今、一つ屋根の下に、猫が三匹いる。。。
や、やっちまったぜ。。。。。。。。。
それは、先週の木曜日のことだった。
残業が長引き、最寄り駅に到着したのは、午後10時を回っていた。
たいてい、各駅停車に座れると、最寄り駅を通過してしまう。
どうして、最寄り駅で扉が閉まる寸前に、いつも目が覚めるのだろう。
それなのに、その日は、ぴったりと最寄り駅手前で目が覚めた。
『・・・お腹すいたなぁ、クッキー2枚つまんだだけだし。
快速の止まる駅だったら、大きなスーパーがまだ空いてるのに、
こんな日に限って、目が覚めるんだ。
ここだと、、、100円ローソンしかないのになぁ。』
そう、疲れてたし、くたくただったし、なにか、甘いものでも買わなきゃ、落ち着かないなぁと、100円ショップに向かった。
信号を渡ってきたカップルが、扉の前でしゃがむと、小さな猫が駆け寄ってきたのが見えた。
『ああ、外飼いの猫が、飼い主に出会うと、あんなに愛想するんだ。。。』
早く帰って、うちのにゃんこに癒されよう!!
そう思って、買い物をした。
朝食べるパンと、迷ったけどこの時間から生クリームよりは・・・と、フルーツゼリーを選ぶ。
目に付いたかき氷の蜜、イチゴとメロンで迷って、イチゴにした。
レジに向かうと、丸顔の店員さんが、背を向けて扉のほうに突進していた。
『す、すみません。ちょっと猫を触ったので、手を洗ってきます。』
『・・・・・?????』
レジをしながら、聞いてみた。
『迷子猫なんですか?』
『ですかねぇ、朝からいんるですけど、何度も店に入ってきて・・・』
店を出ると、子猫が駆け寄ってきた。
白っぽい体に、三毛の尻尾。
顔には、ちょっとヅラっぽいバランスで、三毛柄が入っている。
そして、耳がたれている。
ス、スコティッシュフォールド????
異常に人懐っこいその猫は、痩せてガリガリで手足が長い。
肩の辺りは、とんがっている。
首には、鈴のついた黒っぽい首輪がされていた。
『迷子なの?お家、どこ?帰れないの?』
話しかけると、足元にすりより、手を差し出すと頭をこすり付けてくる。
納品された商品を取りに来た店員さんが目を話した隙に、弁当のケースに飛び乗ろうとする。
『しっ、あっち行け!!』
『・・・・・』
お客が来て、店員さんはカートを押して店に戻っていった。
そのあとを、子猫が追いかけて、店に入っていく。
『いやぁ、猫、入ってきたわ!!』
思わず、追いかけて、猫を抱き上げてしまった。。。。。
か、軽い。
でっかい猫になれた私は、衝撃を受けた。
外に出て、猫を下ろす。
買い物を終えた女性が、話しかけてきた。
『迷子みたいですね。痩せてて、ご飯食べてないんでしょうね。』
あっ、この人、猫好きだ。
姉やん『ええ、そうみたいです。軽いです、すごく。』
『どうしよう、何か食べさせて上げたいけど・・・』
姉やん『うち、猫が二匹いるし』
『そうなんですか、うちも大きいのがいるので。家、近くですか?』
姉やん『5分くらいです。』
『うち、ワンルームなので、連れて帰るのは無理で・・・。』
姉やん『うちも、、、まぁ、玄関にゲージを置けば、隔離出来るんだけど。』
『そうなの。じゃあ・・・。』
姉やん『でも、家で絶対ケンカになるよね、、、連れて帰ると。』
『そうですよね、簡単じゃないですよね。』
姉やん『・・・』
『なにか、手伝えることがあったら、手伝いますけど。』
姉やん『置いて帰ると、心残りですよね、きっと。』
『ええ、この前も、この道路で、猫が轢かれてたんですよ。。。』
・・・・・・・・・・
姉やん『分かりました。連れて帰ります。』
どこかで、『何、言うてんねん、自分。ええんか、ほんまに!!!』
って声が、聞こえた。
軽い子猫を抱き上げると、汚れているし病気かもしれないので、体から離して、前向きに抱いた。
買い物した手提げ袋から、パンやらデザートを取り出して、かばんに移す。
