SHIKIBUさんのブログ 別館

iPhoneアプリ開発者のSHIKIBUさんが、歴史・文化・オカルトその他の雑学をいろいろ呟きます

「共謀罪」可決は数の暴力なのか?

2017-07-02 17:56:03 | 気になるニュースに二言三言

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(担当S)

※当ブログは政治色ゼロを標榜しています。よって、この手の話題を取り上げる場合でも、特定の政党・政治家の批判、あるいは特定の政党・政治家の応援などは一切おこないません。
それを予めご了承下さい。

 今回は短いです(言いたい事は殆ど全てこちらの記事で言い尽くしていますから)。
 「共謀罪(※正式名称「テロ等準備罪」)」可決を「数の暴力だ!」なんて事を言ってる新聞があるようですが、流石にこれはマズイんじゃないでしょうか?
 こんな事を言い出すと「新聞は議会制民主主義そのものを否定する気か?」と、読者や大衆から思われかねませんよ(※この報道に対して、ネット民はかなり否定的な反応を示していましたね…汗)。
 これを私が生まれた東京の言葉で表現すれば「それをいっちゃぁ、おしめぇよ!」だし、私が育った大阪(及び関西)の言葉で表現すれば「自分(※「あなた」と言う意味)、そんなん言う!?それは言うたらアカンことやでぇ!」になりますね(汗)。
 別に私は「共謀罪(※正式名称「テロ等準備罪」)」がよく出来た法律だとは思ってないし、色々な問題点もあると思うのですが、こう言う切り口で新聞が法案成立を批判するのはどうかと…批判するにしても、もっと別の切り口やもっと別のやり方があると思うんですけどね…
 それと個人的にすっごく気になるのが、「共謀罪」は正式名称「テロ等準備罪」なのに新聞各社(※一部の新聞は除く)は絶対にこの正式名称を使おうとせず、何かある毎に「共謀罪!共謀罪!」って正式名称以外の呼び方を使っているところ。
 「テロ等準備罪」って名称が長すぎるのかもしれませんが、「共謀罪」よりたった3文字長いだけですよ(笑)。
 新聞(※全国紙限定。スポーツ新聞とかは除く)は、言葉遣いとかも大衆のお手本になる事が期待されてますから、日本語は正しく使いましょうね。
 
 

 
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新聞各紙の政権批判に物申す!

2017-07-02 17:54:05 | 気になるニュースに二言三言

4429

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(担当S)

 

 何やら大袈裟な記事タイトルが踊ってますが、そんなに過激な事を書くつもりはありません(汗)。
 再三申し上げてますけど、当ブログは政治色ゼロがモットーです。
 ですから特定の政党や政治家を応援したりはしませんし、その逆に特定の政党や政治家を蔑むような事も当然しません。
 …なんですが、新聞各紙の政権批判を見ていると「小学生が記事を書いてるんとちゃうか?(呆)」と言ってしまいたくなるほど、稚拙で思わず頭痛がするような事が平然と書かれているので、今回ちょっといちゃもんを付けてやろうと(笑)こうして筆をとった次第です。
 今回は箇条書形式で、私が「流石にこれアカンやろぉ…(汗)」と思っている新聞各紙の批判(あるいは要望)内容を色々と書いていきますので、是非ご覧ください(「見たくないわぁ!」なんて言わないでね…)。

(1) 総理大臣の態度が傲慢だ!
 昔からこの手の批判を新聞各紙はやってますが、ぶっちゃけ人格攻撃ですよね、これって?
 社会人なら誰でも建前上は人格攻撃はやってはいけない事だと知ってるはずですし、社会に出るまでにそう習いますよね。
 まぁ、実際には平気で人格攻撃をするような輩が今の日本には溢れてますが、そう言う下劣な事を大衆のお手本になるべき存在の新聞社が率先してやってしまうのはどうなんですかね?
 こんなのはハッキリ言って政権批判でもなんでもないし、政権批判をしたいのなら別のネタで攻めた方がいいと思います。

