ふかふか と もふもふ と むくむく・・・

新しく家族になった美しい兄と妹猫。妹分が加わり3匹になりました。破壊力も倍増しています。微妙な同居生活は果たして・・・

やっちまったぜ・・・

2012-07-08 21:52:02 | 猫との生活
今、一つ屋根の下に、猫が三匹いる。。。


 や、やっちまったぜ。。。。。。。。。




それは、先週の木曜日のことだった。
残業が長引き、最寄り駅に到着したのは、午後10時を回っていた。
たいてい、各駅停車に座れると、最寄り駅を通過してしまう。
どうして、最寄り駅で扉が閉まる寸前に、いつも目が覚めるのだろう。

それなのに、その日は、ぴったりと最寄り駅手前で目が覚めた。

『・・・お腹すいたなぁ、クッキー2枚つまんだだけだし。
快速の止まる駅だったら、大きなスーパーがまだ空いてるのに、
こんな日に限って、目が覚めるんだ。
ここだと、、、100円ローソンしかないのになぁ。』

そう、疲れてたし、くたくただったし、なにか、甘いものでも買わなきゃ、落ち着かないなぁと、100円ショップに向かった。

信号を渡ってきたカップルが、扉の前でしゃがむと、小さな猫が駆け寄ってきたのが見えた。

『ああ、外飼いの猫が、飼い主に出会うと、あんなに愛想するんだ。。。』

早く帰って、うちのにゃんこに癒されよう!!

そう思って、買い物をした。

朝食べるパンと、迷ったけどこの時間から生クリームよりは・・・と、フルーツゼリーを選ぶ。
目に付いたかき氷の蜜、イチゴとメロンで迷って、イチゴにした。

レジに向かうと、丸顔の店員さんが、背を向けて扉のほうに突進していた。

『す、すみません。ちょっと猫を触ったので、手を洗ってきます。』


『・・・・・?????』

レジをしながら、聞いてみた。

『迷子猫なんですか?』

『ですかねぇ、朝からいんるですけど、何度も店に入ってきて・・・』


店を出ると、子猫が駆け寄ってきた。

白っぽい体に、三毛の尻尾。
顔には、ちょっとヅラっぽいバランスで、三毛柄が入っている。
そして、耳がたれている。

 ス、スコティッシュフォールド????

異常に人懐っこいその猫は、痩せてガリガリで手足が長い。
肩の辺りは、とんがっている。

首には、鈴のついた黒っぽい首輪がされていた。

『迷子なの?お家、どこ?帰れないの?』

話しかけると、足元にすりより、手を差し出すと頭をこすり付けてくる。

納品された商品を取りに来た店員さんが目を話した隙に、弁当のケースに飛び乗ろうとする。

『しっ、あっち行け!!』

『・・・・・』

お客が来て、店員さんはカートを押して店に戻っていった。

そのあとを、子猫が追いかけて、店に入っていく。

『いやぁ、猫、入ってきたわ!!』


思わず、追いかけて、猫を抱き上げてしまった。。。。。




 か、軽い。


でっかい猫になれた私は、衝撃を受けた。


外に出て、猫を下ろす。

買い物を終えた女性が、話しかけてきた。

『迷子みたいですね。痩せてて、ご飯食べてないんでしょうね。』

あっ、この人、猫好きだ。

姉やん『ええ、そうみたいです。軽いです、すごく。』

『どうしよう、何か食べさせて上げたいけど・・・』

姉やん『うち、猫が二匹いるし』

『そうなんですか、うちも大きいのがいるので。家、近くですか?』

姉やん『5分くらいです。』

『うち、ワンルームなので、連れて帰るのは無理で・・・。』

姉やん『うちも、、、まぁ、玄関にゲージを置けば、隔離出来るんだけど。』

『そうなの。じゃあ・・・。』

姉やん『でも、家で絶対ケンカになるよね、、、連れて帰ると。』

『そうですよね、簡単じゃないですよね。』

姉やん『・・・』

『なにか、手伝えることがあったら、手伝いますけど。』

姉やん『置いて帰ると、心残りですよね、きっと。』

『ええ、この前も、この道路で、猫が轢かれてたんですよ。。。』



   ・・・・・・・・・・

姉やん『分かりました。連れて帰ります。』



どこかで、『何、言うてんねん、自分。ええんか、ほんまに!!!』
って声が、聞こえた。


軽い子猫を抱き上げると、汚れているし病気かもしれないので、体から離して、前向きに抱いた。
買い物した手提げ袋から、パンやらデザートを取り出して、かばんに移す。

パシャパシャしたスーパー袋に猫を入れようとしたが、嫌がって暴れる。
仕方がないので、足だけを袋に突っ込んだ状態で、猫をささげ持つようにした。

それから自宅まで、小さい猫は暴れることもなく、おとなしく抱かれていた。


  ああ、もうすぐ家についてしまう。


ピンポーン。


 ただいま~。




   そして、ゴメン、猫、いんねん。




それから、予想通りの騒ぎが起こったけど、もう、連れてきてしまったものは、仕方がない。

そう、うちは、家族全員、動物好き。


かつて、皮膚病だった初代のタムちゃんのために購入したゲージは、老猫介護に使ってから、屋根裏に放り上げてあった。

ご飯をよそったばかりだった妹(人間)が、ブツブツいいながらも、組み立ててくれた。

猫が飛び出さないように、玄関に作ってもらった、猫用扉。
その、玄関側にゲージを組み立てて、子猫を隔離した。



母が、缶詰をお皿に移して持ってきてくれた。

『ご飯、食べる?』


痩せた子猫は、恐ろしいまでのスピードで、食べ始めた。




 爆食(ばくしょく)

その、ガッツク様子は、哀れなほどだった。


その後、とりあえず空腹だった私も、食事をした。
それから見に行くと、小さい猫は人を見ると、声を上げて近寄ってくる。
カリカリを出してやると、それも一気に食べてしまった。



あ~あ。

初めてだ、こんなことしたの。


その夜、迷い猫預かってます、のポスターを作りながら、妹(人間)と相談した。

とりあえず、明日、動物病院に連れて行くこと。
マイクロチップがあれば、すぐに飼い主がわかるだろうこと。
病気だったら、うちの子にうつらないように完全隔離がひつようなこと。

そのた、いろいろ。


眠れない夜。


心配していたうちの子達は、案外、平気そう。

さすがに、100匹以上の集団生活をしてきてだけのことはある。
声や気配を気にしているが、パニックになる様子はない。


とりあえず、明日、明日の結果待ちだ。




  やっちまったぜ、その2 に続く

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