パシャパシャしたスーパー袋に猫を入れようとしたが、嫌がって暴れる。
仕方がないので、足だけを袋に突っ込んだ状態で、猫をささげ持つようにした。
それから自宅まで、小さい猫は暴れることもなく、おとなしく抱かれていた。
ああ、もうすぐ家についてしまう。
ピンポーン。
ただいま~。
そして、ゴメン、猫、いんねん。
それから、予想通りの騒ぎが起こったけど、もう、連れてきてしまったものは、仕方がない。
そう、うちは、家族全員、動物好き。
かつて、皮膚病だった初代のタムちゃんのために購入したゲージは、老猫介護に使ってから、屋根裏に放り上げてあった。
ご飯をよそったばかりだった妹(人間)が、ブツブツいいながらも、組み立ててくれた。
猫が飛び出さないように、玄関に作ってもらった、猫用扉。
その、玄関側にゲージを組み立てて、子猫を隔離した。
母が、缶詰をお皿に移して持ってきてくれた。
『ご飯、食べる?』
痩せた子猫は、恐ろしいまでのスピードで、食べ始めた。
爆食(ばくしょく)
その、ガッツク様子は、哀れなほどだった。
その後、とりあえず空腹だった私も、食事をした。
それから見に行くと、小さい猫は人を見ると、声を上げて近寄ってくる。
カリカリを出してやると、それも一気に食べてしまった。
あ~あ。
初めてだ、こんなことしたの。
その夜、迷い猫預かってます、のポスターを作りながら、妹(人間)と相談した。
とりあえず、明日、動物病院に連れて行くこと。
マイクロチップがあれば、すぐに飼い主がわかるだろうこと。
病気だったら、うちの子にうつらないように完全隔離がひつようなこと。
そのた、いろいろ。
眠れない夜。
心配していたうちの子達は、案外、平気そう。
さすがに、100匹以上の集団生活をしてきてだけのことはある。
声や気配を気にしているが、パニックになる様子はない。
とりあえず、明日、明日の結果待ちだ。
やっちまったぜ、その2 に続く
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や、やっちまったぜ。。。。。。。。。
それは、先週の木曜日のことだった。
残業が長引き、最寄り駅に到着したのは、午後10時を回っていた。
たいてい、各駅停車に座れると、最寄り駅を通過してしまう。
どうして、最寄り駅で扉が閉まる寸前に、いつも目が覚めるのだろう。
それなのに、その日は、ぴったりと最寄り駅手前で目が覚めた。
『・・・お腹すいたなぁ、クッキー2枚つまんだだけだし。
快速の止まる駅だったら、大きなスーパーがまだ空いてるのに、
こんな日に限って、目が覚めるんだ。
ここだと、、、100円ローソンしかないのになぁ。』
そう、疲れてたし、くたくただったし、なにか、甘いものでも買わなきゃ、落ち着かないなぁと、100円ショップに向かった。
信号を渡ってきたカップルが、扉の前でしゃがむと、小さな猫が駆け寄ってきたのが見えた。
『ああ、外飼いの猫が、飼い主に出会うと、あんなに愛想するんだ。。。』
早く帰って、うちのにゃんこに癒されよう!!
そう思って、買い物をした。
朝食べるパンと、迷ったけどこの時間から生クリームよりは・・・と、フルーツゼリーを選ぶ。
目に付いたかき氷の蜜、イチゴとメロンで迷って、イチゴにした。
レジに向かうと、丸顔の店員さんが、背を向けて扉のほうに突進していた。
『す、すみません。ちょっと猫を触ったので、手を洗ってきます。』
『・・・・・?????』
レジをしながら、聞いてみた。
『迷子猫なんですか?』
『ですかねぇ、朝からいんるですけど、何度も店に入ってきて・・・』
店を出ると、子猫が駆け寄ってきた。
白っぽい体に、三毛の尻尾。
顔には、ちょっとヅラっぽいバランスで、三毛柄が入っている。
そして、耳がたれている。
ス、スコティッシュフォールド????