(2)●●ノミクスは完全に失敗だ!首相は素直にそれを認めろ!
 当ブログの性質上、●●と言う伏字をかぶせましたが、これが何の事かはわかりますよね?(笑)。
 もちろん私も●●ノミクスが「歴史始まって以来の大成果を上げている!」なんて風には思っていませんが、株価が順調に値を上げていたりするので「完全に失敗だ!」と断言してしまうのはかなりの無理があると思います。
 経済の事をあまり知らない一般大衆が「●●ノミクスは完全に失敗だ!」的な事を言い出すのなら分からなくもないんですが、それなりの大学を卒業していて経済学の素養があるはず新聞記者さんなら、株価が物価の先行指標であると言われている事くらいは知っているはずなのに、そう言う事を無視して「失敗だ!」と断じてしまのうは、どうしてなのかなと思います。
 経済学では景気が良くなると物価が上がるとする見方があり(※例えば1986年〜1991年のバブル景気では物価が高騰しました)株価が物価を押し上げたら、それは景気が浮揚しているとからだと言えなくもないのですが、そう言う物価や株価、それに景気の関係を知ってるはずの新聞記者さん(※もちろんいい大学を卒業)が、常軌を逸していると感じてしまうほどに●●ノミクスに対して攻撃的なのも理解できません。
 求人倍率なども一時にくらべればかなり上向いていますから、そう言う事実をとってみても何の成果も上がっていないとは言いづらいと思うのですが、それなのに「失敗だ!失敗だ!」とやたらと吹聴して回るのはいかがなものかと思います。
 株価の値上がりや求人倍率の改善などが、本当に●●ノミクスの成果と言っていいものかと言う当然の疑問はありますが、本来ならこう言う疑問点を新聞記者さんたちが新聞に記事として書いて(※傍目から見てもアジってるような記事じゃなくて、理知的・理性的な記事として書くと言う意味ですよ)、読者にきちんと伝えるのがジャーナリストの務めだと思うんですが…

(3)カジノ法案なんか許せない!カジノなんか作ったら治安が悪くなる!
 世界的に有名な公営カジノのモンテカルロを有するカジノ大国のモナコ公国は、治安の良いことでも世界的に知られています、ハイ。
 …と、ここで筆を置いてしまいたいのですが(笑)、カジノには大きく分けて二種類ある事を知らない人が多いようなので、それをこれから説明します。
 カジノには低レートカジノ(※所謂「公営カジノ」と言われてるのがコレです)と高レートカジノ(※所謂「違法カジノ」と言われているのがコレです)と二種類あって、この二つの大きな違いは賭博性が高いか低いかです(当然、低レートカジノの方が賭博性が低い)。
 世界的にも有名なモンテカルロやラスベガスは一応、低レートカジノに分類されます。
 低レートカジノ内でもVIPルームとかでは高レートの賭けが行われる場合がありますが、VIPルームと言う名前が示す通り一般市民は立ち入りできません。
 大っぴらけに高レートのカジノを運営するのは、殆どの国で違法ですので(※なので高レートカジノが「違法カジノ」だと言われる訳です)、殆どの場合カジノと言えば低レートカジノを意味します。
 過去に、どうしても高レートのカジノを合法的に運営したくて独立国を作ろうとしたアメリカ人がいましたが、これも見事にポシャっています。
 日本が外国の観光客の誘致を目的として成立させたカジノ法案は、言うまでも無く低レートカジノの設立を目指しています。
 個人的には博打とかは嫌いなので、これ以上賭博場が増えるのは勘弁して欲しいなぁと思っているのですが、カジノを作ったからと言って治安が悪くなるとは必ずしも言えません。
 この段の一番最初に書いた通り、カジノ大国のモナコ公国は世界的にも治安が良い国として有名ですから。

