『う~、う~、あう~、、、フシャーーーー!!!!』
土曜の、目覚めの時に聞いた音だ。
『あう~、フシャーーー!! ギャギャギャギャギャーーー』 ドドドドド。。。。
日曜の、目覚めに聞いた音だ。
我が家の平和は、失われた。
金曜日、マニの抜糸の日だった。
処置は一瞬で終わったらしいが、先生に笑われた。
『うわぁ、お腹、ポンポコリンやなぁ』
保護シートにかぶれてしまったので、もう一日、エリザベス生活することになった。
赤くかぶれた皮膚が、かゆそう。。。
金曜日に開放されるはずが、一日伸びてしまった。
その日は、今までどおり、ゲージで寝かせた。
土曜日。
のんびり眠っていた姉やんは、低いうなり声を夢うつつに聞いていた。
『う~、う~、うぅぅぅぅ~。。。。』
タムが一人で、うなってるのかなぁ。そんなはずないしなぁ。
ああ、暑いなぁ、でも、眠いなぁ。。。。
まどろみは、突然破られた。
『フシャーーーー!!!』
寝ぼけて飛び起きた姉やんは、なぜか携帯をつかんで、眼鏡をつかみ損ねた。。。
な、なに? この部屋から、声がするけど。
タムが、窓際のローボードの上で、うなり声を上げていた。
が、よく見えない目には、一匹の姿しかない。
め、眼鏡だ、とりあえず。 ・・・携帯はかけられない。
眼鏡をかけてもう一度確認するが、窓の外に野良猫のいる様子もない。
・・・・・?????
そっと近寄って覗き込むと。。。
ローボードと壁の隙間に、マニさんが、いた。
マニに向かって、タムが威嚇する。
『お母さ~ん、なんでマニがここにいるの?』
タムを抱き上げて、ベッドに放り投げた。
マニが、隙間から、ぴょこんと飛び出してきた。
母『朝から、下の和室において扉を閉めてきたのに、いなくなったのよ・・・』
エリザベスも、保護シートも外れたマニさんは、驚くほど身軽だ。
とりあえず、マニを母に預けて、タムの様子を確認する。
それほど興奮している様子もなく、威嚇だけで終わったようだ。
ドキドキドキドキ。。。
長年、猫と暮らしてきたが、あまり、ケンカの場面には居合せたことはない。
目が覚めてしまった。
もう一度、マニは和室に閉じ込められた。
餌も水もトイレも、和室に用意してあった。
ずっと狭いゲージにいたのがかわいそうで、朝から用意したらしい。
これなら大丈夫だよね。
マニは朝から、父に甘え、母に甘え、必死にグルーミングをしたらしい。
緩やかに別居生活しながら、うちの子となじんでくれたらいいんだけど。
上のリビングで食事の用意をしていると、ひょっこりマニが入ってきた。
??????????
ご機嫌で、ソファの父に甘える。
どうやら、マニさんは、引き戸が開けられるらしい。
とにかく、自由になって、邪魔なエリザベスもなくなって、ご機嫌なマニは、、、かわいい。
みんな家にいることだし、とりあえず自由にさせてみた。
うちの子が、リビングに入ってくる。
マニがいる。
一瞬、固まる。
が、気にしないことにしたようだ。
マニも、そっと近づいたりしている。
その後、うれしそうに家中を駆け回るマニを、タムが必死に追いかける。
リリーもついてくるのだが、飽きるとどこかにいってしまう。
そうして、時々人間がついて回って、その後大きな問題は起こらなかった。
猫は、寝こだそうだ。
一日の大半を、眠っている。
が、マニも、ついて回るタムも、今日は寝不足だろう。
夕方、さすがに眠くなってきたのだろう。
マニは、リビングのソファで眠ってしまった。
クーラーの風が当たるので、タオルをかけてみた。
涼しいのが、好きみたいだ。
長い時間、ここで眠っていた。
真ん中が丸く開いた、座布団。
ぴったりとはまっている。
土曜日の夜。
もしかしたら、うまく同居できるかもしれないと、家族で喜んだ。
夜は、母が下の和室に連れて行った。
うろうろしていたが、電気を消して『おいで』と呼ぶと、母にくっついて、朝までベッドで眠ったそうだ。
日曜の朝、あまりのかわいさに、メロメロになった両親は、このまま飼おうかと話し合っていたそうだ。
ちょうどその時、二階から猫の争う声が響いてきた。
『う~、ギャギャギャギャギャーーーーー!!!』
妹(人間)の目撃証言によると、はじめ、うなり声は二階の廊下で始まり、リビングで争う声に変わったそうだ。
『コラッ』
妹(人間)の大声に驚いた二匹は、廊下に飛び出し、姉やんの部屋に飛んできた。
またしても、寝ぼけて携帯をつかんでベッドから降りた姉やんは、かたまりが飛び込んくるのを見ても、呆然と立ち尽くすばかりだった。
ボスン
左足に、やわらかいかたまりがぶつかった。
かたまりは、二つに分かれた。
ひとつが、姉やんの足元を通り過ぎて、ベッドの下に隠れた。
もうひとつが、向きを変えて、走った。
逃げたのは、タムだった。
リビングから出てきたとき、マニが、タムを追いかけていたらしい。。。。
。。。ど、どういうことやねん???