異常に人懐っこいその猫は、痩せてガリガリで手足が長い。
肩の辺りは、とんがっている。
首には、鈴のついた黒っぽい首輪がされていた。
『迷子なの?お家、どこ?帰れないの?』
話しかけると、足元にすりより、手を差し出すと頭をこすり付けてくる。
納品された商品を取りに来た店員さんが目を話した隙に、弁当のケースに飛び乗ろうとする。
『しっ、あっち行け!!』
『・・・・・』
お客が来て、店員さんはカートを押して店に戻っていった。
そのあとを、子猫が追いかけて、店に入っていく。
『いやぁ、猫、入ってきたわ!!』
思わず、追いかけて、猫を抱き上げてしまった。。。。。
か、軽い。
でっかい猫になれた私は、衝撃を受けた。
外に出て、猫を下ろす。
買い物を終えた女性が、話しかけてきた。
『迷子みたいですね。痩せてて、ご飯食べてないんでしょうね。』
あっ、この人、猫好きだ。
姉やん『ええ、そうみたいです。軽いです、すごく。』
『どうしよう、何か食べさせて上げたいけど・・・』
姉やん『うち、猫が二匹いるし』
『そうなんですか、うちも大きいのがいるので。家、近くですか?』
姉やん『5分くらいです。』
『うち、ワンルームなので、連れて帰るのは無理で・・・。』
姉やん『うちも、、、まぁ、玄関にゲージを置けば、隔離出来るんだけど。』
『そうなの。じゃあ・・・。』
姉やん『でも、家で絶対ケンカになるよね、、、連れて帰ると。』
『そうですよね、簡単じゃないですよね。』
姉やん『・・・』
『なにか、手伝えることがあったら、手伝いますけど。』
姉やん『置いて帰ると、心残りですよね、きっと。』
『ええ、この前も、この道路で、猫が轢かれてたんですよ。。。』
・・・・・・・・・・
姉やん『分かりました。連れて帰ります。』
どこかで、『何、言うてんねん、自分。ええんか、ほんまに!!!』
って声が、聞こえた。
軽い子猫を抱き上げると、汚れているし病気かもしれないので、体から離して、前向きに抱いた。
買い物した手提げ袋から、パンやらデザートを取り出して、かばんに移す。
パシャパシャしたスーパー袋に猫を入れようとしたが、嫌がって暴れる。
仕方がないので、足だけを袋に突っ込んだ状態で、猫をささげ持つようにした。
それから自宅まで、小さい猫は暴れることもなく、おとなしく抱かれていた。
ああ、もうすぐ家についてしまう。
ピンポーン。
ただいま~。
そして、ゴメン、猫、いんねん。
それから、予想通りの騒ぎが起こったけど、もう、連れてきてしまったものは、仕方がない。
そう、うちは、家族全員、動物好き。
かつて、皮膚病だった初代のタムちゃんのために購入したゲージは、老猫介護に使ってから、屋根裏に放り上げてあった。
ご飯をよそったばかりだった妹(人間)が、ブツブツいいながらも、組み立ててくれた。
猫が飛び出さないように、玄関に作ってもらった、猫用扉。
その、玄関側にゲージを組み立てて、子猫を隔離した。
母が、缶詰をお皿に移して持ってきてくれた。
『ご飯、食べる?』
痩せた子猫は、恐ろしいまでのスピードで、食べ始めた。
爆食(ばくしょく)
その、ガッツク様子は、哀れなほどだった。
その後、とりあえず空腹だった私も、食事をした。
それから見に行くと、小さい猫は人を見ると、声を上げて近寄ってくる。
カリカリを出してやると、それも一気に食べてしまった。
あ~あ。
初めてだ、こんなことしたの。
その夜、迷い猫預かってます、のポスターを作りながら、妹(人間)と相談した。
とりあえず、明日、動物病院に連れて行くこと。
マイクロチップがあれば、すぐに飼い主がわかるだろうこと。
病気だったら、うちの子にうつらないように完全隔離がひつようなこと。
そのた、いろいろ。
眠れない夜。
心配していたうちの子達は、案外、平気そう。
さすがに、100匹以上の集団生活をしてきてだけのことはある。
声や気配を気にしているが、パニックになる様子はない。
とりあえず、明日、明日の結果待ちだ。
やっちまったぜ、その2 に続く
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