東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

"里上青木線"の建設状況(2017年12月)

2017年12月10日 | 川口市
2018年春に開通が予定されている"里上青木線"の建設状況をお伝えします。

2017年12月5日から人道橋の撤去が行われるのに伴い、新しい橋の内、南側の歩道が通行できるようになりました!

<地図>

クリックすると拡大できます。

地図に書き入れた〇数字(機種依存文字の為文章では(数字)で書きます)の順に東側から紹介していきます。

(1)第二産業道路との交差部

今回の調査のスタート地点となります。
この写真の後方(東側)にも道は伸びていて、鳩ヶ谷駅の方へと続いています。
今回はここから西へ向かい、SKIPシティという施設を目指します。
この写真の中央を左右に横断する道路が通っていたのですが、里上青木線の建設に伴い車の通り抜けが出来なくなりました。

(2)里西通り線(建設中)との交差部

この道路と直行する形で、幅員12mの里西通り線という道路の建設が行われています。
交差点の縁石は出来上がっていました。

(3)橋梁東側

春に開通を予定していますが、まだ橋の車道と北側の歩道は舗装されていませんでした。
写真左側の歩道だけ舗装が行われています。
北側に仮設橋があり、その取り壊しを先に行うためこのような工程の順番になったようです。

(4)橋梁歩道
さっそく解放された橋の歩道を渡ってみました!
まだ暫定の解放なので式典があるわけでもなく、なんとなくバリケードの位置をずらして通れるようにしました、といった感じでした。
(里側取付部)

(橋梁部)銘板はまだ名前が入っていません。

(上青木側取付部)


(5)橋梁西側

橋を渡り終えて上青木側に入ったところです。
去年の時点では右側の緑のネットの土地にはENEOSのガソリンスタンドが、左側角には住宅が建っていました。
更地にはなったものの、各インフラ整備はまだ途中のように見えます。
下水道管工事は平成30年1月31日までとなっていました。電柱はこのままなんでしょうか?
歩道の縁石もまだ構築されていません。春までに間に合う?

(6)5から少し進んだ場所

橋からこの先の青木神戸線との交差部まで、ようやく用地確保が完了しクリアになりました。

(7)青木神戸線との交差部
幅員24mという広さの青木神戸線と交差します。
里上青木線も結構な広さですが、青木神戸線はそれ以上に広い道路になる予定です。
今は雑な感じの交差点ですが、将来的には立派な交差点になっていることでしょう。

(交差点北東側角)

右側の角地では住宅の建替えが行われています。
建替え前は立派な塀を持つお宅でしたが2本の広い道路の交差点にかかっていたため
ごっそり土地を持っていかれてしまいました・・・。ご協力本当にありがとうございました。

(8)未買収箇所(マンション1)

左側の白いマンションの共用部が道路用地に掛かっています。
専有部では無いのでマンションの組合内で話がまとまれば
道路用地の提供はそれほど困難では無いように思われますが・・・

(9)未買収箇所(墓地)

墓地の用地の収用はどこでも難航しますね。

(10)未買収箇所(マンション2)

こちらの左側のマンションも用地に掛かっています。
先ほどと違って建物本体が掛かっていますので建物の除去が必要となってきます。
かなり難易度が高そうです・・・

(11)SKIPシティ

SKIPシティに到着!
NHKアーカイブスや、市立科学館などの施設がありますが、半分以上が空き地のままです。
鳩ヶ谷駅とのシャトルバスが運行されれば空き地も有効活用されるようになるかもしれません。

以上見てきましたが、青木神戸線~第二産業道路間については全て用地の取得が完了していることが確認できました。SKIPシティ~青木神戸線間については、マンションや墓地といった少々難しい箇所が残ってしまいました。しかしこれまでの道のりを思えば、あと1歩のところまで来たと言えるのではないでしょうか。

今後は1月19日まで仮設橋の撤去工事が行われ、2018年3月(末?)に橋全体が開通する予定となっています。
その際は式典も行われ華やかな開通となるでしょうね。今からとても楽しみです!
そして直後にはSKIPシティに隣接する新市立高校の開校もありますから、一気に上青木地区が賑やかになるんじゃないでしょうか。

(新・川口市立高等学校)



前回の記事>"里上青木線橋りょう" 12月5日から南側の歩道を開放!(予定)