10月7日の最近読んだ本の続きです。
セカンドライフと職場への復帰を考え、定年退職後のいくらでも時間のある時にできる事(つまり:読書等)はできるだけ、しないと先週の産業医の先生とも話をしていたが、実はもう1ヶ月ぐらい、図書館から継続延長を何回か繰り返している本があり、やはり読んでしまおうとして、結局今週のブログのアップデートが余りできなかった。その本とは東野圭吾氏の「幻夜(げんや)」である。氏の作品はかなり多く読んでおり、できるだけ読まないようにしていたのだが、結局読破してしまいました。前回の 司城志朗の「そして犯人もいなくなった」 に続き、掲載する事にしました。
作者 | 題名 | 出版社 | 初版 | 内容(私的まとめ) | 補足 |
東野圭吾 | 「幻夜げんや」 | 「集英社」 | 2004年1月30日 |
「水原雅也」は、父親の通夜(鉄工所の社長で、不況で経営が行き詰まり、保険で借金を返済しようと自殺)の時に、おじの「俊郎」から父親に4百万ほど貸した話を聞き、返す約束をするが、翌日阪神淡路大震災が発生し、おじが瀕死の状態の中で殺してしまう。
この時から、無骨な警視庁捜査一課の「加藤」刑事がかかわってくるが、彼は感で、美冬が何か怪しいと感じる。一方「雅也」は福田工業(工作機械の町工場)に中途採用されるが、それを推薦したのも「美冬」だった(放電加工機を操れる従業員が、女との遊びで手に怪我をし、仕事ができなくなった。)「美冬」は、「浜中」の宝石加工のアイデアを利用し「雅也」に試作させ、結果これを利用し、老舗「華屋」との業務提携を実現し、一方で有名美容室から引っこ抜いた「青江真一郎」をカリスマ美容師にし、従順に従わせる為に、「青江真一郎」の部下の若い女性を雅也に襲わせ、その罪を「青江真一郎」になりそうな状況からから救い(すべて「美冬」が計画)、且つ最終的には、「華屋」の社長と結婚までたどり着く。 この中で、実の「新海冬実」の元部下であり、新海の家族写真を震災ではアルバムもないだろうと親切心から、返そうとした「曽我孝道」が、殺されることになる。 一方、「雅也」は「美冬」の指示で「華屋」の社長の姉である「倉田頼江」に近づくが、「頼江」は「美冬」に疑問を持っており、何かあったための弱みをつかむために「頼江」に近づかせた。「頼江」が一緒に京都(つまり、「美冬の」小学生、中学生時代住んでいた場所)に行くことの提案で、「雅也」は「見冬」が実の「新海美冬」ではないことを知ると同時に、同じように警視庁の「加藤」刑事もしった事を知る。 「曽我孝道」の奥さんを「華屋」に紹介したのは、「美冬」だが、「頼江」と一緒にその奥さんに会ったことで「雅也」は、自分が、「美冬」からだまされていたと事を知る。最後は、「雅也」が「美冬」を殺そうとするのを「加藤」刑事が阻止し、結果二人とも死んでしまが、「美冬」は生きていく形の話です。 と大体こんな話ですが、前回と違って最後まで細工をせずあらすじ(内容)を全部最後まで書いてしまったのは、この小説(というか東野圭吾氏の小説の中で、「白夜行」もそうですが、(「白夜行」より「雅也」(つまり男性側の実際の動きが描写されている)一回読んでみて下さい。
人によってかなり、意見が分かれる小説かなと最初から思っていましたが、かなり暗い、悲しい(悲しいの意味が違いますが)、小説です。ここ2日ばかりTVで取り上げられている、保険金殺人(身代わり)で計3人の男性を殺した中国人女性の事件を知り、「事実は小説より奇なり」とありますが、氏の小説のように、人間は時に魔物になるのかもしれません。 |
「図書館で借りま |
司城志朗 (つかさき しろう ) |
「そして犯人もいなくなった」 |
「立風 書房」 |
1988年 11月20日 |
死体が東京の区を、またがって歩いた。「人が死んで
これらの犯人の目的は、「他殺競争」と言う競馬と同
最後のスポーツクラブの被害者が本事件の「他殺競 |
図書館の リサイクル本 です。 |
以下随時追加予定 |
※この投稿記事は、前回10月7日に掲載した内容に追加したものです。
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