タムの背中からお尻の辺りの毛が、湿っていた。
グルーミングか、噛み付かれたのか。。。
二匹の顔に、傷はない。
タムは、興奮しているというよりは、
ビビッていた。 残念ながら。
マニは、思いっきり怒られて、ゲージに入れられた。
かわいそうだが、日曜日は一日中、ゲージから出してもらえなかった。
朝は興奮して暴れ周り、ゲージの中でトイレをひっくり返したらしい。
だが、一日中、声もかけてもらえず、近くを通る人間にも無視され続けたマニは、すこしだけ、しょんぼりしていた。
メス猫同士、張り合ってケンカする話は、よく聞く。
でも、まさか、デッカイうちの子が、ビビッてしまうとは思っていなかった。
やっぱり雑種とはいえ、長毛種。
性格が優しいのかもしれない。
優しいで片付けられないのが、でっかい兄さんのリリーだ。
少しやせたが、6.5キロはある。
迫力満点だ。
が、日曜の朝の争いの後、妹(人間)が部屋に戻ると、布団の上で見事に
伏せっ!!!
の体勢で固まるりりーがいたそうだ。
ビビリながらも戦う、ハンターさま。
布団の上で伏せる、へたれさま。
そして、ちびっこ戦士の勢いは、止まらない。
そして、姉やんの左足には、引っかき傷が残った。
小さい傷だが、ちょっと痛い。
手首の傷が癒えたのに、また、猫の争いに巻き込まれて負傷してしまった。。。(ほんの軽症だが)
これから、どうすればいいんだぁ。。。。。
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土曜の、目覚めの時に聞いた音だ。
『あう~、フシャーーー!! ギャギャギャギャギャーーー』 ドドドドド。。。。
日曜の、目覚めに聞いた音だ。
我が家の平和は、失われた。
金曜日、マニの抜糸の日だった。
処置は一瞬で終わったらしいが、先生に笑われた。
『うわぁ、お腹、ポンポコリンやなぁ』
保護シートにかぶれてしまったので、もう一日、エリザベス生活することになった。
赤くかぶれた皮膚が、かゆそう。。。
金曜日に開放されるはずが、一日伸びてしまった。
その日は、今までどおり、ゲージで寝かせた。
土曜日。
のんびり眠っていた姉やんは、低いうなり声を夢うつつに聞いていた。
『う~、う~、うぅぅぅぅ~。。。。』
タムが一人で、うなってるのかなぁ。そんなはずないしなぁ。
ああ、暑いなぁ、でも、眠いなぁ。。。。
まどろみは、突然破られた。
『フシャーーーー!!!』
寝ぼけて飛び起きた姉やんは、なぜか携帯をつかんで、眼鏡をつかみ損ねた。。。
な、なに? この部屋から、声がするけど。
タムが、窓際のローボードの上で、うなり声を上げていた。
が、よく見えない目には、一匹の姿しかない。
め、眼鏡だ、とりあえず。 ・・・携帯はかけられない。
眼鏡をかけてもう一度確認するが、窓の外に野良猫のいる様子もない。
・・・・・?????
そっと近寄って覗き込むと。。。
ローボードと壁の隙間に、マニさんが、いた。
マニに向かって、タムが威嚇する。
『お母さ~ん、なんでマニがここにいるの?』
タムを抱き上げて、ベッドに放り投げた。
マニが、隙間から、ぴょこんと飛び出してきた。
母『朝から、下の和室において扉を閉めてきたのに、いなくなったのよ・・・』
エリザベスも、保護シートも外れたマニさんは、驚くほど身軽だ。
とりあえず、マニを母に預けて、タムの様子を確認する。
それほど興奮している様子もなく、威嚇だけで終わったようだ。
ドキドキドキドキ。。。
長年、猫と暮らしてきたが、あまり、ケンカの場面には居合せたことはない。
目が覚めてしまった。
もう一度、マニは和室に閉じ込められた。
餌も水もトイレも、和室に用意してあった。
ずっと狭いゲージにいたのがかわいそうで、朝から用意したらしい。
これなら大丈夫だよね。
マニは朝から、父に甘え、母に甘え、必死にグルーミングをしたらしい。
緩やかに別居生活しながら、うちの子となじんでくれたらいいんだけど。
上のリビングで食事の用意をしていると、ひょっこりマニが入ってきた。
??????????
