上司

少し嫌な話をするね。


前にいた事業所の上司が検査入院したの。

原因不明の水脹れみたいなのができたみたいで。

確かにそれは検査入院しないとダメだよなと思った。

そんで、昨日かそこらに製造部長やら専務やらに検査入院の結果を報せたんだって。






末期ガンだって。

手術できないんだって。

その上司は全部話していいよ。とのことで、この話は一気に広まったんだ。


で、検査入院が終わった次の日から仕事するって。

上長は、無理しなくてもいい。と言ってくれたらしい。

でも、普通に出てきて仕事するって。


上司の体はとりあえずカロリーを摂取しまくらないとダメらしい。

そして、抗がん剤なのか何なのか分からないが、よく分からないクスリの効果で、ちょっとケガすると血が止まらなくなるような体になってるらしい。

だから無理な仕事させないでとのこと。



昔このブログで「個性学」について話したことがある。「城思考、大物思考、人思考」のやつ。


その上司と私は同じ城思考でした。


確かに似てる感じはする。周りもそう言ってたし。



今の時代、二人に一人はガンにかかるらしい。

他人事ではないと思ったと同時に、自分ならどうするだろうと考えた。


多分、この上司と同じだと思う。

今まで通り過ごす。車乗って本読んでネットサーフィンして…仕事する。野球は無理かも…

その理由は、紛らわす為。


上司も同じだと思う。

天涯孤独を貫き通して、仕事して、でかいバイクに乗って、でかい車に乗って、冬はボード、他はバイクで仲間とツーリング。釣りしたり、山いったり川いったり。ホントに自由な人だ。


車好きな私に色んな道を教えてくれた。普段、人が寄り付かない道とかを。

凄く面白い。

これも同じ思考ならではのこと。



紛らわす為でもいい、闘病生活を余儀なくされてる今…だからこそ、自由な人でいてほしい。


私が尊敬する上司だからこそ、ずっと変わらずそのままでいてほしい。