(4)首相は森●や加●の責任を取れ!首相は辞任しろ!
 これも●で伏字にしましたが、なんの事かは分かりますよね(笑)。
 森●の報道はかなり下火になって今度は加●の問題が新聞各紙の紙面に踊ってますが、ハッキリ言って森●も加●も普通なら全国紙(※普通の新聞の事)じゃなくてスポーツ新聞や週刊誌が取り上げるようなゴシップの類だと思うんですよね(笑)。
 当ブログの性質上、森●や加●の事については多くは語りませんが、新聞各紙の記事を読んでると、なんかもう状況証拠ばっかりで決定的な証拠が何一つ出てきていないような印象を受けます。
 「●●夫人は森●学園の△△氏と以前から面識があったから、首相が一枚噛んでいるに”違いない!”」とか「××氏は首相の古くからの友人だったから、首相は便宜を図ったに”違いない!”」とか、そんな感じの”違いない!”ばかりの記事が目立ちますけど、余りにそう言う記事が多いので「”違いない!”なんて思惑で記事を書いてる暇があったら、決定的な証拠を探し出してスクープにすんのが、あんたら新聞記者の仕事やろが!」って小言の一つでも言いたくなります(笑)。
 スポーツ新聞や週刊誌は”違いない!”って思惑だけで記事を書いてもいいと思うんですよ。どうせみんな話半分で記事を読んでますし、そこに何らかの真実が書かれている事を余り期待されてませんから。
 しかし全国紙は多くの読者が真摯で精度の高い情報を提供してくれているものだと思ってますし、そう期待されていますから、”違いない!”なんて思惑で記事を書くのはいかがなものかと思います。
 もちろん読者は世の中で起きた色んな出来事を知りたいが為に新聞を読んでいますから、森●や加●の問題を新聞各社は記事にしなければいけませんが、それならこう言う風に書くべきではないでしょうか…

「森●学園理事長と首相夫人との間に、なんらかの繋がりがあったと思われている模様(終)」
「加●学園理事長が首相の友人である事が判明した模様(終)」

 …って感じで、一行か二行で終わる記事で十分だと思うんですけどね(笑)。
 何か決定的な証拠が出てきたり大きな動きがあるまでは、思惑なんかで記事を書かずに淡々と事実だけを簡素な文章で報道するべきではないでしょうか。
 今回の森●や加●の問題もそうですが、こう言う●●問題みたいな事件が起こると、昔から評論家を気取ってやたらと長い記事(それも思惑半分な)を書く新聞記者さんが結構いますけど、そう言う評論家気取りは自分のブログでやるか、あるいは自分で本を出版しその本の中だけでやった方がいいと思います(笑)。
 かつての「松本サリン事件(※1)」じゃないですけど、今回の報道合戦のように状況証拠だけでやたらと新聞記事を書き立てると、(あくまで建前上だけですが)弱者の味方であるはずの新聞社が自ら冤罪事件じみた事を引き起こしかねません。
 ※1、1994年にオウム真理教(現アレフ)が長野県松本市で引き置きした毒ガス(サリン)散布事件。当初、第一通報者である河野義行氏が犯人として警察から疑われ、状況証拠から各報道機関が河野氏を犯人だと決めつけるような報道を度々繰り返したが、のちに冤罪である事が判明した。
 

