朝日新聞の2012年1月5日(木)の朝刊に出ていたニュースに目が止まった。
シンガポール政府の諮問委員会は4日、国民から「高い」と批判されてきた首相や大統領、閣僚の報酬を大幅に引き下げるように提言したと発表した。リー・シェンロン首相は提言を受け入れる意向を示した。 提言によるとリー氏の年収を2010年の約307万シンガポールドル(約1億8千万円)から220万シンガポールドル(約1億3千万円)に28%削減。トニー・タン大統領も51%削減する。ロイター通信によると、削減後もリー氏の年収は世界の首脳のトップレベル。 |
国のトップの給料として、1億8千万円が高いか安いかと言う事になると、比較が必要だろう。と言う前に、感覚的に言ってもこれは高すぎるとなるだろう。これだけ必要かと言うまでもなくやはり異常に高い。従って削減してもその報酬1億3千万円は、高い。
世界各国の平均年収と言うデータがあるようだが、ここにシンガポールの平均月収が129,700円で試算されていた(2007年、シンガポール、為替レート不明)。手取りでは110,000円だ。これに対し日本は月平均314,600円(2007年、東京)だ。手取りは240,000円だ。つまりシンガポールでは、平均月収で見ても、日本の半分以下だが、そこの長は1億8千万円ももらっていた事になる。日本の総理大臣の推定年収は約5,000万円だ。いかにシンガポールの首相の報酬が高いかがわかる。国民の意識の問題と言うより、これだけの報酬を当然の様にもらっていた事がそもそもすごい国民性だと思うのだが・・・。
今はどこの国も大変厳しい事になっている。特に先進諸国は、国自身が大変だ。おそらく1億以上ももらっている国はないと思うが・・・。もちろんアラブ等のオイルダラーの国や独裁政権は知らないが。
ロシア首相の年収1100万円 大統領選出馬で申告 - 47NEWS(よんななニュース)とあるが、こちらはむしろ本当?マアー公表された年収だけが全てではない気がするが・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます