思い付きブログ

「君と僕2」と「謎の彼女X」の彼女の胸を触りたい衝動と倫理観1

 春アニメの感想の続きです。

 「君と僕。2」は、ふんわりとした男子高校生の日常に時々女子を絡ませる女子向け、「謎の彼女X」は、謎の甘いヨダレを彼になめさせ、パンツに隠したハサミを振り回す謎の彼女とその彼の高校生カップルを中心とした男子向けという、なかなか対照的なアニメでした。

 前者では中学生の弟が、後者ではメインの男子高校生が、彼女の胸を触りたい衝動に負け、彼女を泣かしてしまうのですが、実は彼女もイヤというわけではないという、微妙な女心(?)の描き方のちょっとした違いがおもしろかったので、2作品を比べてみました。

 思ったより長くなったので、2つの概要みたいのはこれで、それを踏まえたまとめは次ので。


●「君と僕。2」

 8話が「ぼくたち男の子」で、耳たぶが柔らかいとスケベらしいです(それって、全ての人間ってことかな?)。

 少し長いですが、気にいったシーンを以下に、(小説のつもりだったんですが、)脚本のような感じに。カギ括弧以外は、多くが想像(妄想?)です。男目線の文章ですが、ほら、私は男だから。

 こんな言葉は柄ではないですが、さゆさゆ演じる間宮に、危うくキュン死にするところでした。
 ほら、男だから。

 もし、間宮がイヤな女子に見えたら、それは私の文章力のなさです。間宮は、普通の、とても良い子ですから、誤解無きよう。


 因みに、間宮は、今年のお気に入りヒロインの第3位に躍り出るところでしたが、出番が少ないので、第3位は「氷菓」のえるのままです。
 因みに、その上は、私にとっては、いくつかある大好きアニメの大好き声優の大好きキャラの2つ。別のところで書きます。この2つのアニメのキャラの上に行くとしたら、WORKINGくらいかなあ。


★★★★★★★★★★
 カラオケボックスにて、中学生の松岡冬樹(cv.岡本信彦)が付き合い始めたばかりの間宮杏子(cv.原紗友里)に誕生プレゼントのファッションリングを渡す。喜ぶ間宮。
 でも、少しの緊張感を感じている間宮。それは松岡も同じだった。

 お返しに、過ぎてしまった松岡の誕生プレゼントをしたいけど、何が欲しい?と聞く間宮。

 もじもじ照れながら、顔を手で覆い、言うか言うまいか、ドキドキを抑えられずに悶々とする松岡。
 言ったら嫌われるかも知れない、変態と思われるかも知れない、あっ、でっ、でも、、、

 でも、えぇ~い。言っちゃえ!

 「あ、いや、、、、、あぁ、、、、、ムネ、触っていい?」
 遠慮がちに、ためらいながら、照れながら言う、松岡。
 言ってから後悔する松岡。間宮に嫌われたかも。今すぐにでも立ち去りたい!

 目を丸くして驚き、頬を染める間宮。
 「あっ、えっ、あっ、あたしの? 、、、うぅ、、、、、で、でも、あたしの胸、その、、、ちっちゃいし。」
 背ちっちゃいし中学生だから、こんなものかもしれないけれど、でも、男の子は大きい方が好きみたいだし。。。
 ちっちゃいから恥ずかしいし、嫌われないかな?。
 どうしょう?、どうしたらいいんだろう?。
 断ったら嫌われないかな?、大丈夫かな?。
 
 戸惑う間宮。

 言い方が分からないものの、気持ちを伝えるために、ぎこちない言葉だけど素直な言葉で、
 「いや、おっきいのが触りたいとか、、そういうことじゃ、、、なく、、、」

 恥ずかしいけれど、けれど、だったら。。。
 意を決するように、背筋を伸ばして、少し凛として、松岡の目を見て、
 「ぇっ、、、ど、どうぞ。」
 恥ずかしいけれど、とても恥ずかしいけれど、頬を染めて松岡に応える間宮。

 「えっ、いいの?」
 嫌われなくて、良かった~。
 同時に、少しの驚きと嬉しさと戸惑いという、新たな感覚を感じる松岡。

 「あ、うん。服の上、から、、、なら。。。」
 恥ずかしくて目を右下にそらす間宮。
 うん、いいよね。大好きな松岡とだもん。
 この前のキスより、もっと近づける気がするし。

