遅ればせながらドラマの「火垂るの墓」を見まして、
途中まではすごい感動してて、きのう書いた個人的なランキングの1位だったかも知れない、
と思ってたんですが、節子と清太が死んだ後ですが、ラストに行くにつれて失速しまして、
なんだかよくわからない気持ち悪さだけが残ってしまいました。
理由はわからなかったのですが、よくよく考えてみると、
最後の所の久子(松嶋菜々子)の態度じゃないかと思いまして、
ビデオを見直してみると、久子は涙ひとつ流さず、
「あたしたちが死なせたのよ」と言って泣いてる娘(井上真央)を平手打ちして、
「戦争はまだ終わってないのよ。死んだら負け。死んだら終わりなのよ」
と諭すんですね。
・・・そりゃないやろ!!
と思いました。
久子が二人に冷たく当たって追い出したことはわかります。
今回は久子の目線で描かれてたから、久子の気持ちはよくわかりました。
けど二人死んでるのに、涙の一滴ぐらい流してくれよ!!
と思った。
んでそのあとビデオの最初の方を見てみると、二人が死んだことがわかった場面で、
久子がドロップの缶を手に取り、蛍を見て、目を潤ませてる場面があるんですね。
・・・それ、最後に持ってきてくれよ・・・・・。
すっかり忘れてますから! そんな場面。