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ローリング☆ガールズ感想。モサの戦いが痛快な、モブのロードムービー。指導者がいなければ自分達でやればいい

【ネタバレ】
2015年冬アニメの感想の続きです。

◎「ローリング☆ガールズ」(全12話)

総合評価3.5点(5点満点)。

○ 1、2話。モサが代表しての「キルラキル」みたいな戦い、真面目にバカやっている物語。

1話冒頭、「(地方自治をめぐる)東京大決戦の終結から10年、その事後処理を終えぬまま、この国の指導者、支配層、そして富裕層のほとんどが、忽然と姿を消した。10あまりの道州から、再び分割再編された旧都府県は、何やかんやで独立し、それぞれが、勝手気ままに、ご当地色を強めながら、内向きに、圧倒的発展をとげていった。だが、活気に満ちた新時代にも、やがて無数の不穏の種が芽吹き始め、いにしえより、根強い共同体意識をその血に受け継ぐ人々が、その排他性と身勝手な利欲とを、むき出しにし始めていた。かつて、世の閉塞を絶つヤイバとなった自警団という名の平和の盾が、再び、もろ刃の剣となって、あなたの町で、さやばしる。」。

特別な能力があって強いモサが助っ人に入って戦う一方、モサ以外はモブと呼ばれる普通の人。

指導者とかがいなくても、残された人々が何とかすると。代わりはいくらでもいると。普段はモブでも必要とあらば誰でもモサとは違った形で活躍できる可能性があるという物語でもありました。

森友望未(cv小澤亜李)、小坂結季奈(cv日高里菜)、響 逢衣(cv種田梨沙)、御園千綾(cv花守ゆみり)の4人がモブだけどメイン、所沢国の宇徳真茶未(うとく まさみ)/マッチャグリーン(cv藤村歩)、東村山国の助っ人の執行 玖仁子(cv大浦冬華)の2人のモサのほか、4人の広島までの旅で出会うモサやモブ多数。

1話の相関図。



○ 3話からが本編で、2人のモサが大怪我したので、マッチャグリーンへの各地からの助っ人依頼に応えるために4人が各地をバイクで旅をする、青春ロードムービー。

でも、少し退屈、というより、1‐2話が楽しかったので、比較して退屈に感じました。
モブの4人が旅に出て、そこでのあれこれの日常や戦いで、それでも時々あるモサ同士の戦いは「キルラキル」っぽくて楽しかったです。


○ 千綾が実は宇宙人で、タコみたいな形が本来の姿だと。そんな設定まで持ち出さなくても楽しめると思いますけれど。それはそれで楽しかったですが。10話で食べられなくて良かったですし。


○ 千綾以外にも、母娘関係や父娘関係のねじれや行き違いが描かれていて、いずれもアレコレあって収まるところに収まります。
女性同士の友情のねじれや行き違いが描かれていて、いずれもアレコレあって収まるところに収まります。
地方分権とか地方の時代とか、人口減で地方消滅とか言われていますが、前者を推し進めていったら各地が勝手に工夫して特徴ある地域として栄えたけれど、争いは無くならないからモサが活躍すると。

モサの戦い以外にも見所はありますが、モサの戦いが楽しかっただけに、少し詰め込み過ぎで少し散漫な感もあり。
ただそれはロードムービーだからアレコレ起きるのは当然であり、ただそれはモサの戦いが楽しかったことの裏返し、比較すると普通を普通以下に感じてしまうということであり。




【shin】
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