミングで打てず前半はロースコアーの展開が多かった。

公式戦、普段の練習や練習試合と違う何かを感じているのだろう。

石神井もスコアーを見る限り、1Pは調子が出なかったようでちょっと心配になった。

3回戦、4回戦と大会が深まるにつれ実力が発揮され悔いのない大会になることを期待したい。

次試合

11月3日金曜日

会場　　:都立練馬高校

時刻　　:AM9:00

対戦相手:井草高校