昨年限りで辞められた調達の課長、そのやめた本当の理由は?どうも知り合いの外資系の会社からのヘッドハンティングだったらしい。しかも日本法人のトップからの。ドイツの会社であり、業界では相当良く知られた会社だ。現在はドイツで研修中らしい。しかしあれ?と思った。その方は大阪だ。しかしその日本法人は東京だ。???
と不思議に思ったが、謎が解けた。今は単身で東京のホテル暮らしらしい。週末は毎週帰っているらしい。夜の相当良い物を食べさせてもらっているようだ。そしてどうも近いうちに、東京から大阪に移すらしい。昨年の東日本大震災以降、外資系の会社の一部でこの状況があるようだが、この会社でもこれを検討しているとの事。
これで理解した。ドイツの日本法人への転職。今までの仕事がら、そのドイツの会社も知っていた。日本法人の社長も知っていた。待遇もよさそうだ。つまり完全な実力主義。相当な期待のされ方。英語も堪能。40過ぎてはいるが、自分の将来、特に仕事の進め方や給料を考えるとまだ可能性があると予測したのだろう。
その日本法人の可能性は、華々しく成功する事はないと思うが、それなりのニーズは間違いなくあると考えられるので、そのリスクをとっても、可能性の方にかけたと言う事になるだろう。
外資系の会社の一般的に考えられるリスク。ハイリスクとハイリターン。しかし当社に残っても来年度以降間違いなく不況に突入する業界。会社は当社グループだからそう簡単に倒産する事はないだろうが・・・。
一方その方は当社のプロパーの社員ではなかったようだ。14・5年前に転職されてきたと言う事なので、会社が変わる意味も理解されているだろう。そしてこのまま残っても当社の社長や幹部社員と価値観の共有ができるとも思えない。やはり40才を越えて、家族がありながらの転職。当然の結果だったのだろうと思う。明らかに社長だけの性で転職したのではないようだ。
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