関東大会の出場校の記録;
東京男子バスケットボールHPに掲載されている2003-2023年(平成5年ー令和5年)関東大会出場校の記録によると、20年間20大会(2020年はコロナ禍で中止)延べ80チームが代表となりその内訳は私立高校14校66回、都立高校7校14回となっている。
都立駒場7回、城東2回、芦花、高島、小平南、石神井、東大和南が各1回。
都立高校が同一大会に複数出場したのは2008年(平成20)芦花高校、駒場高校の1回のみ。
東京都代表枠が8校と言えどかなりの難関である。
■令和6年4月28日 会場:日大豊山高校
関東大会予選 5回戦(Best16)
石神井高校 対 日大豊山高校
前試合4回戦を終えて中1試合の間隔で5回戦。
公式戦のダブルヘッダー。前試合、スタートメンバーの何人かは休ませながらプレーさせ勝利することができたが、完全に回復する間がないままの本日2試合目となる。
日大豊山は前試合とは中2試合の間隔があり、ホームコート。
日大豊山高校は関東大会出場9回(2003-2023年)。直近の2022年,2023年は連続出場している。チームとして波に乗っている強豪校と言える。
スタートメンバーに2人の190㎝前後の長身選手。№34,№23。二人とも痩身ではあるが運動能力はある。
前試合の明大中野戦、№23は速攻時、ダンクシュートを決めていた。
№23はセンターではなくスリーポイントを得意とするシューターでありエース。
№23を止め、消耗戦を制しられるか。
1P
石神井16:20日大豊山
(16:20)
双方4回戦のスタメンと同じ布陣。
お互いマンツーマンディフェンス。
石神井が開始からプレス気味に強度高いディフェンス。
一進一退の攻防。石神井ディフェンスが効果しターンオーバー速攻。
豊山、エース№23が石神井の強度あるディフェンスにスリーポイントシュートがことごとく外す。その為、本来の攻めの型にならない。インサイドに入って得点をする。インサイドでも能力は高い。
2P
石神井32:40豊山
(16:20)
1Pと同じ展開。豊山№23スリーポイントシュート不調。
7分経過後豊山選手メンバーチェンジ。センターを残しサイズは無いが走力のあるベンチメンバーを投入。石神井にプレスディフェンスを仕掛ける。
石神井、強度あるディフェンスに押し込まれ気味になりターンオーバーから速攻を仕掛けられるも、逆速攻、№4ペネトレート、№5ミドルジャンパー、№10のホローアップで対抗する。豊山、豊富なベンチメンバーを繰り出しA、Bチーム。ターンオーバー制で石神井のスタミナを削りにかかる。
3p
石神井46:62
(14:22)
豊山、最初からBチームでプレスを仕掛ける。石神井たまらずターンオーバーから速攻を仕掛けられる。
石神井、スタミナの消耗からか獲得フリースローも思うように入らず。
ディフェンスリバウンドも奪取され点差広がる。
4p
石神井60:73
(14:11)
出だしから一進一退の攻防。16-18点差で推移。
開始3分石神井ゾーンプレスを仕掛ける。
まだ、スタミナがあるのか。感動モノの渾身のオールコートゾーンプレス。
昨年末の新人戦の頃はソーンプレスを仕掛ける体力も、技術もなかったチームが目を見張る進歩。
豊山のBディフェンス部隊もたまらずターンオーバー、ファウルを繰り返す。石神井速攻を決め残り2分台で8点差まで詰める。
吹き抜けの大体育館、両校の応援団の声が轟く。
気がつけば石神井の観戦席の後ろ立ち見エリアにも大応援団。
新男子部員、現役女子部員が音頭を取り父兄、OB、OG、一丸となり叫びにも似た大声援。
大声援を受け、ソーンプレスの強度が上がる。豊山、焦りからかファウルがかさみチームファウルトラブルにおちいる。
しかし、石神井獲得フリースローをことごとく外す。場内一瞬静寂に包まれる。消耗から足に疲労が来ているのかシュートが安定しない。
その後、終了のブザーが鳴るまで不覚にも試合の経過を覚えていない。
メモにも8分8点差と記してあるのみ。ただ一点、あるシーンが記憶に鮮明に残っている。石神井8点差。プレスからターンオーバー、速攻、ノーマークシュートのチャンスの場面。外れた。この試合の肝という場面でノーマークシュートが決められなかった。
最終盤で流れを変えることができなかった。
Best32で敗退。
少ないメンバーで良く戦った。そのファイティングスピリットを称え、感謝したい。
石神井高校60:73
16:20
16:20
14:22
14:11
日大豊山高校は次週、関東大会9回出場(2003-2023高校バスケHPより)の早稲田実業との対戦を制し3年連続関東大会出場を決めた。
日大豊山90:61早稲田実業
もうすぐに高校総体予選が始まる。3年生にとっては最後の大会。
いつもながら全能力を余すことのないように発揮し、悔いなく戦って欲しい。