思い付きブログ

ブラックロックシューター

 冬アニメの感想の続きです。


● ブラック★ロックシューター

 フジテレビのノイタミナ枠。

 女子高生の内面に重点を置いた成長物語。
 現実を生きる少女達の苦しみや悩みが生み出した、ブラックロックシューター(花澤香菜)のいる別世界で、分身みたいなものが戦い、戦いに敗れると悩みなどが解決されると。



 さて、途中からサヤ(能登麻美子)が落ち着いた話し方のスクールカウンセラー役で出てきて、能登さんは輪廻のラグランジェでは怒鳴る役で出ているけど、あんまり合わないなと思っていたところ、この能登さんはいいなあと、つい、本筋以外のところに眼が行って。

 口数が少ない役の能登さんの声は好きなのですが、そうだと能登ヴォイスがあまり聞けないというジレンマ。

 今回のは、声と雰囲気が良かったのに割と台詞もあって、良かったです。



 もとい、サヤはキーパーソンでした。迂闊でした。
 ここで、なーんだ、と思ったのも迂闊でした。



 ユウ(阿澄佳奈)というか、阿澄さんの役が一番のキーパーソンで。

 別世界より現実世界の方が苦しいから、別世界で負けたくない、出てきたくないなんて、それは、根本的なところを解決しないと、悩みがなくなっても、それは一時的でしかなく、また同じような困難に直面しても乗り越えられずに同じことを繰り返すということですね。


 主役のマト(花澤香菜)も甘い。

 他人を傷付けずに生きようと思っていたなんて。

 自分が傷付けば他人を傷付けないで生きられると思っていたなんて。
 これは、間違ったボランティア精神。若しくは、自分のためにボランティアをしているのに、それを認識せずに他人のためにボランティアをしていると勘違いしている人(自分のためにボランティアをすることは悪いことではないが、それを認識していないと、相手に失礼なことを無意識の内にしでかす)。



 そう言えば、最終兵器彼女(漫画は2000~2001年、アニメは2002年)でも、訳も分からず最終兵器に改造されて日本を守るために孤独な戦いをするはめになった女子高生が、初めての同級生の彼氏と共に悩みながら、生きること、愛し合うことは傷付け合うことでもあるということを学ぶ過程でした(こう書くとチャチに聞こえるのが残念ですが。過程をじっくりと書いている漫画(全7巻)の方がお勧めです。特に最終巻は。先日、古書店で1冊100円で売ってましたけど(苦笑))。

 エヴァンゲリオンの影響をいくらか受けたセカイ系なので、好みは分かれるでしょうけど、話の重要な要素なのに解決できない矛盾だらけのエヴァのような、そんな矛盾はほとんどないので、話としては完成されています。



 話がそれてばかりですけど。



 もとい、最終話の最後の方で、4人が同じブレスレットみたいなやつをして友達であることを確かめ合ったり、また、さらにエンディング後の最後の最後でブラックロックシューターが、痛みと傷とを抱きしめたまま戦い続けると言っています。


 これって、まさか、OVAでやったような話に逆戻りなんてしないですよね?。


 つまり、友達同士の内、誰と誰がより仲良くなって、残りの人が疎外感を感じて、またブラックロックシューターの別世界の世話になるという話に逆戻りなんてしないですよね?。

コメント一覧

shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>ざっくさん
 そういうのは、萌で見るか、女心の勉強だと思って、見てます(笑)。
ざっく
http://yaplog.jp/rockgamer/
そーいえば、OVA観てねー
持ってるのに観てねー

女友達同士だと、別の友達と仲良くすると嫉妬する…みたいなの
多いですよね、アニメのストーリーでは。
実は、こーゆーストーリーは、あまり見たくないタイプなんですよね。
男だと友達取られて嫉妬…ってのは、ホモ臭くて絶対しそうにないですし。
理解しがたい…心の醜さというか、弱さというか…なんですよね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「  アニメ2012年感想等」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事