ふかふか と もふもふ と むくむく・・・

新しく家族になった美しい兄と妹猫。妹分が加わり3匹になりました。破壊力も倍増しています。微妙な同居生活は果たして・・・

猫十和 ニャン太先生 1

2011-10-27 00:33:25 | 猫十和先生
本日は、日本で唯一の、猫芸術評論家の『猫十和 ニャン太(ねことは にゃんだ)』先生をお迎えして、現代日本の猫芸術について、勉強したいと思います。

猫十和先生、ようこそおいでくださいました。

 -どうも、猫十和 ニャン太です。

先生は、日本で唯一の、猫芸術評論家でいらっしゃるとお伺いしましたが。

 -ええ、まあ、今のところ私しか、おらんようですな。

今日は、先生のお持ちの作品を鑑賞しながら、猫芸術について、いろいろおうかがいしたいと思っています。

 -いやぁ、なかなか発表の機会も無いので、ありがたいことですわ。

まず、では、猫芸術についてですが、これは、猫がモチーフになった古今東西のたくさんの芸術作品があると思うのですが、それとは別のものと考えてよろしいのでしょうか。

 -ええ、私の扱う作品は、いわゆるそういった名作ではなく、名も無い作家達の、本当の意味での芸術作品についてですから、まずは、誤解の無いようにお願いしたいもんですな。

そうですか。
無名の作家とおっしゃいましたが、具体的にはどのような作家の方が、どういった作品を作成していらっしゃるのでしょうか。

 -うむ、まずは、作品を見てもらうのが分りやすいだろうな。

 -完成品が、こちらだ。



あの、これは、どういった・・・、・・・作品なんでしょうか?

 -ふむ、これは猫の噛み傷で製作された、クラフト製の紙袋のオブジェです。

はあ。。。。。。。

 -どうだね、この、破れ具合。なかなかのモノでしょう。

ええと、そうですね、、、、たぶん。

 -まず、製作工程を見ていこうか。

はい。



 -この写真は、巨匠が自ら素材の吟味をされているところです。

吟味?、てすか。

 -さよう。簡単に言うと、噛み心地だな。やはり作業が気分良く出来てこそ、作品の質も上がるというものだ。

そうですか。まずは素材が大切なんですね。

 -いよいよ作業にかかられた巨匠の姿だ。これは、なかなか貴重なものなので、よく、ご覧になったほうがよろしいかと。



ああ、作業、されているようですね。たぶん。

 -まず、どのあたりに作品のポイントを置くかと言うのが、重要なんだよ。わかるよね、君にも。

ええ、まぁ、なんとなく。。。

 -これは、助手が中から作業しているところだ。



中からですか?

 -やはり、大作には助手も必要なんでな。

なるほど。

 -そして、全体像をチェックされている姿だ。



ぜ、全体像ですね。作品としての出来栄えを確認されていると、そういうことですね。

 -ほほう、なかなか鋭いではないかね。どうだね、君も、猫芸術評論家の道に進んでみたほうが良いのではないか。わしは弟子はとらん主義だが、考えてみてもいいぞ。

あの、いえ、インタビューの仕事が好きなもので。

 -そうかね、まぁ、気が変わったら、いつでも連絡してきたまえ。

あ、ありがとうございます。

 -これで、この作品は完成じゃ。

・・・。

 ー前にも紹介したが、このように実際に触れてみてこそ、作品の良さが分かるというもんじゃ。これなんかは、巨匠が出来栄えに満足されて、サービスしてくれたんだよ。どうだね、素晴らしいだろう。



ええ、確かに。

 -今日は、入門と言うことで、まぁ、慌てずゆっくり作品を鑑賞していこうではないか。

そうですね。一度にたくさんは、無理です。受け入れられません、とても。

 -そうだろう、それこそが真の芸術の持つ、重みであり迫力なんだよ。

・・・(そういう意味ではないんですが)・・・、ええ、まぁ。

猫十和先生、本日は、珍しい作品をお持ちいただき、ありがとうございました。

 -いやいや、まだまだ序の口なので、ご期待ください。



みなさま、どうでしたか?

猫芸術。

猫がモチーフの、ありきたりの作品ではありません。

猫が作った作品です。

猫十和先生は、たくさん作品の写真をお持ちのようなので、また来週、新しい作品でお目にかかりましょう。

では皆さん、ごきげんよう。





   って番組を作ってみようかと。。。

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