ツチグリ

風はまだまだ冷たいですが久々に明るい陽射しが戻ってきたのでクサッパラガーデンへ行ってみました。

白梅はもう６～７分咲きでしょうか、横を通ればぷ～んと梅の香がします。
メジロが何羽もやってきて盛んに花の中に頭を突っ込んでは別の花へとわたり飛んでいきます。

ケヤキ並木はいかにも寒そうですが、北からの風を少しは和らげてくれます。
もう数ヶ月すると緑の葉っぱがここをいっぱいに覆い、さらにいい風を通してくれます。
もちろんシジュウカラとかの飛び交う場所にもなっております。


クサッパラガーデンの下の段へ降りていく坂道の道端で見かけない物体を見つけました。
何かの木の実が落ちた様にも見えますし、
何でしょうと顔を地面に近づけて観察しました。
里山観察員としては、これを記録に残さねばと急いでデジカメを取りに家へ帰りました。
バカチョンですからあまり上手く接写は撮れませんが、とにかく記録しておきます。

この場所では３個見つけました。
一応これでも里山のフォレスター会員ですから、
この特徴のある物は、きのこの一種で「ツチグリ」であろうと推察しました。

帰ってきて「きのこポケット図鑑」で調べてみますと、
「扁球形、径2.5～3cm、半ば地中に埋もれる。
　外皮は厚い革質で、成熟すると6～13個の星形にさけ、
　中から淡灰褐色の薄皮に包まれた球状の袋をあらわす。
　頂端が小さく開孔し、胞子を放出。
　美味。
　発生場所：山道や林道の路傍に発生
　料理：揚げる、煮る」
間違いなくツチグリです。
食用で美味と有りますから食べられるんですね。
ドクツチグリとかニセツチグリとかツチグリモドキとか言う名のきのこは無いみたいなので、
これは間違いないと思いますが念のため観賞用として置きましょう。

でも、
揚げたり、煮たりするとどんな味なんでしょうか？
美味と書いてある所が気にかかります。
今が食べ頃だったりして・・・・
誰か食べた人の感想を聞いてみたい気がします。

これで里山で食べられる物が一つ増えた訳ですね。
なんだかトリュフを見つけた様でリッチな気分になりました。