庭に出て,秋の空を眺めています。
昨日の失敗を反省して,今朝は半そでのシャツです。
「よっこらしょ,ここで休ませてもらおう」
玄関前の道からです。
ブロック塀で,姿は見えませんが誰かは分かります。
我が家から,もう少し登った団地に住む「昔の女子」です。
道幅は1m半ほどで,お隣との境に少し盛り上げたコンクリートが有ります。
そこに座るときに発する,「独り言」です。
「昔の女子」は買い物の帰りで,必ずその場所で休憩です。
店は近くではありません。
私が速足で歩いても,15分はかかるスーパーです。
山裾です,行きは下りで少しは楽ですが,帰りは上り坂です。
何度か話をしたことが有ります。
「おばあさん,坂がえらいじゃろう」→「坂がしんどいでしょう」
「わたしゃーなー,運動じゃ思うて歩くんよなー」
「行きは休まんでもええけど,帰りは何回もあっちこっちで休むんよ」
「いっつもここでも休ませてもろおとるんよ」
いろんなことを教えてくれます。
家族の事,病気の事,昔の事,買い物袋に入っているもの・・・
「暑いなー」「寒いなー」「ええ時候になったなー」
私は頷いて聞いているだけです。
話はおおかた毎回同じです。
特に話が弾むわけでもないのですが,ひとしきり話すと,「でー休ませてもろおた」
と言いながら立ち上がり,帰って行かれます。
もしかすると,「独り言」は,「話相手になって」と無意識のうちに出る合図かも知れません。
今日は聞こえなかったことにします。
私も一人物思いに耽りたい時が有るのです。
秋ですから。
そしてこちらも小さな声で「独り言」です。
「ごめんなさい,また今度」
九十七歳で亡くなった母も,晩年は毎日欠かさず散歩を日課にしていました。
あちらこちらで「昔の女子」と同じような「独り言」を発していたのかもしれません。
今度「昔の女子」を見かけたら,「独り言」の前に話しかけてみよう。
秋風に ひとりごとなど つぶやきて
やれこら やれこら
昨日の失敗を反省して,今朝は半そでのシャツです。
「よっこらしょ,ここで休ませてもらおう」
玄関前の道からです。
ブロック塀で,姿は見えませんが誰かは分かります。
我が家から,もう少し登った団地に住む「昔の女子」です。
道幅は1m半ほどで,お隣との境に少し盛り上げたコンクリートが有ります。
そこに座るときに発する,「独り言」です。
「昔の女子」は買い物の帰りで,必ずその場所で休憩です。
店は近くではありません。
私が速足で歩いても,15分はかかるスーパーです。
山裾です,行きは下りで少しは楽ですが,帰りは上り坂です。
何度か話をしたことが有ります。
「おばあさん,坂がえらいじゃろう」→「坂がしんどいでしょう」
「わたしゃーなー,運動じゃ思うて歩くんよなー」
「行きは休まんでもええけど,帰りは何回もあっちこっちで休むんよ」
「いっつもここでも休ませてもろおとるんよ」
いろんなことを教えてくれます。
家族の事,病気の事,昔の事,買い物袋に入っているもの・・・
「暑いなー」「寒いなー」「ええ時候になったなー」
私は頷いて聞いているだけです。
話はおおかた毎回同じです。
特に話が弾むわけでもないのですが,ひとしきり話すと,「でー休ませてもろおた」
と言いながら立ち上がり,帰って行かれます。
もしかすると,「独り言」は,「話相手になって」と無意識のうちに出る合図かも知れません。
今日は聞こえなかったことにします。
私も一人物思いに耽りたい時が有るのです。
秋ですから。
そしてこちらも小さな声で「独り言」です。
「ごめんなさい,また今度」
九十七歳で亡くなった母も,晩年は毎日欠かさず散歩を日課にしていました。
あちらこちらで「昔の女子」と同じような「独り言」を発していたのかもしれません。
今度「昔の女子」を見かけたら,「独り言」の前に話しかけてみよう。
秋風に ひとりごとなど つぶやきて
やれこら やれこら
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