昨日は仕事納めの日だった。先日、親会社の工場を訪れた時に生産を管理している方とお会いした。私達がお願いしている製品を間に合わせる為に、最後の日も残業で対応するとの事だった。それは大変ですね?と言う代わりに、何としても、年内にできるだけ生産完了をお願いしますと、無理難題をお願いして来た。
自分達の思い込みで不可能と思わず、だめもとでお願いしようと言う事で、私の頭をずっと悩ませていた仕事の続きがまだ続いていた。私たちはおそらく、その時間は仕事納めの納会で一杯飲んでいるかもしれないが、これも工場が受けたからには、実行して貰うしかない。
仕事納めの日に、残業させてまで対応する事を私は依頼したつもりはない。それを上手く処理するのが、工場の方の手腕だろう。私は大先輩が親会社の工場に依頼した事を徹底して、対応して貰うしかない。そうこの仕事を依頼したのは9月なのだから・・・。
この大不況の中で、仕事納めの日まで残業とは尋常ではないが、逆を言えば大変幸いな事だと思う。作る物がないと言う時代でもある為、仕事がある事は素晴らしい事だと思う。仕事納めの前日にやはり、当日の夕方にならないと、どれだけ完成するか分からないとの連絡があった。
そして当日の午後4:30頃にメールが入った。数台が未完成で、年明けの1月5日に持ちこしとの事。つまり、流石に仕事納めの日に残業をさせてまでは、できないが、これで勘弁して欲しいとの要求と理解した。大先輩に電話して貰って、事情を確認して、年明け早々の対応で了解した。無理をお願いはしたが、かなりの台数が年明けとの事前連絡から数台の範囲で治まったので、ホット胸をなでおろした。あとは年明けの勝負となりそうだ。
昨年も激動の一年だったが、今年はそれを上回る最後の最後の日まで大騒ぎの無理難題をこなす年となった。最も東京単身赴任時代には仕事納めの日に台湾のお客さんからの受注が決定するかどうかの商談が毎年行われていた。そしてその結果を私は聞いて、「助かりました。ありがとうございます。御苦労さまです。工場には何とか対応させます。気を付けて日本に帰ってきてください」と言いながらホッとして電話を切り、すぐそばで皆で納会を始めていた。当時の上司は商談でどっと疲れて、まだ台湾にいたが・・・。
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