「大発明だ!」シュタークスミス博士は叫んだ。「これで運搬作業は楽になるぞ」
博士の発明したものは、物の重さをゼロにできる光線を発射する万年筆のような大きさと形をした装置だ。この光線を当てると、たとえ巨大タンカーでも小指一本で動かす事ができる。
「さっそく実験してみよう」
博士は研究所の裏庭に用意してあった、重さ百トンの大きな鉄の塊に装置を向け、光線を発射した。青紫色の光線が鉄の塊に当った。光線は物の大きさや重さを自動的に感知して、適量が照射される。光線が消えた。
「よし、照射完了! では実験開始だ!」
博士は鉄の塊に近付いた。手を伸ばし、軽く押してみる。鉄の塊は軽く揺れた。重さは全く感じない。
「思った通りだ。これは災害の時にも使えるぞ!」
博士は嬉しくなって、鉄の塊を力任せに叩いた。
塊はごろごろと勢い良く転がり始め、近所の建物を破壊しながら、一直線に海まで行ってしまった。
「軽く感じるだけだったんだ・・・」
塊が破壊の限りをつくした跡を見ながら、博士はつぶやいた。
博士の発明したものは、物の重さをゼロにできる光線を発射する万年筆のような大きさと形をした装置だ。この光線を当てると、たとえ巨大タンカーでも小指一本で動かす事ができる。
「さっそく実験してみよう」
博士は研究所の裏庭に用意してあった、重さ百トンの大きな鉄の塊に装置を向け、光線を発射した。青紫色の光線が鉄の塊に当った。光線は物の大きさや重さを自動的に感知して、適量が照射される。光線が消えた。
「よし、照射完了! では実験開始だ!」
博士は鉄の塊に近付いた。手を伸ばし、軽く押してみる。鉄の塊は軽く揺れた。重さは全く感じない。
「思った通りだ。これは災害の時にも使えるぞ!」
博士は嬉しくなって、鉄の塊を力任せに叩いた。
塊はごろごろと勢い良く転がり始め、近所の建物を破壊しながら、一直線に海まで行ってしまった。
「軽く感じるだけだったんだ・・・」
塊が破壊の限りをつくした跡を見ながら、博士はつぶやいた。
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