もこみち

二日続きの雨に叩かれてか、別の溜池の「がまの穂」がモコモコ状態になっていました。
今までは遠くから見て、何か白いものが有るな位であまり気にせず、
その正体を見つけてやろうともしませんでした。


先日、モコモコの元の写真を撮ったので、
あの時思った疑問がどうだったか知りたくなって、今回は溜池の水辺近くまで降りてみました。
やってるやってる、あちらでもこちらでも、
もこもこ、もこもこ、もこもこ、もこもこ。


ほぼ全部の穂が、上の方から風下側へ裂けて垂れてるように綿毛が出ていました。
やはり、風とか雨の力が作用して中からの力と相まって噴出してきたのでしょうか。
試しに、その豊満な肉体の一部を指先でちょこっとツネッてやると、
すぐさまモコモコと出てきました。
まだまだ、モコモコエネルギーが体内に残っていたんですね。

それから、モコモコの綿毛は風に吹かれるまま、
次から次へふわふわと溜池の水面へと落ちていきました。


水面に落ちた綿毛は風の流れにまかせて、遙か彼方のまだ見ぬ水辺を目指して旅立ったのでした。
これが世に言う、モコモコの道、もこ道っちゅうこっちゃな。
新しい水辺で、新しいモコモコを噴出すことが果たして出来るでしょうか。
まだまだ前途多難な、モコモコの人生がきっと待っていることでしょう。
でもそれにも負けずに頑張って、きっと、きっと、モコモコ白よなぁ～。


オイラは、白黒だぁ～。
体重３０ｋｇだから、そりゃモコモコして悪かったなぁ～。
でもそのお陰で、豊満な肉体を覆ってる白黒毛皮が十分にオイラの襟首をガードしてくれて、
ヌクヌクで気持ちいいったらありゃしない。


さらに気持ちよくしようと思ったら、
さらにさらに深く潜行すれば完璧です。（完璧とは・・どこかのブログで言ってたな）

程好い湿り気と、温かで芳しい匂い。
天にも昇る気分とはこういう状態を言うのであろうぞかし。

寒さはまだ続きそうです。
モコモコ状態もまだまだ続きそうですね。