お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 7 ~怪光線~

2008年01月15日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、宇宙人と接触しました」
「異星人か地球外知的生命体と言うのだ」
「『そこに居て欲しい』と言っています」
「急ぐ理由もない。了解しよう」
 隊員が了解と通信すると、十機程の宇宙船が一列に並んで現われ、探検隊の宇宙船に船首を向けて円形に取り囲んだ。そして、船窓から無数の光線を発し、再び一列に並んで去って行った。
「しまった!」隊長は悔しそうに叫んだ。「あの怪光線は危険なものに違いない! 油断をした! 先を急ぐべきだった!」
「隊長、『始めて異性の宇宙船を見たお客ばかりで、禁止のストロボ撮影がなされ、大変申し訳ない。モデルの協力には感謝』・・・あれは団体旅行の写真撮影だったんですよ」
「しまった!」隊長は悔しそうに叫んだ。「ならばもっと良い顔をしておくのだった!」



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