 「あぁ、じゃぁ。」
 照れて、ぎこちなく、呟く、松岡。
 互いに恥ずかしく、うつむき加減。顔なんて、到底見ることはできない2人。

 初めてのムネの柔らかさを掌全体に感じる松岡。その、未知の、どう表現して良いか分からない柔らかさに戸惑う。。。

 しかし、心の中で、「どっ、どうしよう。触ったあとのこと、考えてなかった。。。」
 OKされるかも分からなかったし、そもそも、初めての松岡には、一歩先どころか半歩先ですら、考える余裕はなかった。

 2人の鼓動は高まり、呼吸で上下する間宮のムネに、ただひたすら手を当て続けることしかできない松岡。

 しばしの沈黙、そして、ふと、顔を上げて間宮の方を見る。
 すると、頬を染め、うつむいていた間宮が、顔を上げて、



 「はあっ、うぇへ~」
 ぎこちなく、だけど可愛い、笑顔。



 直ぐに、そして突然、涙が溢れ出す。

 「はっ、あっ、ごめん、ごめん、間宮。ごめんな、ごめん、、、」
 直ぐに謝る松岡。
 間宮を傷付けたんじゃないかと焦る松岡。
 どうして良いか分からない松岡。
 焦る松岡。
 嫌われたんじゃないかと焦る松岡。

 そして、何を言っていいのか分からず、何をして良いのか分からず、何も出来ずに動けない松岡。。。。。



 間宮はトイレで顔を洗い、そしてしゃがみ込み、
 「はぁぁ~。泣くつもりなんかぜんっぜんなかったのに。松岡にいっぱい謝らせて、イヤな思いさせちゃった、、、、、」
 そう、とても、とても、恥ずかしかったけれど、イヤではなかった。
 何か、変な感じだった。
 ドキドキした。
 だけど、涙は流れた。
 いけないこと、したんだろうか?
 何で? 何でだろう?

 自分に生まれた、この未知の感情が何なのかは、間宮には、まだよく理解できない。


 部屋に戻る前に、頬を2回たたき、気を取り直す間宮。
 「ごめんね。松岡。遅くなっちゃって。」
 少しばかり妙に明るい声と、少しばかりぎこちない笑顔で。
 語尾がやや上がるところが、間宮の緊張感というかぎこちなさを表している。

 しかし、部屋を間違えて、松岡の兄の春達の部屋に入ってしまった。
 泣いたあとを見つけて怒り、弟がいる隣の部屋に走る兄。母親のように弟を心配する春。

 キスしたと毎日嬉しそうにしていたのに、どうして泣かせるようなことをするのかと怒り、怒鳴る兄。

 それを聞き、はっとして軽く頬を染める間宮。
 やっぱり、あたしの大好きな松岡だ。松岡も、あたしを大好きで大切に思ってくれているんだ。そして、やっぱり、あたしも、松岡と近づけて、すごく嬉しかったんだよ。


 二人だけでの、冬の寒い帰り道。
 「はー。」
 手に息をふきかけ、横目で松岡を見る間宮。
 反省している松岡は、あまりしゃべらない。むしろ、間宮に申し訳なくて言葉が見つからない。

 泣いたことを気にしている松岡に悪いと思いつつ、言葉が見つからないのは、間宮も同じ。
 「寒いね。。。。。
 松岡、いいなあ。マフラー、あったかそう。」
 ちょっと空元気っぽく。でも、まだ語尾は上がり気味。

 「あの、さあ、、」
 「うん?」
 「今日は、、ごめんな。」
 「あぁ」
 「その、、あんなことして。でも、本当に、間宮に、やな思いさせたかったわけじゃなくて、、なんて言うか、、その、、、」

 軽く微笑み、ふいに松岡の耳たぶをつまみ、穏やかで落ち着いた笑顔と口調で、
 「耳たぶ、、、」
 もう語尾は上がらない。
 「やわらかい。」
 「えっ」



 「すけべ。」
 笑顔、笑顔、笑顔の間宮。でも、自分もそれなりにすけべだよ、と気付いたことは口にできない。だって、ほら、女の子だから。

 先へ歩き出す間宮、照れた微妙な笑顔で後ろ姿を追っていく松岡。
 並んで歩き、どちらからともなく、手をつなぐ2人。

 「家まで送る。」
 「うん。今日は楽しかったね。」
 素直な笑顔で応える間宮。

 後ろから自転車がベルを鳴らして通り過ぎる。手を離す松岡。

 「んうぉ、何で今、手、離したの?」
 「えっ、ああ、いや。べつに。」



 「んもう~。松岡は恥ずかしいの基準が分かんないよー」
 そっぽを向いて、再び語尾を上げて、ちょっとすねてみせる間宮。親しみのこもった表現。
 「だっ、だから、恥ずかしいとか言ってねえじゃん。」
 照れる松岡。
 「じゃあ何で離したのぉ?」
 愛情のこもった表現。
 でも、手を離した理由を本当は分かっている間宮。
 だって、あたしのこと、大好きなんでしょ?すごく意識しているんでしょ?だから、すごく照れているんでしょ?あたしもだよ、まつおか。そんなまつおかが、大好きだよ。