 …以上4点になりますけども(汗)、私が新聞各紙に対する批判(あるいは要望)内容は。
 私はこう言う新聞社が書く新聞記事を読んでも「ああ、新聞記者さんて●●さんの事を嫌いな人が多いんやな、アハハ」くらいにしか思いません。
 そう言う個人の好き嫌いとかの主観がむき出しになっている記事ですから、そこに何らかの事実や真実が書かれているとは全く思いません(新聞各社には大変申し訳ない話になりますが)。
 個人が自分のSNSやブログとかで「俺は●●首相なんて大嫌いなんだよ!」って言ったり表明したりするのは別に構わないと思います。それはその人自身の好き嫌いの問題ですから。
 しかし全国紙の場合、その新聞記事を政治的に右や左の人、あるいは個人的に●●首相を応援している人や応援していない人だって読んでいますし、もしかしたらオカマちゃんや元ローマ兵なんて人も記事を読んでるかもしれませんから、そう言う雑多な人が見ても角が立たない様に新聞記者さんの主観で記事を書く様な事は避けて、中立・中性な報道内容を心がけるべきではないでしょうか。
 新聞社の収入には新聞に掲載している広告料も含まれていますから、広告のスポンサーにそっぽを向かれないためにも政治的には中立・中性であったほうがいいと思います。
 広告スポンサーは余りに政治的に偏った新聞や媒体(メディア)に自社の広告が掲載されるのを嫌がるので、そう言う新聞や媒体(メディア)を避けようとします。
 どうして避けようとするのかと言えば、例えば右に偏りすぎた新聞に広告を載せたら左の人たちから「もう、■■社の製品は買わない!」って言われる可能性がありますし、かと言って左に偏りすぎた新聞に広告を載せたら今度は右の人たちから「もう、■■社の製品は買わない!」って言われてしまうかもしれないからです。
 そう言う事を考えると、広告スポンサーを持つ新聞やテレビ局は政治的には中立・中性であったほうが好都合なはずのに、どうしてこうも偏ってしまうのか不思議なものを感じます。
  
 
 
