それが、命保持とか健康の為とか、
そういう前向きな理由だけでなく、
体に悪いと分かっていても食べたいものもある。
お酒や煙草もその類(たぐい)で、
体に悪いと知りながら食べたり飲んだりするのは、
悪い女や悪い男に現(うつつ)を抜かすことに似ているのかも。
また、人はどんなに老いても、
食べて美味しいと思えたら、
生きていることを嬉しく思えるのではないかしら。
日経新聞
12月15日夕刊
4ページ
プロムナード
俳人
池田澄子さん
母の手
一部を載せました。池田澄子さんの言いたいことを、外しています。