先日、当家のポストにチラシが入っていた。当市の政治家の方はこの手の活動が多い。チラシもあれば、はがきもあるし、自分たちの活動報告を市民にくまなく提供されている姿勢はなかなか良い。市の何が問題化?色々な角度で知る事ができる。ある意味なかなかフランクな自治体と思う。最も市とは言え、周辺の市と比較して、人口が少ない為、逆に地道な活動がそのまま票となって現れるので、この地味な活動程重要と思う。
さて、チラシだが、「四條畷維新良政会」だ。昨年の4月の統一地方選後半、四條畷市市議会議員の選挙が行われた。実はこの時に四條畷市の田中市長を代表にして候補者5人を擁立して、「四條畷維新の会」が設立された。橋下市長の大阪維新の会とは直接的な関係はない。名前に関して少し紛らわしい所はあるが、この辺もあってか知らず、いつの間にか「四條畷維新良政会」となっている(ようだ)。
ところで、昨年の四條畷市市議会議員の選挙では、多くの市議候補者が、このチラシにある議員定数の削減を公約にあげていた。
しかし、その後何の動きもないまま、今に至る。もっとも市議会でこれを実際に実行するのが、この、「四條畷維新良政会」のチラシにある「改正条例案の提出」であるならば、是非とも決行してもらいたい。それが少なくとも市民の大半が望んだ事だと思う。
「四條畷維新良政会」の削減案では今の定員16人を12人にする案だ。かなりの削減案とはなるが、12人でも多い気はする。しかしこれ以下にすると弊害もありそうなので、これぐらいで大きな削減になる事は間違いない。
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なおチラシにはFAXやホームページからアンケート協力の依頼がされている。この内容だが
- 議員定数は今の16人が適正だ。
- 議員定数は微減の14人が適正だ。
- 議員定数は維新良政会の主張する12人が適正だ。
- 議員定数は現状維持か、更に増やした方が良い。
- 議員定数は12人より更に減らすべきだ。
の5つの中から選択する様になっている。マアーあまり選択肢が多いと迷うのでこれぐらいとは思うが、何となく偏っている気がしないでもない。議員定数に12人にわざわざ維新良政会の主張すると強調する必要もない。そして定数14人も選択肢に入れているが、あまり気にする必要はないと思うのだが・・・。
つまり
- 議員定数は今より多い方が良い。
- 議員定数は今のままで良い。
- 議員定数は今より減らすべきだ。
の3つしかない。しかし今より多い方が良いと今のままで良いには明らかに問題がある。
市 | 人口 | 議員定数 | 一人当たり人口 |
四條畷市 | 57,568人 | 16人 | 3,598人 |
大東市 | 127,445人 | 17人 | 7,496人 |
交野市 | 79,115人 | 15人 | 5,274人 |
それは近隣の市議会を比較すれば明らかだ。そうやはり市議一人あたりの人口が少ない。だから上記の「四條畷維新良政会」の会の主張12人つまり市議一人当たり5,000人と言うのもある意味では納得する所がある。しかしむやみに減らせば良いと言う物でもない。その辺のバランスを取るのが一番難しい。
一番の課題。そう当市は近隣の市と比較して、地場産業が圧倒的に少ない。弱い。むしろないに等しい。それを市民が拒否してきた背景があるのかどうかはわからないが、結果的に産業は無いに等しい。だから尚更、この市議の議員定数を減らす事には明らかに意味がある。「四條畷維新良政会」の会の主張12人である必要はない。そしてそうなっても良い。