社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

公民館フェスティバル2009年その2(日本語きょうしつ)

2009-05-21 07:07:11 | 日本語教室ボランティア

公民館フェスティバル2009年(日本語きょうしつと奥様のコーラス出演)1の続き、日本語教室編です。昨年に職場復帰してから、日本語きょうしつのボランティアでは講師として参加することが出来ない為、イベント主体の参加となっている。

学生軍団の一大勢力(つまり学習者の人数が一番多い)はインドネシアからの研修生グループであるが、かなりの方が来年帰国する為、皆日本語検定の3級や2級を目指している。フィリピンや中国の学習者の方も多いが、だいぶ来る目的が異なっているように思うが、それだけ学習者が多国籍化、多様化している事になる。

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左:本イベントで「外国人の主張」を発表する学習者。

右:そのお友達を含む学習者達。

問題は、日本語検定の2級クラスになると、教える方も生半可な日本語力では、通用しない。欧米人が全て、英語を教えられるかと言うと別問題であるし、それを乱用した民間の英語学校も過去多く存在した。

これらを解決する為に、日本語講師要請講座を公民館及び市の助成で行なおうと何回もトライしているが、予算や、講師の都合、意識や目的の違いにより、なかなかうまく行っていない。つまり日本語検定2級を目指す学習者に付いて教えられる講師の数が限られると言う事になる。

公民館フェスティバル2009年(日本語きょうしつと奥様のコーラス出演)1でも、色々課題があると掲載した事の一つが、これであり、講師の意欲とボランティアのはき違いが起きているように思うし、かと言って、講師を増やそうとすると、また履き違えた候補の方が来ることになる。私は英語が喋れますので・・・等聴くと、またかと言う話になってしまう。別に英語ができようが、関係なく、日本語の教えるレベルが高ければよいのだが・・・と毎回、奥様と悩む事になる。

さて、日本語きょうしつの学習者の一つの成果、目的の一つとして、始めた、このイベントは今年で3回目となるが、今年はやるかどうかは決まっていなかったが、公民館の主宰として2回も開催して好評だったので(誰に対して?もちろん学習者に取ってだが・・・)、今年もやるべしと勝手になったらしい。しかも公民館の2台イベント(もう一つは日本一の中学生のクロマチックハーモニカの演奏:昨年もそうであったが。)として・・・。

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と言う事で、当初は参加することにはなっていなかった、インドネシアの学習者の一人が私も来年帰国するので、是非とも参加したいと言う事で、参加する事になった。3年前つまり私が休職中に講師のボランティアをしていた時に、日本に初めて来たばかりの彼を、数日で原稿を書かせて参加させた学習者である。

この間に彼は日本語検定の3級に合格し、今年2級を狙うとの事。驚くべき進歩である。最も、最初は私が、殆ど日本語が喋れない彼に、何回も何回も繰り返し、直接教授法で日本語を教え、その後突き放し、と言うかあるレベルになると、別の人でも教えられるだろうと思ったからであるが、その半年後に驚くほど日本語が喋れるようになっていたのには驚いた。かれの先輩に当たる学習者が今年4月に帰国したが、その学習者とは、最初説明が難しい日本語があると、つい英語を間に介し、且つ最後は漢字も書けるようになり、日本語検定の2級を取得して帰国した。

今回の二人目のそのかれは、同じインドネシア人でも英語を話せなかったが、その分かなり日本語で努力したのだと思う。できれば、先輩と同じ様に日本語検定の2級を取得して欲しいが、チャンスはおそらく2回しかない。最初はかなりシャイと思っていたが、いやはやそうではなく、その後の日本語きょうしつのイベントでインドネシアバンドとして歌を披露してくれる重要な学習者になっていた。来年が非常にさびしくなるような気がする。

 

 


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