「セルフレジ」

「出かけるんなら，牛乳が無くなってるから買って来てください」
「街」に出かける用事が，有ります。
「ついで」の買い物＝牛乳１本を頼まれます。

“牛乳ならどこの店にもあるから，ここで良いか”
通りすがりのスーパーに入ります。

“あれ，初めて見た”
店を入って直ぐに気が付きます。


“牛乳１本でも，買い物が終わったら，使ってみなきゃあなぁ”
見つけたのは，今まで体験した事のない「セルフレジ」です。

「普通のレジ」が混雑しているわけでは有りませんが，「新し物好き」です。
「セルフレジ」，「初体験」をする事にしたんです。


『ポイントカードをお持ちでしたら，挿入してください』
『買い物袋をセットしてください』
『商品のバーコードをかざして下さい』

“音声案内と，画面タッチでどうって事ないなぁ”

初体験の「セルフレジ」ですが，音声と画面で指示してくれます。
戸惑いもせず，途中までは順調でした。

“故障か？　　どうなっているんだ！！”

あいにく牛乳１本，２１３円の小銭を持ち合わせていません。
「お札」挿入口に，１０００円札を入れようとしているんですが，
「お札」挿入口が，上手くお札を「吸い込んで」くれないんです。

『お客様，どうされました』
イライラする私を見た店員が，声を掛けてきます。
「お札が・・！！」
『お客様，そこはお釣りのお札が出てくる所で，入金はその横の・・・』
「ええっ？あっ，そぅ・・あ，ありがとう」


“年金暮らしの年寄りにも，分かるように，
　　　　　　　　もっと大きな字で，書いたほうが良いよ
　　　　　　　　　　　　　　　入金口もお釣り口も，「赤」字で”