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お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 39 ~宇宙の花園~

2008年07月23日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、未知の惑星を発見しました」
「よし、着陸して早速調査だ」
「隊長、大気は地球と全く同じです」
「あの重い酸素発生装置なしで大丈夫だな」
 惑星一面に幾種類もの巨大な花々が咲き乱れ、強烈な甘い香りを放っていた。
「宇宙の花園です。宇宙の旅に疲れた者たちの心を和ませるオアシスと言った所ですね」
「と言う事は、他の生命体も心和ませに来るかもしれん。貴重な惑星を発見したものだ」
 その時、プロペラ機のような音がした。空に暗雲のようなものが拡がり始めた。それは巨大な蜂の大集団だった。
「隊長! 宇宙スズメバチのダデデンです! 動くと巨大な針で刺されてしまいます!」
「なんと、腹を和ませる生命体もいたのか」
 隊長と隊員はダデデンが去って行くまでの十日間、身動き一つする事が出来なかった。




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