で、いつものを。
◎「ちはやふる2」
第15首「たごのうらに」
田子の浦に
うち出(い)でてみれば
白妙(しろたへ)の
富士の高嶺に
雪は降りつつ
(山部赤人。百人一首の4番目の歌)
〔意味〕
(静岡県の)田子の浦の海岸に出てみると、真っ白な富士の高嶺には、雪が後から後から降り続けている。
決勝の相手の富士崎高校が静岡県だからこの歌なのでしょうかね。
○ 奏が決勝戦を辞退したのはツキ指でした。何それ、って思いましたが。
筑波はそれに気付かなかったが体力は心配していたと心の中で言っていますが、となると前話ラストで、「そんなに疲れて見えますか。」と奏が言ったときには筑波が驚いたことの解釈は、筑波が奏の疲労度を見誤ったことへの驚きか、奏が強がったことへの驚きということでしょうね。
○ 経験を積ませるためもあって、富士崎高校は2年の山城理音(cv高垣彩陽)が決勝に出ることに。
赤毛の女子は理音だったんですね。(赤毛の女子の声が高垣さんの声という自信がなかったもので、判別できませんでした。)
富士崎高校で本当に怖いのは女子だとレギュラーの3年が言っていましたが、それが理音とのこと。
理音自らが「私が入った方が、確実に勝てます。」と3年に言っていることもあり、体力はないけれど、B級なのに才能があると言われていているので、現時点でもA級の実力があるということなのでしょう。
○ さて、服が乾いたので翌日の個人戦に備えて帰ろうとする詩暢ですが、新が、励まされる子がきっといるから少しでも見に行かないかと声をかけると、しばらく間を置いて、低い声で、少し元気なさげに、詩暢が、
「そんなわけないやろ。」
ここは、誰も強すぎる詩暢のレベルに追いつけない、詩暢を脅かすことすら出来ないことに孤独を感じている詩暢の孤独感の表れなのかも知れませんし、詩暢が他人に冷たいことから嫌われていると思っているのかも知れませんし。
それでも、新があれだけ言うことが気になったので、期待せずに決勝戦を見てみることに。
団体戦を遊びだと言っている詩暢ですが、少しは考えが変わる契機になるのでしょうかね。
少なくとも、昨年戦った千早のことは思い出すのでしょうけれど。
○ 瑞沢高校、富士崎高校、双方ともリラックスした感じで、良い決勝戦になりそうです。
【shin】
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