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新聞が行っている「共謀罪」の報道に対して二言三言

2017-07-02 17:53:00 | 気になるニュースに二言三言

3730

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 事あるごとに度々申し上げてますけど当ブログは政治色ゼロを標榜しています。しかも私は法律の専門家でもなんでもないので、本来ならば「テロ準備罪(※共謀罪の正式名称です)」について何かを語る資格なんてありません。ですが連日、新聞各社が報道している「テロ準備罪」の報道内容が余りにズレてると思うので、今回記事にしてみました。
 まず初めに「テロ準備罪」が何故これだけマスコミから叩かれるのかと言うと、天下の悪法だと言われた戦前・戦中の「治安維持法」と「テロ準備罪」とは多くの類似点が見出されるからです。
 その「治安維持法」よって起きた事件として最も悪名が高いと言われているのが「横浜事件(※1)」です。
 「横浜事件」は「治安維持法」を法的根拠として多くのジャーナリスト・新聞記者が逮捕・投獄された事件で、逮捕・投獄された方のうち4人の方が獄死すると言う痛ましい結果を生みました。
 ※1、新聞記者とコミンテルンの繋がりが疑われて起きた事件。事件の詳細をココで書くと長くなりすぎてしまうので、興味のある方はWikipediaなどを見てください。
 逮捕されたジャーナリスト・新聞記者の中には冤罪で逮捕された可能性のあると思われる方が多くいた事から、戦後暫くも遺恨を残すこととなります。
 確かに当時の警察の捜査の仕方や逮捕後の取り調べの方法には大きな問題点があったのですが、ぶっちゃけて言うとそれは警察の組織内の問題であって「治安維持法」とは余り関係ない事柄です。
 こう言うぶっちゃけた事を書いてしまうと反発する人もいるかもしれませんが、例えばAさんと言う犯罪と無縁な人が身に覚えのない殺人容疑で冤罪逮捕されたとして、だからと言って「Aさんが可哀想だ!第二のAさんを生み出さない為にも、冤罪を生み出す殺人罪は廃止にするべきだ!」なんて事を言い出す人はまずいませんよね。
 しかし新聞の「テロ準備罪」成立に反対する趣旨の報道内容は、この「殺人罪は冤罪を生み出すから廃止にするべきだ!」みたいな珍論・暴論と同レベルの事を言ってるので、聞くに堪えません。
 もちろん獄死や冤罪逮捕は由々しき問題ですが、それは先にも書いた様に警察組織の内部の問題です。
 余談になりますが、刑事と言う人達は何の罪のない人に対しても自分が怪しいと思ったら平気で相手の事を犯罪者のような扱いをしますので、ある意味でトンデモナイ人たちです。
 昔の刑事ドラマに出てくる様な正義感が強くて情に篤い刑事と言うのは完全にフィクションであり、実際の刑事は殆どヤ●ザと変わりありません。
 私自身も一度、こう言う言いがかりを付けてくる刑事のために非常に嫌な思いをした事があるので、今でも不信感が拭えません(※しかも警察の苦情係にその事を訴えても、謝罪の一言もなし。今でも思い出すと腹が立ちます)。
 平成の「治安維持法」とも言える「テロ準備罪」で仮に冤罪逮捕や「横浜事件」の様な獄死と言う痛ましい事が起きたとしても、それは警察の捜査能力の欠如や刑事や警官の容疑者に対する扱い方の問題なので、「テロ準備罪」に全ての罪を負わせるのは非常に無理があるし、暴論だといえるでしょう。
 それと国家権力はテロの様な重要事件が起きた場合に、容疑者をどうしても逮捕するだけの容疑が存在しない場合には、所謂「微罪逮捕(※2)」で容疑者をしょっぴいたりする事もありますから、「テロ準備罪」があろうとなかろうとテロリストは(国外逃亡でもしない限りは)必ず逮捕される運命にあります。
 ※2、通常では逮捕されない様な容疑で逮捕する事。例えばカッターナイフを所持していたから「銃刀法違反で逮捕」など、重要事件でどうしても容疑者を逮捕するだけの容疑がない場合に使われる事がある。
 1995年に起きた「オウム真理教、地下鉄サリン事件(テロ)」では容疑者の大半がこの「微罪逮捕」でしょっ引かれていますから、ぶっちゃけ「テロ準備罪」なんかなくてもテロリストの逮捕は可能な訳です。
 しかし、この「微罪逮捕」をやってしまうと上の※2でも書いてますが「カッターナイフを所持していたから銃刀法違反で逮捕」「ホテルの宿泊者名簿に偽名を記入していたから旅館業法違反で逮捕」など、誰でも犯してしまいそうな非常に軽微な犯罪で容疑者が逮捕されたと各新聞の紙面に踊りますので、新聞を見て不安を感じた一般市民から警察への問い合わせの電話が殺到してしまいます(※実際に「オウム真理教、地下鉄サリン事件(テロ)」の時も警察への問い合わせの電話が殺到しました)。
 こう言う不合理を避けるためには「微罪逮捕」で強引に逮捕するよりもテロやテロリストに対する法律を作って、その法律に則ってテロ容疑のある人を逮捕した方が無用な混乱を招かずに済みます。
 「テロ準備罪」には、そう言う混乱や不合理を避けるための法整備と言う側面もあるのですが、残念ながらこの点に言及している新聞記事は殆ど見かけせん。
 それともう一つ新聞記事で良く見かけるのが『「共謀罪(※テロ準備罪の事です)」が成立したら、犯罪の相談をしただけでも逮捕されてしまうんだぞ!』と言う論調ですが、ぶっちゃけ善良な一般市民は友人や知人と犯罪の相談をなんかしません(笑)。
 例えば…

