【ネタバレ】
◎「グッバイ、ドン・グリーズ!」
「さあ、宝物を見つけにいこう。」
総合評価は、上中下で下くらい。
2022年2月18日(金)公開、監督と脚本は いしづかあつこ、95分。
2022年2月18日(金)公開、監督と脚本は いしづかあつこ、95分。
ロウマ(鴨川朗真)(cv花江夏樹)、トト(御手洗北斗)(cv梶裕貴)、ドロップ(佐久間雫)(cv村瀬歩)のほか、チボリ(浦安千穂里)(cv花澤香菜)、鴨川太朗(cv田村淳)、鴨川真子(cv指原莉乃)など。
○映画館などで見た宣伝が、同じいしづか監督と同じスタッフが制作した「宇宙(そら)よりも遠い場所」(2018年冬のTVアニメ)のメインキャラ4人(cv花澤香菜さんのキャラも。)がお勧めするというものでした。
私は監督や制作会社が誰かというのはあまり気にしないのですが、そういう宣伝だということは他にウリがないのかなと思ったりもします。あるいは一般向けに宣伝したいときにそういう宣伝が行われる場合が多い気がします。
「宇宙よりも遠い場所」は、名作と言ってもいいくらいの良いアニメでしたし、一般向けにも通用しそうな感はありますが、一般向けとしてヒットしたわけではないのではと思うので、その宣伝が一般向けに有効とは思えませんでしたが、むしろ逆に、「宇宙よりも遠い場所」を好きないわゆるオタク向けの宣伝だったんだよ、と思うことにしています。
○花火大会の日に山火事が起きて、SNSで同級生に山火事の犯人扱いされ、怖くなって、自分達で飛ばしたドローンにやっていないという証拠映像が映っているかもと思って行方不明のドローン探しに3人で行き、道中でのアレコレ。
同級生から仲間はずれにされているので、聞きに行けないですし、過剰に反応するというのは、フィクションですからアリでしょう。
○勢いよくこのまま進めるのかと思ったら道路が湖のように大きく冠水していて、それが山火事の鎮火を早めた大雨のせいだとしたらそこまでの大雨には見えませんでしたし、謎。
道路が通行止めになっていましたからそこまでの大雨なら湖ができたと親の間で話題になっていたとも思えますが、最後の方で東京では山火事自体がニュースにもなっていないみたいな話があったので、冠水については地元でもニュースとして報道されなかったか遅れて報道されたという設定なのでしょう。
道路が通行止めになっていましたからそこまでの大雨なら湖ができたと親の間で話題になっていたとも思えますが、最後の方で東京では山火事自体がニュースにもなっていないみたいな話があったので、冠水については地元でもニュースとして報道されなかったか遅れて報道されたという設定なのでしょう。
GPSでドローンの位置を割り出してここまでやって来て、この先に行けないと3人は悔しがっていましたが、横道に入って行ったら簡単にドローンを発見するという、謎。じゃあGPSは何だったんだよ、という謎。
○アイスランドのあれだけの大きな滝が地元で知られていないわけはないですし、そこまでの道は人が通っているとしか思えないくらいの道です。本作はスマホを使いこなしているネット社会ですから、検索すればこの滝は出てくるでしょう。検索したのならともかく、そうでないなら、あれだけ大雑把な地図でたどり着けたのは、謎。
そこに電話ボックスがあったのも、謎、ですが、本作に必須の要素ですからそこだけは見逃しましょう。
検索していないわけはないですから、そこに電話ボックスのことが書いていないはずもありませんから、謎。電話ボックスは3人だけに見えたファンタジーということでしょうか?。
○コメディ部分が笑えるかというと、好みの問題でしょう。
爽快感があるわけでもありません。
爽快感があるわけでもありません。
本作の3人のうちロウマとトトは、過去回想を挟みつつ、自らの課題に気付きつつ、一応は成長していますが、それはそれでいいでしょう。
○名作と言ってもいい実写映画の「スタンド・バイ・ミー」(1986年にアメリカ公開。監督はロブ・ライナー、原作はスティーヴン・キング)を見たことがある人なら、本作の物足りなさはガッカリレベルとも言えますし、「スタンドバイミー」の良さを再確認できるとも言えます。「スタンド・バイ・ミー」を見たことがなければ、もう少し本作を楽しめるかもしれません。
いずれにせよ、「スタンド・バイ・ミー」を見ましょう。
【shin】