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5月はマドンナ(聖母マリア)を祝う聖なる月
これが世俗化したのが今日、母の日
我が子イエスを抱く姿だけではない。
信仰者を救い、
苦悩を癒やし、
涙を流して
人々の悲しみを昇華させ、
彼女は永遠の母となった。
14世紀のヨーロッパはペストに何度も襲われて、
全人口の三割の命が奪われた。
生後間もない我が子に母乳を含ませ、
みづくろいをする妻を、画家のモーリス・ドニが幸福感いっぱいに描いたのは19世紀末から20世紀になっていた。
お母さんに感謝しましょう。
歴史の流れを知ることも大事です。
日経日曜日
美の美
マドンナの系譜
ヨース・ファン・クレー「聖家族」1512年頃メトロポリタン美術館蔵
ディルク・バウツ派「悲しみの聖母」1470年頃ロンドン、ナショナルギャラリー蔵