とぜんなかblog

2022年11月から透析生活が始まりました。
その透析について、思ったことや感じたことを綴っていきたいと思います。

入院 7

2018-12-29 17:42:06 | 日記
退院

 入院して7日目の今日(木曜日)退院できるとのことだが、最後に、胃カメラを飲んでくださいとのこと。「ついで」だそうである。相部屋のTさんは心筋梗塞で入院されていた。Tさんも、ついでに胃カメラを飲まされたとのこと。Tさん曰く、胃カメラの苦しかったこと、何度も「おえっ!」ときて大変辛かった話をされた。私も覚悟して臨んだ。しかし、カメラ付きの胆石を取るコードに比べたら鼻くそみたいなもんだと思った。へっちゃらだ、楽勝である。裏を返せばそれだけ石を取るための道具が体に応えたかということである。もうこりごりだと思った。実際、最後に診察室で私の胃の中の写真を見ながら詳しく主治医の先生からの説明があった。コードの太さにびっくりした。胃カメラなんてひよっこだ。思わず笑ってしまった。
さて、合併症もなかったので、退院後の日常生活と食生活における注意点を聞いて、めでたく退院が出来たのである。

 医学の進歩は目覚ましいものであると思った。それは、私の義兄も私と同じように胆石で入院した。しかし、30年以上も昔のことである。このころは、腹を縦に切り開き石を取った。義兄のお腹には今でも、その時の傷跡が生々しく残っている。私は苦しい思いをしたもののどこも切っていない。無傷だ。やはり、医学の進歩だと言えるだろうなあ。

入院 6

2018-12-29 09:54:22 | 日記
昼ごはん

 水曜日の朝が来た。昨日、点滴は明日の朝までと聞いていた。やっとあの煩わしいコードと点滴針から解放された。入院から6日目にしてである。嬉しさもひとしおだ。やったー!!という感じだ。もっと嬉しれしかったのは、この日の昼から6日ぶりに食事が出来たことである。久しぶりのこの食事は、お粥と白身魚の煮つけと味噌汁と後1品か2品何かがあった程度の質素な食べ物だったが、高級レストランの料理よりもおいしく感じた。完食した。

 相変わらず違和感はあるものの、痛みは無くなった。明日退院ができるとのこと。久しぶりの我が家が恋しかった。我が家と言ってもアパートの仮住まいだが・・・。


ネットのイメージ画像

入院 5

2018-12-27 21:26:48 | 日記
疑心暗鬼

 手術が終わり部屋に戻った私はぐったりと疲れ果てていた。胃の中から腸にかけて混ぜ繰り返されたような感覚があり、そのままベットにバタンキューである。眠り薬を打たれていたせいか、そのままぐっすりと翌朝まで寝てしまった。ここは10時に消灯、6時に起床である。起床時間になってまだ眠っていたいと思っても、そうは問屋が卸さない。6時になると赤々とライトが付き、看護師さんがやってきて、採血、検温、血圧測定をされ、昨日一日の便とお小水の回数を聞かれるのだ。寝ておられたものじゃない。こうして、火曜日が始まった。点滴は相変わらず続いている。時々、抗生剤とか、胃薬だとか2袋の液体が私の血管の中に流れていく。しかし、手術はうまくいったのかいな思うほど、お腹から背中にかけて違和感が取れない。時々ツーンとした痛みが背中に走る。本当に大丈夫か?疑心暗鬼になってきた。しかし、看護師さんがやってきて、お腹に聴診器にあて、フムフムと笑顔でうなずきながら色々尋ねてくれる。正直に答えるが、「大丈夫です。順調に回復してきています」と言われると急にお腹の違和感がおさまってくるのだ。不思議だ。病は気から、痛みも気からか?

入院 4

2018-12-24 21:00:25 | 日記
手術

 金曜日の夜から点滴だけの生活に入った初日の夜は、環境の変化と、暖房の風の音(昼間は感じなかったが意外とうるさい)になかなか眠れない。看護師さんを呼び出すボタンを深夜2時ごろ押し睡眠導入剤を持って来てもらった。しかし、それでもあまり眠れなかった。土曜日の夜は、体が睡眠を求めたのだろうか導入剤なしで、ある程度眠ることが出来た。手術の日である月曜日の午後2時まで何も食べていない私の胃の中は私の脳みそと同じで、空っぽであったに違いない。

 さて、いよいよ手術の時間だ。車のついたベットで手術室まで運ばれた。まさに、「俎板の鯉」である。イヤ、鯉というほど立派じゃない。シシャモか? ともかく、覚悟を決めた。手術台の上に横向きにさせられた私はパンツをづり下げられ、尻に2本の注射を打たれた。睡眠薬である。口を開けられ喉に麻酔薬を振りかけられ、あっという間にカメラと、石を割って取り出す工具のついたコードを胃の中まで挿入された。そのあとのことはあまり覚えていない。手術時間は最大1時間と聞いていたのに、部屋に戻った時は4時を過ぎていた。後で、先生にこのことを聞いたら、いや、私が眠りにつくのに時間が掛かったので、実際は1時間と少しですよと言われた。なるほど、私は寝つきが悪いからなあ。

入院 3

2018-12-23 11:16:04 | 日記
絶食

 入院して、点滴生活になったということだけならまだしも、完全絶食である。口から入れることが出来るのは、水、ほうじ茶、煎茶のみ。生きていくうえで一番大事で基本だと思っている食事ができない。これは辛い。最初はそうでもなかったが、日が経つにつれ、相部屋の人の食事時間になると、香りが漂ってきて、汁物をすする音が耳と腹に響き渡る。お隣さんとは、カーテン一枚で仕切ってあるだけなのだ。この時ほど、普通に食事ができることのありがたみが身に染みたことはない。太った看護師さんがトンカツに見えたりすることまではなかったが・・・。私の生命維持はこの点滴だけとは・・・・信じられない!