里山・燦のものがたり

瀬戸内海の里山で生息する里山犬・燦(ダルメシアン)の活動
ものがたりです

「藻からオイル」の講演会

2012年11月11日 | 
前々から気になっていた「藻からオイルで産油国に」のその後の状況です。
ネットで色々検索していましたら、
ちょうど当県の丸亀市で提唱者ご本人である渡邊信さんの講演会があることを知り、
早速出かけて行きました。

こちらからだと高速を使って約1時間弱でいけました。
丸亀城のお堀の北側の道路沿いに無料の駐車場がありましたのでそこに駐車して、
開演までには少し時間が有ったので城内を少し散策し、
ちょうど菊花展が開催されていましたのでそれもしばし鑑賞しました。
お城の周辺はすっかりと紅葉し秋真っ盛りといった感じでした。

昼食をとる為飲食店のあるさらに北側まで歩いて行き国道11号線沿いのうどん屋さんで野菜天ぷらを食べました。

食べ終えて入り口へ向おうとしたら、
ちょうど入って来られたお客さんが目にとまりました。
旅行カバンを二つ位持って如何にも旅行者風にみえました。
何処に座ろかと探しているところ、顔を良く見ますと何処か見覚えのある感じでした。
そして直ぐにピーンと来ました。
なんと今日の講演会の主役である渡邊信さんその人だったのです。

やっぱり折角来たのだから讃岐うどんは食べますよね。
美味しい讃岐うどんを腹いっぱい食べてこれから良いお話をしてくれると思いました。

講演場所は、お堀の直ぐ北側にある丸亀市生涯学習センターというところです。

講演を聴きに来られた人はそんなに多くの人では在りませんでしたが、
渡邊さんは始終にこやかで温厚な感じが伝わってきました。
約1時間30分の講演でしたが大学の教授らしく最初から丁寧に説明をされていました。

やはり気になるのが政府の動きです。
他の国は「藻からオイル」に関する事は国家プロジェクトとしてしっかり捉え産官学が一団となって取り組んでいるということです。
少数の優秀なあまり文句の言わない民間で支えられている日本国ですが、
それでは中国等他の国に乗っ取られてしまいかねないですね。

最後の質疑応答では少ない人数のわりにはかなりの人が手を上げて質問をしていました。
教授レベルの高等な質問をする人も居ましたが、
さすがと思われたのは、高松高専の学生がした質問内容がご当地らしいと思われ微笑ましかったです。

学生:讃岐うどんを作るときに出る廃液は藻の栄養源として使えますか?
教授:ほほう、讃岐うどんですか、うどんは試した事がありませんが豆腐では有るので多分大丈夫でしょう。

これにて本日の講演会は無事終わりました。
有意義な講演会をありがとう御座いました。

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4 コメント

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オーランチ・・・・・・ (ぶちょうほう)
2012-11-11 13:08:41
燦様 こんにちは
あの「たかじんの・・・・言って委員会」で勝谷氏が取り上げていたあれですね。
その後の委員会ではオーランチキチキとか言って冷やかし半分で取り上げられていましたが、この夢のような研究が立派に成果を出して、一刻も早く実用化して欲しいですね。

石油の元は藻類であると言うことですが、オーランチオキトリウムを良くぞ見つけたものですね。
実用化にこぎつければ日本は産油国になりうるという話でしたが、もしもそうなると中東産油国はどうなるのでしょうね。
世界経済の仕組みそのものが変わるでしょうし、血なまぐさいアラブの情勢も一変するかもしれませんね。

これを一刻も早く国家プロジェクトに格上げして欲しいものですね。

ご本人とうどん屋さんで遇われて、話しかけなかったのですか。
燦様が何か面白い話もついでにして差し上げたら良いお土産になったような気もします。
返信する
燦さん、こんばんは (polo181)
2012-11-11 21:58:41
藻からオイルですか。そういえば、少し前に新聞で読んだことがあります。そもそもオイルはもともと何の死骸でしたっけ。藻?
日本は四方を海で囲まれているから、有利ですね。ここのところ、シェールオイルとかハイドレートなんとかなんとかとか
石油が埋蔵されているという話が多い。日本で使用しているエネルギーのほぼ100%が輸入に頼っているから
そこから脱却しなければなりません。私個人の考えでは、
オイルを燃やせば当然温室効果ガスが排出されます。
だから、思い切って、国立公園内の地熱を利用できるよう、法改正をするべきだと思います。膨大な量の発電が
可能になります。いずれにしても、原発はこりごりです。
返信する
ぶちょうほう さんへ ()
2012-11-12 16:56:26
オーランチオキトリウム正しくよく見つけたものです。
そこまで行くのにも相当な努力が有ったものと思われます。
オーランチオキトリウムはギリシャ語で「黄金色の壺」という意味だそうです。
よくぞつけたネーミングですね。
黄金色した小さな丸い粒の中に純粋で上等な石油がかなりの割合で入っているということです。
またその増殖率は群を抜いています。

これを国家プロジェクトとして推し進めていく必要がありますね。もたもたしているとトンビにアブラゲ状態になりかねませんね。
早くしないと今の石油ももう後が無いですからね。
石油戦争なんてえのはゴメンですね。

オーランチは平平凡犬ですから大したネタは持っておりませんのでお顔を拝まして貰えただけでも有り難かったです。
返信する
polo181 さんへ ()
2012-11-12 17:17:01
今の世界が有るのは藻のお陰だといわれていますね。

地球に埋設された資源である石油やガスを採掘したものを燃やすと昔のCO2が排出されて地球温暖化が進んでしまいます。
その点、現在の藻から抽出した石油を燃やしてもCO2はプラマイゼロつまりカーボンニュートラルという概念になります。従ってその点でも環境に対して満足できるものなのです。

日本は原発アリキで来ていますから、その他の有望な資源や技術には見向きもして来なかったですね。
今こそ脱原発でそちらの方へ舵を取るべきではないでしょうか。
政府は自分のことだけじゃなくって国が儲けることを考えて欲しいですね。
正に、エネルギー革命で産業革命を起こし豊かな日本を形作る青写真を今すぐ描いて欲しいものですね。
こんな事を言ってるようじゃ遅いんですけどね。
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