「兄貴、来週●●銀行を襲いましょうぜ!」
「おお、そうだな兄弟!今俺も同じ事を考えていたんだ!」

…なんて会話や相談をする善良な一般市民なんていますか?いないでしょう。
 だいたいこんな会話や相談をするのは、いかがわしい奴だと昔から相場が決まっています。
 こう言う馬鹿げた事を書き立てているいる新聞記事を読むと、申し訳ないですが余りに可笑しくて吹き出しそうになってしまいます。
 犯罪の相談をするのは犯罪者だけだと思うんですけどね(汗)。何か間違ってますかね?
 今回の「テロ準備罪」の様な新しい法律が施行されると、今まで必要ではなかった新たな費用とかが必ず何処かで発生しますから、そう言う点を突いて「無用な法律で国民の税金が無駄に使われている!」と各報道機関が報道すれば必ず賛同する人が現れると思うのですが、やれ『戦前・戦中の「治安維持法」と「横浜事件」を忘れるな!』とか、やれ『「共謀罪(※テロ準備罪の事です)」が成立したら、犯罪の相談をしただけでも逮捕されてしまうんだぞ!』とか、そう言う報道をタレ流すのは賛同者が現れないばかりか、下手をすると視聴者や読者を馬鹿にしていると無用な反発を生み出しかねません。
 もちろん「テロ準備罪」にも多くの問題点があるとは思うのですが、各新聞社(※一部の保守系新聞は除く)が騒いでいるのは、法律を施行するに当たっての具体的な問題点(※実務的な問題箇所や、税金を無駄遣いしている可能性)よりも、昔の話や「犯罪を相談しただけで逮捕」の様な馬鹿げた指摘ばかりで、どうしてそう言う無意味な報道ばかりをやたら繰り返すのか、正直とても不思議なものを感じてしまいます。
 

 
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米イージス艦「フィッツジェラルド」大破の何故

2017-07-02 17:51:51 | 気になるニュースに二言三言

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 6月17日に起きた米イージス鑑「フィッツジェラルド」とフィリピン船籍のコンテナ船の衝突事故で、行方不明になられていたアメリカ海軍の乗組員7人全員が艦内で死亡しているのが確認されました。
 当ブログからも哀悼の意を表します。
 今回の事故でマスコミ各社や各テレビ局は責任者探しに躍起になっていますが、そんな事よりも多くの人が率直に疑問に感じているのは「世界最強を誇るアメリカ軍の最新鋭艦なのに、こんなに脆いものなの?」の方ではないかと思います。
 イージス艦と言えば、軍事の事なんか何も分からない人でも名前くらいは知っている最新・最強の戦艦(※わざと間違った呼称を使っています。現代鑑に所謂「戦艦」と言う艦種は存在しません)であり、非常に頑丈に作られているはずです。
 なのに相手のコンテナ船の方がイージス艦よりも遥かに大きかったとは言え、衝突でこんなグチャグチャに壊れてしまうのは納得のいかない人もいると思います。
 ゲームや映画の中に出てくる戦艦は、大砲の弾の一発二発くらい食らっても涼しい顔をしていられるので、それが戦艦の戦艦たる所以ではないか(※しつこい様ですが、現代鑑に所謂「戦艦」と言う艦種は存在しません)と、そう思っている人は沢山いるでしょう。
