社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

原宏一『アイドル新党』

2013-01-12 21:10:07 | 政治

年末の衆議院選挙が終わったばかりだが、まあ~まずありえないと思うが面白い選挙ネタ小説の紹介だ。なかなか時代を、皮肉っていて、面白かった。しかも展開がなかなか面白くて、集中すればあっという間に読めるだろう。今の世の中だからこそ、こういう小説があって良いと思う。

ある意味痛快だ。むしろこういう女性政治家が出て欲しい。無茶苦茶と言える女性政治家が。政治家でない政治家を期待したい。

この小説の最後がどうなるか?読み進めながら、考えた。もとアイドル春乃マキ。一世を風靡したアイドル。しかし25歳の今、あらゆるオーディションに落ちて、全く稼ぎナシの状態。これも実社会ではなさそうな気もするが?しかしない。プロダクションの社長の塙に「政治家になれ」と言われて、マネージャーの山崎と自分の地元の埼玉春日部から市議に出馬する。

当選。しかしすぐ、・・・。

市議当選と辞めた事を利用してマスコミを使い、政党を立ち上げる。そして、党員をオーディションで集め、全国で立候補させ、自分の出馬する。さて衆院選の結果は???

ウーン最後の落ちは、やはり更に厳しい落ちが良かったのだろうか?それともこのオチで良かったのだろうか?でも希望が持てるようにこのオチがよかったのだろうと思う。やはり痛快な読み物としては・・・。

CCF20130112_00000 書籍:アイドル新党
著者:原宏一
発行者:岩渕徹
発行所:株式会社徳間書店
発行日:2011年5月31日
価格:1500円+税
ヤンキーだったアイドルが政界に殴りこみ!
精一杯生きる人たちが
団結する奮闘小説

手をつなごう日本!
かって一世を風靡したアイドル・春乃マキの人気が転落した。
事務所社長にだまされたマキは、市議会選挙に立候補させられてしまう。ヤンキー時代の仲間、マネージャーに支えられ、マキは精一杯生きていく人々の代表として生きることを決意。傷つきながらも、諦めずに何ども立ち上がる。そして迎えた投票日。はたして、マキは当選できるのか!?
忘れていた何かを呼び覚ましてくれるパワフルな珠玉作。

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