 再び、並んで歩き出す後ろ姿の2人。
 幸せな、青春まっさかりの2人。

★★★★★★★★★★

 そのあと少しあって、最後に、兄の友人が、「しょうがないよ。ほら、ぼくたち男の子だから。」
 そしてエンディングへ、という締め。


 上の、松岡と間宮が再び歩き出すシーンで、「もうー、はいっ。」と言って間宮が手を差し出し、照れながら手をつなぐ松岡、というシーンを入れれば、2人が今後も幸せであることが、より示唆されたのでは。

 2人が手をつないだり互いの愛情を形にして確認しなくても大丈夫なレベルに達したと言うには、まだ早いと思うので。しかし、これでお互いが愛し合っている、これで大丈夫なレベルに達したと勘違いするのも、青春であります。

 再び手をつながなかったことにより、想像に任せる余地を広げたということであれば、楽しめるからいいですが。


●「謎の彼女X」

 謎の甘い唾液をもっていて、それを舐めると相手に感情が伝わるとか、パンツにハサミを挟んでいて、何かあると振り回して切り刻む、謎のアニメ。


 さて、そのシーンは、そのものずばり、8話「謎の感覚」。

 卜部美琴(cv.吉谷彩子)の部屋に入った椿明(cv.入野自由)。
 夢で卜部の胸を触ったことが忘れられず、悶々としていると、卜部に何かあるのかと聞かれ、夢のこと、胸を触りたいことを正直に言う。

 ここは、変に隠し事をしても疑われて変に思われるだけだと、これまでの2人の付き合いの中で学習した効果と、椿の人の良さの表れでしょう。


 卜部が自分で自分の胸を触ったままで唾液を椿に舐めさせると、胸の感触が椿に伝わり、何故か涙が流れた椿。
 何も泣かなくても、と言って、胸を触ってもいいと言う卜部。

 でも、逆に、そういうことはお互いの気持ちが高まってからとか、慌てて、うろたえて、何を言っているのか分からなくなる椿。

 最初に男子が泣くというのも含めて、ここも椿の人の良さとウブさでしょう。


 でも、3秒以内に触らないとなかったことにすると言われて、ごめんと言って慌てて服の上から触る椿。

 結局触っちゃうところは、ほら、男の子だから。


 そして、触っていること自体と、触っている自分自身に驚きと戸惑いを感じつつ、手を通して卜部の心臓の鼓動を感じ、我慢できずに押し倒す。

 抵抗するものの、これまでのように強く抵抗できない自分にも気付く卜部。
 更に、暴走した椿に耳を舐められ、その未知の感覚に気持ちよさと戸惑いを隠せない。
 更に暴走してキスしようとしたら、涙を流す卜部に気付き、慌てて謝る椿。

 怒っているかと聞くと、怒っていないと答える卜部。

 どうしていいか分からずに、卜部を傷付けたと思い、謝ってから、雨の中、走って帰る椿。

 1人になった部屋で、自分で自分の耳を試しに触り、あらためて未知の感覚に気持ち良さを感じる卜部。


 翌日、椿が謝ると、怒っていないから謝らなくていいと。
 卜部は、耳を触ると涙が出るようになったと言い、その感覚はイヤじゃないと。


● これらのまとめは、次ので。

コメント一覧

shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>ざっくさん
 最初は、千鶴(入野自由)と茉咲(佐藤美由希)のことを書こうと思っていました。
 2人のやり取り、好きです。

 が、間宮のもっと良いシーンが出てきたので。


 胸を触る話は、アクエリオン以外にも1つだったか、ありましたが、思い出せなかったのと、多くの比較は大変なので(笑)。

ざっく
http://yaplog.jp/rockgamer/
shinさんも、胸好きですねぇ(笑)
おっぱいを触るシーンのある2つの作品を考察するとは……


自分は、金髪の元気な男の子と、背の低い女の子のやり取りが好きでした。
例によって、名前覚えてない…

謎の彼女は、昔、「ディスコミュニケーション」って不思議な漫画を買ってたんですけど、その作者の最新作……ってぐらいしか知らなかったです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「  アニメ2012年感想等」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事