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「十二人の死にたい子どもたち」感想

【ネタバレ】

◎「十二人の死にたい子どもたち」

「死にたいけど、殺されるのはイヤ。」

総合評価は上中下で上の下くらい。
2020年1月31日に地上波初放送していました。

2019年1月25日公開、堤幸彦監督、倉持裕脚本、冲方丁原作、118分。

サトシ(1番。安楽死の集いの主催者)(高杉真宙)、ケンイチ(2番)(渕野右登)、ミツエ(3番)(古川琴音)、リョウコ(4番)(橋本環奈)、シンジロウ(5番)(新田真剣佑)、メイコ(6番)(黒島結菜)、アンリ(7番)(杉咲花)、タカヒロ(8番)(萩原利久)、ノブオ(9番)(北村匠海)、セイゴ(10番)(坂東龍汰)、マイ(11番)(吉川愛)、ユキ(12番)(竹内愛紗)、ゼロバン(0番)など。




○ネットで人を集めて、皆で集まり、必要に応じて話し合いをして全員が合意すれば集団安楽死をしようという会の主催者のサトシ。計12人のはずが13人いて、13人目のゼロバンが死んでいるようだという事で、この12人の中に殺人犯がいるかもしれないということで謎解きが始まりつつ、謎解きよりも早く自殺したいという者やら、空気が読めずに混乱させるものやら、いろいろ。

全員高校生なのに高校生どころか10代に見えない者が多いのは、ほとんどの役者が10代ではないから仕方ないということで気にしないことにしましょう。

でも、高校生の割には言動が大人っぽい者が多いのは、少し興ざめでした。
死の病の人や死が身近だった人が大人っぽいのは分かりますが、そうでない人も多いのに。
(これがアニメであれば、見かけが10代に見えなくても、言動が10代に思えなくても、フィクション性が高いことがすんなりと入ってくるので、そういうものだとすんなりと思えます。
見かけが小学生でも、数百歳だったり、中身はおじさんだったり、見かけが女子でも中身はおじさんだったり、見かけが大人の男でも中身は女子だったり、という見かけのギャップや、言動のギャップも含めてアニメは楽しむものなので。)

そんなことで死を選ぶのかよ、という者もいましたが、その人にとってはそれだけのことであるということです。


とはいえ、そもそも、自殺するなら1人ですればいいのにわざわざ集まって集団安楽死をしようと思うところからして、生きたい、という気持ちが結構あるということです。
サトシはそれが分かっているのでしょう、これが3度目で、3度とも話し合ったら中止になったのだとアンリに言っていました
(決行となったらサトシは一緒に死ぬつもりとアンリに言っていましたが、死にとりつかれていると言っていることも含めて、それは本当でしょう。)。

(念のためですが、1人で死ぬ者に生きたいという気持ちが弱いとは限りません。人それぞれです。
ではそういう者を救えるのかと言うと、これは別問題です。1度とめても再度行うことでしょう。ずっと見守ることは出来ませんし、原因を取り除いたり弱めたり、本人を強くしたりができるとは限りません。
それはそこそこ勉強するだけでも知識として分かることですし、知人にそういう者がいても分かることです。)


○ラスト、これが初めてではないと見抜いたアンリは、次があれば参加し、次こそ集団安楽死を成功させると、中止に期待するサトシに言いました。
もはやサトシとアンリのゲームになってしまうので、続編があっても別の作品になります。

【shin】

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