 しかし実は、大砲の弾の一発二発くらい食らっても涼しい顔をしていられる戦艦と言うのは遠い過去の話であって、現代の軍事目的で作られた艦船は、強度的には普通の商船とそんなに変わりません(※イージス艦は「軍艦構造」と呼ばれる構造になっているらしいですが、私は専門家ではないので詳しくは分かりません)。
 こういう事を書くと「実際に戦闘になった時に、そんな船では直ぐに沈められてしまうのではないか?」と思われる方が大勢いらっしゃるのではないかとおもいますが、現代の船同士の戦いはゲームや映画に出てくる戦艦と違って互いの船がバカスカ大砲で撃ち合ったりはしないので、船体の強度はそれほど求められていないのです。
 「じゃぁ、ゲームや映画で見た船同士の戦いはなんだったんだ?」と言う話になりますが、あれは第二次世界大戦中頃までの船同士の戦い方なのです。
 昔は相手の船を攻撃して沈めようと思えば、大砲で狙って打つしか方法がなく、しかも現代ほど技術が進歩していなかったので、どんなに狙って大砲を撃っても外す事が多く、どうしてもバカスカ大砲で撃ち合う戦い方になってしまいました。
 そう言う戦い方の場合、相手の船よりも「打たれ強い」事が戦闘で勝つ条件の一つだったので、当時の戦艦は大砲の弾の一発二発くらいは跳ね返す非常に強靭な造りになっていました。
 それがそうでなくなったのは、戦後に「ミサイル」と言う新兵器が登場してからです。
 現代の「ミサイル」は一発でどんな戦艦(と言う艦種は…以下省略)でも沈める破壊力があり、しかもその命中精度は文字通り「百発百中」です。
 日本が降伏文書に調印した事で有名な「戦艦ミズーリ」は戦後50年近くアメリカ海軍で使われましたが、「ミサイル」の急速な進歩により戦艦の特徴だった強靭な造りの船体は無意味なものになり、どれだけ船体を強化した所で最新式の「ミサイル」に対抗する事はもはや不可能になっていました。
 「戦艦ミズーリ」とその姉妹艦3隻が退役した後に、同じ様な船をアメリカが作らなかったのは色々理由がありますが、その理由の一つに「ミサイル」の技術が進歩した現代で強靭な船体を有する船をつくっても無意味だと言うのもあります。
 船体を強化する事よりも相手が放つ「ミサイル」を打ち落として、なおかつ相手よりも先に相手の船に「ミサイル」を打ち込む事の方が軍事的に重要だと考えられるようになったのです。
 こういう発想で作られたのがイージス艦なのです。
 なので今回の事故の様な物理的な衝突に対しては、イージス艦は普通の商船くらいの強度しか持ち合わせていないので、ああ言う無残な姿になってしまいます。
 今回、事故を起こした米イージス艦「フィッツジェラルド」は8000トンくらいの船らしいですが、フィリピン船籍のコンテナ船は2万トンもある巨船だったので、この二隻が衝突すればコンテナ船がイージス艦の船体を切り裂くであろう事は改めて説明するまでもありません(※ちなみにコンテナ船側は艦首を損傷したものの、乗船していた20人の船員に怪我はなく負傷者はゼロ)。
 これからこの事故の原因調査が本格化するでしょうが、イージス艦が軍事用の船にも関わらず普通の商船のように衝突に対して脆かったのは、別に不思議な事でもなんでもないのです。
 

