私がお世話をお手伝いしている保護部屋には
たくさんの猫たちがいます。
人にも猫にもフレンドリーな子。
人は好きだけど、猫嫌いな子。
人慣れ発展途上の子。
人に慣れてるけれどベタベタではなく
いわゆるクールな猫らしい子、、、等々。
十猫十色。
それぞれがそれぞれに個性的。
私が掃除を始めるといつも邪魔をする、、、
いや、親愛の頭突きで私の掃除を妨げる
(結局、邪魔なのね)子が一人。
とっても個性的なお顔のサビちゃん。
オネーサン、イラッシャイ
ほうきで床を掃き始めると、
ゴン、ゴ~ン
ちりとりの行く先行く先、
親愛の頭突きをしてくれるので、
ゴン、ゴ~ン
ゴミが入らないだけでなく、
的を外したゴミが
サビちゃんにかかってしまうんです
なので、一度頭突きをすべてかわしてみたら、
腹立ったらしく、よける手を噛まれました(笑)
(あ、もちろん本気噛みではありません)
ご挨拶してくれるのは大変嬉しいのですが、
掃除が思うように進まない
↓
帰るのが遅くなる
↓
イライラッ
↓
「あ~もう!!邪魔」
その結果、、、
あっちへポーン
そっちへポーン
最終的には床掃除終わるまで
空いてるゲージに身柄拘束だったり
10年ちょっと昔でしょうか、、、
能勢にあるハッピーハウスに
お掃除ボランティアに何度か行ったことがあります。
遠すぎて続きませんでしたが、、、
スタッフさんと一緒に掃除して行くのですが、
初めて行った時、猫部屋の床掃除で、
懐こい子がスタッフさんの背中にじゃれて
何度も飛び乗ってたんです。
「あ~もうっ」って
スタッフさんが、あっちへポ~ンした時には
「なんてひどい扱いをするの?!猫が好きなんじゃないの?!」
と、当時は心底驚いたのですが、
今は、あの時のスタッフさんの気持ちがよくわかります
人は好きだけど猫はイマイチ苦手なこのサビちゃん。
ゴンゴンしてくるくせに、
こっちからうひゃひゃひゃ~
と ナデナデしすぎると怒られたり
なかなか猫らしいというか、気位が高いというか、、、
人間に迎合しないところに敬意を表して
私は彼女をオジョーサンと呼んでいました。
おすましオジョー。
どう頑張ってもこの顔なんだし、
せめて呼び方だけでも、と(笑)
オジョーサンらしい気品ある横顔
他にかわいいお顔の子はたくさんいるのに、
なんと先日オジョーサンが嫁入りしたんです
他のかわいいお顔の子
一見にだまされず、オジョーサンの品位を感じていただけたのか。
出会いってわからないものですね~。
以前、風水鑑定をしている石屋さんで働いていたとき社長が
「結婚に美人もブスも関係ない。家(間取り)や!」
といっていたのを思い出します。
あご下のチョロっと長い幸運のあご毛がチャームポイント
間取りも重要なんだろうけど、
猫も人間もやっぱり中身が大事
性格良しは最大の武器だね~、オジョーサン
その個性をどう受け止めるかは人それぞれ
器量だけがすべてじゃない
よかったね、オジョーサン