塩川昇 Performance Report

塩川昇 ライブのセットリストとオーディエンスからの感想

10.28 高円寺ALONE

2006-10-30 01:03:34 | Weblog
-出演-
長嶋よしのりさん
柴田達朗さん
春(三角堂)さん
塩川昇


普段は長野県のJAMで活躍中の長嶋さん。
今宵は東京で初のライブ、ということで。

<セットリスト>
僕を探している
PEACE

少しハスキーな声の高音が美しい長嶋さん。
本人は緊張していたそうですが
そんなことはまるで感じさせないパワフルな演奏!

少しギターにトラブルはあったけれど
それを上回る、素敵な演奏でした。

「また東京でやりますよ!」と。
そのときはまた観にいきますよ!








春さんのライブを観るのは
昨年のひつじ座以来。

1曲目から
「やっぱり別格・・!」と思わずにいられない
演奏。
観ていると、楽に弾いているように見えるのです
でも。
分厚いのです。
それでいて楽しげなのです。
だから聴いているほうも楽しいのです。

長嶋さんとは少し違う感じですがやはり
ハイトーンがハスキーで
伸びやかで。
イイですよー。 

どうしたらあんな大人になれるのでしょう。
僕は将来あんな大人になれるでしょうか。







柴田さんを初めて見たのは15年位前。四谷コタンでした。
座りで歌って。
曲以外は無口で寡黙な感じで。
ブルースで。
東京に来たばかりの僕には、ちょっと怖かった(m(__)m)ような記憶があります。

そんな15年前のイメージと比べること自体ナンセンスですが
今回は
ポエトリーリーディングともいえる、
演劇ともいえる、登場からスタート。
また途中、アコースティックですがワウかフランジャーかと思われるサウンドを取り込んだ
曲もあり、
色々な角度から表現が客席に飛んでくるステージでした。


名曲「好きで」を聴けたのは最高です。













≪セットリスト≫
週末
休息の雨
ハヤブサ
スケアクロウ
トビラヲアケロ
黒猫(カバー)
It's All Right
~アンコール~
雨が街を洗う日に





この日僕は、わりと前の方の席にいましたが
時折、お客さんの話し声が聞こえました。
いつもよりも大きく。多く。
それはステージの のぼについて
すげえ、とか
おお、とかいうものでしたね。
観客動員が多く、
その人たちが盛り上がっていると
自然と空気も違ってきます。


休息の雨、ハヤブサといった、ミドルテンポで明るい曲の
早すぎず遅すぎずのノリが絶妙でした。
この時点で、今日はかなりノッているな、という印象を感じました。

こないだ
「最近、MCを少なくしてるな・・・」と思ったのもつかの間。
この夜の のぼは、実に語りました。
気取ることも忘れて。
楽しげに
嬉しそうに。
後で聞いたら、本当に「嬉しかった」と。でも・・。

トビラヲアケロ、では、某隣国の兵器の名も織り交ぜつつ、
「まずは知ること」を完全にキレた目で訴えるのぼ。
最後はピックもあらぬ方向に弾き飛ばされ、膝をつき、力尽き、
照明と共に暗い海の中に沈んでいくようなフェイドアウト。

地元の先輩が昔歌っていて、今でも大好きだという
「黒猫」という曲も披露。
人の曲をライブで歌うのは結構珍しいことです。

It's All Rightではステージを飛び出し、至近距離でギターを鳴らし、
譜面台を蹴り上げ
もう少しでマイクスタンドを折るのではと思うような
パフォーマンス!

のぼの脳からアドレナリンが出ているのがわかるようなライブでした。
クールできどったのぼが好きだという人には賛否両論とは思うけど
この日、
彼のハイテンションと
お客さんの笑顔は
共鳴していたんだと思います。


























文と写真:塩川昇公式サイト管理人。