 
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関西人「関東はホンマに歴史や伝統がないな…」 関東人「そんな事ねぇよ」の真相について

2017-07-02 17:49:57 | 気になるニュースに二言三言

2136

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 ちょっと前にネット上のニュースで関西人の関東に対する「関東はホンマに歴史や伝統がないな…」と言う感想が紹介されていて、結構な数のコメントがついていましたが、そのコメントの大半はこの意見に賛同する関西人のコメントや、この意見に反発する関東人のコメントばかりでした。
 関東に住んでる人は、どうして関西人がこう言う意見を漏らし、そしてこう言う意見に対し何故多くの関西人が賛同するのか、なかなか分からないと思います。
 記事の見出しに「真相について」なんて何やら大袈裟な文字が躍っていますけど、そんなにたいそうな事は書くつもりはありません(タイトル詐欺みたいでスイマセン m(_ _)m )。
 一回でもいいから関西と関東の両方に住んでみれば、関西人がこう言う事を言いたくなる「真相(と、言うか気持ち)」を、普通の感性の持ち主ならば誰かにイチイチ説明を受けなくても自ずと理解できるはずだと私自身は思っていますし、言葉で説明してもなかなか理解を得られない(理解できない)たぐいの話だとも思います。
 私、担当Sは事あるごとに「東京生まれの大阪育ち」を表明していますが、実は私自身も関東には歴史や伝統が(関西に比べると)ないと思っていますし、私なんかの意見を待たずとも世界遺産の数で比較すれば関西と関東の差は一目瞭然です。
 関西には合計で5つの世界遺産が存在し、42の歴史的建造物が世界遺産の指定を受けていますが、関東は4遺産、25の建造物が世界遺産の指定を受けています。ですが、この世界遺産指定を受けている25の建造物の中で明治時代よりも前に作られた、いわゆる歴史的建造物と言えるものは僅か4つしかありません(その歴史的建造物とは「日光の社寺」の事です)。
 圧倒的大差で関東は関西に負けている訳ですが、関東だけに住んでるとなかなかその差が実感できないと思います。
 世界遺産に指定されてはいないものの東京には浅草寺・雷門がありますし、埼玉の川越には木造の立派な火の見櫓が残っていますから、それなりに歴史的な遺構というのは存在します。
 ですが実際に関西に住めば直ぐにわかりますが、京都の街なんかは本当に至る所お寺と神社ばっかりですし、関西で唯一世界遺産がない大阪ですら四天王寺や生國神社など結構名の知られている社寺が存在します。
 東大寺や法隆寺で有名な奈良に至っては、普通の田園の中に当たり前の様に古墳が建っている場所が幾つも存在します。
 とは言え、関西ローカルでも大阪は他の関西の府県と比べると歴史的な遺構が少なく、普通に考えたら大阪人は歴史とか伝統とかに鈍感そうな気がしますが、実は他の関西人と殆ど差がありません。
 関西は関東と異なり電車網が非常に発達しており、京都←→大阪、奈良←→京都、奈良←→大阪は電車一本で簡単に行き来できるので、大阪の小学生は大抵一度は遠足で東大寺の大仏を見に行った経験がありますし、ちょっと足を伸ばして京都の嵐山とかにもいく場合もあります。
 ですから大阪の人は京都や奈良の事を別段遠いとも思いませんし、関東のような隣県に対する妙な敵対意識・対抗意識も存在しません(京都や奈良の一部の人は、大阪の人間と一緒にされるのはかなり嫌がりますが…)。
 子供の頃から奈良や京都の歴史的建造物や伝統に触れる機会が多いので、知らず知らずのウチに歴史や伝統に対する感性が磨かれます。
 その知らず知らずのウチに磨かれた歴史や伝統に対する感性を、大阪を含めた関西人が一番実感するのが、実は仕事とかで関東に異動になった時で、歴史的遺構が(関西に比べて)関東には余りにも少ない事に対し、多くの関西人が唖然としてしまいます。
 別に関西人全員が神社仏閣マニアではないのですが「それにしてもこれはないやろ…」と言う気持ちに陥る人は結構いる様です。
 関東には一つも残っていない木造の天守閣が、関西には西と東に一つづつ(姫路城と彦根城が)残っているのも関東とは大きく異なる所です。
 大阪城などは、建物自体は鉄筋鉄骨コンクリート造りの近代的な建物ですが、石垣は江戸時代に作られたものがそのまま残っており非常に立派なことから、海外からの観光客が絶えません。
 個人的には鉄筋鉄骨コンクリート造りのお城とかは余り好きじゃないので、大阪城を余り褒める気にはなれませんが、それでも大阪城は日本で初めて復元された天守閣であり、現存する鉄筋鉄骨コンクリート造りの建築物としては日本でも古い部類に入り、日本の近代建築物のマイルストーン的存在だと言う意見もあります。
 関東で大阪城の石垣に匹敵するような城跡は皇居くらいしかありませんが、残念ながら皇居は天皇陛下のお住まいになっておられるので、一般人が目にできるのは皇居の外周くらいです。
 もし明治10年の遷都が実際には行われず、天皇陛下のお住まいが今でも京都でしたら、皇居は「江戸城公園」と言う名前で都民に公開されていたかもしれません(もし、そうなると京都二条城とかの皇族所縁の建物は帝(みかど)のお住まいとして、一般人の立入が出来なくなっているでしょうが…)。
 こう言う話になると「東京はさぁ、戦争の時に爆撃を受けて歴史的なものなんか全部燃えてしまったじゃん」って言い出す関東の人が必ずいますけど、当時日本最大の都市だった大阪はこっぴどく爆撃でやられてますし、大阪以外にも和歌山市や姫路市が爆撃を受けてます(※この爆撃で貴重な木造天守だった和歌山城が焼失しています)。
 ここまでお話ししても関東にしか住んだ事のない関東の人は納得できないでしょうが、こればかりは関東と関西と両方住んでみないと理解できない話だと思います。
 
 
 
  
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