日経新聞12月5日水曜日夕刊
小説
ファミレス
重松清さん
(252)
ニッポンのオヤジの大半はその思想の信奉者l
何かが増えることで幸せを実感する
幸せに生きるっていうのは、何かを増やすことだとだと考える
自宅の部屋数
預金通帳の残高
部下の数
年収
マイカーの排気量
もちろん家族も同じ
独身の男ヤモメから始まって
新婚時代があって
初めての子供ができて
二人目も生まれて
さあ大変だ、お父さんは家族のためにがんばるぞ
しかし何でも
キリなく増やすことは出来ない。
その見極めが、ある一定の年齢になるとわかる。
日経新聞の小説は、渡辺淳一さんの小説以来あまり読むことはなかった。
ふと夕刊の文章の説明を自分も理解したのです。