年末の衆議院選挙が終わったばかりだが、まあ~まずありえないと思うが面白い選挙ネタ小説の紹介だ。なかなか時代を、皮肉っていて、面白かった。しかも展開がなかなか面白くて、集中すればあっという間に読めるだろう。今の世の中だからこそ、こういう小説があって良いと思う。
ある意味痛快だ。むしろこういう女性政治家が出て欲しい。無茶苦茶と言える女性政治家が。政治家でない政治家を期待したい。
この小説の最後がどうなるか?読み進めながら、考えた。もとアイドル春乃マキ。一世を風靡したアイドル。しかし25歳の今、あらゆるオーディションに落ちて、全く稼ぎナシの状態。これも実社会ではなさそうな気もするが?しかしない。プロダクションの社長の塙に「政治家になれ」と言われて、マネージャーの山崎と自分の地元の埼玉春日部から市議に出馬する。
当選。しかしすぐ、・・・。
市議当選と辞めた事を利用してマスコミを使い、政党を立ち上げる。そして、党員をオーディションで集め、全国で立候補させ、自分の出馬する。さて衆院選の結果は???
ウーン最後の落ちは、やはり更に厳しい落ちが良かったのだろうか?それともこのオチで良かったのだろうか?でも希望が持てるようにこのオチがよかったのだろうと思う。やはり痛快な読み物としては・・・。
![]() | 書籍:アイドル新党 著者:原宏一 発行者:岩渕徹 発行所:株式会社徳間書店 発行日:2011年5月31日 価格:1500円+税 |
ヤンキーだったアイドルが政界に殴りこみ! 精一杯生きる人たちが 団結する奮闘小説 手をつなごう日本! | かって一世を風靡したアイドル・春乃マキの人気が転落した。 事務所社長にだまされたマキは、市議会選挙に立候補させられてしまう。ヤンキー時代の仲間、マネージャーに支えられ、マキは精一杯生きていく人々の代表として生きることを決意。傷つきながらも、諦めずに何ども立ち上がる。そして迎えた投票日。はたして、マキは当選できるのか!? 忘れていた何かを呼び覚ましてくれるパワフルな珠玉作。 |
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