ご機嫌で、ソファの父に甘える。
どうやら、マニさんは、引き戸が開けられるらしい。
とにかく、自由になって、邪魔なエリザベスもなくなって、ご機嫌なマニは、、、かわいい。
みんな家にいることだし、とりあえず自由にさせてみた。
うちの子が、リビングに入ってくる。
マニがいる。
一瞬、固まる。
が、気にしないことにしたようだ。
マニも、そっと近づいたりしている。
その後、うれしそうに家中を駆け回るマニを、タムが必死に追いかける。
リリーもついてくるのだが、飽きるとどこかにいってしまう。
そうして、時々人間がついて回って、その後大きな問題は起こらなかった。
猫は、寝こだそうだ。
一日の大半を、眠っている。
が、マニも、ついて回るタムも、今日は寝不足だろう。
夕方、さすがに眠くなってきたのだろう。
マニは、リビングのソファで眠ってしまった。
クーラーの風が当たるので、タオルをかけてみた。
涼しいのが、好きみたいだ。
長い時間、ここで眠っていた。
真ん中が丸く開いた、座布団。
ぴったりとはまっている。
土曜日の夜。
もしかしたら、うまく同居できるかもしれないと、家族で喜んだ。
夜は、母が下の和室に連れて行った。
うろうろしていたが、電気を消して『おいで』と呼ぶと、母にくっついて、朝までベッドで眠ったそうだ。
日曜の朝、あまりのかわいさに、メロメロになった両親は、このまま飼おうかと話し合っていたそうだ。
ちょうどその時、二階から猫の争う声が響いてきた。
『う~、ギャギャギャギャギャーーーーー!!!』
妹(人間)の目撃証言によると、はじめ、うなり声は二階の廊下で始まり、リビングで争う声に変わったそうだ。
『コラッ』
妹(人間)の大声に驚いた二匹は、廊下に飛び出し、姉やんの部屋に飛んできた。
またしても、寝ぼけて携帯をつかんでベッドから降りた姉やんは、かたまりが飛び込んくるのを見ても、呆然と立ち尽くすばかりだった。
ボスン
左足に、やわらかいかたまりがぶつかった。
かたまりは、二つに分かれた。
ひとつが、姉やんの足元を通り過ぎて、ベッドの下に隠れた。
もうひとつが、向きを変えて、走った。
逃げたのは、タムだった。
リビングから出てきたとき、マニが、タムを追いかけていたらしい。。。。
。。。ど、どういうことやねん???
タムの背中からお尻の辺りの毛が、湿っていた。
グルーミングか、噛み付かれたのか。。。
二匹の顔に、傷はない。
タムは、興奮しているというよりは、
ビビッていた。 残念ながら。
マニは、思いっきり怒られて、ゲージに入れられた。
かわいそうだが、日曜日は一日中、ゲージから出してもらえなかった。
朝は興奮して暴れ周り、ゲージの中でトイレをひっくり返したらしい。
だが、一日中、声もかけてもらえず、近くを通る人間にも無視され続けたマニは、すこしだけ、しょんぼりしていた。
メス猫同士、張り合ってケンカする話は、よく聞く。
でも、まさか、デッカイうちの子が、ビビッてしまうとは思っていなかった。
やっぱり雑種とはいえ、長毛種。
性格が優しいのかもしれない。
優しいで片付けられないのが、でっかい兄さんのリリーだ。
少しやせたが、6.5キロはある。
迫力満点だ。
が、日曜の朝の争いの後、妹(人間)が部屋に戻ると、布団の上で見事に
伏せっ!!!
の体勢で固まるりりーがいたそうだ。
ビビリながらも戦う、ハンターさま。
布団の上で伏せる、へたれさま。
そして、ちびっこ戦士の勢いは、止まらない。
そして、姉やんの左足には、引っかき傷が残った。
小さい傷だが、ちょっと痛い。
手首の傷が癒えたのに、また、猫の争いに巻き込まれて負傷してしまった。。。(ほんの軽症だが)
これから、どうすればいいんだぁ。。。。。
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