納期の近づいた 島津Model-3 の製造作業が佳境に入っております。そして、10cm口径DSS振動板ユニットの改良につきましても、予告にありましたとおり、大きなプラスアルファがあります。DSS振動板の「黄金レシピ」が確立されまして、高音に出にくい音域があった課題は雲散霧消しております。目の覚めるような鮮度感をお愉しみいただけるかと存じます。納品待ちのお客様には、少しでも良い物を納品させていただくべく、鋭意頑張っておりますので、楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
さて、そのDSS振動板スピーカーを搭載する「島津スピーカー」の技術解説特集が『MJ無線と実験』誌10月号(9月10日発売)に掲載される事になりました。オーディオの技術解説で実績のある重鎮、柴崎 功 先生による技術解説記事で、今回は6ページの大型特集の栄誉を頂戴いたしております。
柴崎先生は、先日猛暑の中をMJ編集部までお見え下さり、長時間のインタビューをして下さいました。しかも、島津スピーカー について、事前に沢山の資料に目を通して準備をして下さっており、その丁寧なお仕事には感服いたしました。そして、取材の最後に、間もなく正式販売となる 島津Model-3 を試聴していただきました。
いただいたご感想は「(技術のウンチクよりも)とにかく音楽が愉しく聴けるのが素晴らしい。これは何よりも大切な事です。」との事でした。御意! 当方にとっても最高の褒め言葉をいただきました。高音がどうの、低音がどうのと、音楽を聴かずして音しか聴かないマニアックが本当に多いので、重鎮の高い見識には改めて敬服いたします。